平成29年度発掘調査速報 Vol.1 梨子山遺跡-縄文時代晩期と平安時代の村-

2017年8月30日

北上市立埋蔵文化財センターでは、平成29年6月6~30日まで

梨子山遺跡(上野町1丁目)にて、発掘調査を行いました。

上野町では今まで本格的な発掘調査が行われたことは無く、

今回の梨子山遺跡の調査が初めてです。

 

今回の調査では、平安時代(9世紀後半)の竪穴住居跡2棟、

縄文時代晩期(2,500年前)の炉跡が見つかりました。

梨子山遺跡では、過去に試掘調査により平安時代の竪穴住居が4棟見つかっており、

今回の調査とあわせれば、周辺に多数の竪穴住居が存在する可能性があります。

 

また、文時代晩期の炉跡は、もともとは竪穴住居の床に作られたもので、

当時このあたりに村があったことが初めて分かりました。

市内には九年橋遺跡(九年橋)、牡丹畑遺跡(里分)、大橋遺跡(横川目)など

縄文時代晩期の大きな村が複数あったこと、それ以外に小規模な村が

各地にあったことが分かっており、ここもそうした村のひとつだったと考えられます。

 

 

梨子山全景(北から).JPG

 調査区全景写真(人のいる所が平安時代の竪穴住居跡)

 

SI003住居跡(北東から).JPG

縄文時代晩期の炉跡(石を円形に並べているのが炉跡)

 

お問い合わせ

文化財課
電話:0197-65-0098

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