定例記者会見・平成23年7月
平成23年7月5日(火曜日) の定例記者会見
とき:午前11時~11時55分
ところ:市役所本庁舎2階庁議室
1 第50回北上みちのく芸能まつりについて(説明:商業観光課)
2 北上夜曲歌唱コンクールファイナルの開催について(説明:商業観光課)
3 沿岸地域被災者支援プロジェクトチームの業務状況について(説明:同チーム班長)
市長から
まずは、みちのく芸能まつりについて、震災の影響で若干日程が変更になりますが、しっかり盛り上げていきたいと思います。
2件目は、北上夜曲歌唱コンクールはファイナルとなりますが、今後どのような形にしていくかは現在検討されています。
3件目は、沿岸地域被災者支援について、避難者が入れ替わっているということですし、求められる形も変わってきているということでご報告します。
第50回北上みちのく芸能まつりについて(説明:商業観光課観光物産係長)
8月6日から3日間の開催です。内容は護摩法要、芸能講演、みこしパレード、市民パレード、トロッコ、花火となります。今年は震災の影響があり、6日と7日の大通りまつり広場は1時間半ほど短縮となります。8月8日のトロッコ流しと花火の夕べは例年通りです。
参加する芸能団体は、現在の段階で県外10、県内33、市内67、育成団体20、子どもみこし25団体、市民パレードは現在募集中です。
有料公演はさくらホールの鬼剣舞全演目公演(6日)、民俗芸能公演(7日)があり、チケットはプレイガイドで販売中です。花火の升席は当日発売です。
今年のテーマは「がんばろう!岩手 東北の魂、集う」。50周年を記念して、新たにパル公演の実施、新しいポスターの制作、きたかみキャンペーンレディーコンテストの実施、芸能パレードを行わず公演時間にあてる、という企画をしています。
被災地支援として、沿岸の芸能団体を招致、公演会場での募金活動、避難者を花火大会へ招待する予定です。
チラシ・ポスターの貼りだしも順次市内中心に始めています。詳細のプログラムは第4週の広報発行日に配布予定です。ポスターの展示や園児のおに丸くんのぬり絵の展示もして50周年を盛り上げていきます。
花火大会については、テーマに市民憲章「鬼すむ誇り ここは 北上」を用いています。今年は株式会社小学館集英社プロダクションにより、東日本大震災の追悼 と復興を祈願してポケモン花火が打ち上げられることになりました。プライベート花火は、今年も4コース(7号玉、8号玉、7・8号3発、スターマイン)を 現在募集中です。
企業への協賛要請は1600社ほどお願いしていますし、市民の皆さんへも広報と共に折り込みをして呼びかけます。
北上夜曲歌唱コンクールファイナルの開催について(説明:商業観光課観光物産係)
コンクールとしての開催は今回が最後となります。北上夜曲が広く全国に愛唱され、後世に歌い継がれていくことを願うとともに、詞と曲のイメージにふさわしい「詩情のまち・北上」を全国にPRすることを目的として開催します。期日は予選決勝共に10月1日(土曜日)、場所はさくらホールです。参加募集は ソロの部とコーラスの部で、申込締め切りは9月5日(月曜日)です。表彰は2部門とも最優秀賞・優秀賞を授与します。
コンクールとしての形は最後となりますが、今後の形は実行委員会で中身をつめていきます。
沿岸地域被災者支援プロジェクトチームの業務状況について(説明:プロジェクトチーム班長)
6月30日現在の市内の被災者等状況は、死亡者3人、負傷者23人、り災証明書発行件数は930件。避難者数は252 世帯519人。最近では一時避難所から沿岸に戻ったりアパートに移ったりと減少してきており、民間アパート応急住宅への入居者数が増えてきています。地域 ごとに見ると、大槌町や釜石市からの避難者が多くなっています。義援金の受け入れ状況は、個人法人あわせて442件、7,349万7,179円です。
支援活動状況について、6月は、市内の避難所に血圧計を設置、北上ものづくりネットワークフォーラムから工作機械を釜石へ寄贈、岩手東芝から寄贈された扇風機を避難所や雇用促進住宅に配布、避難所に夏物衣料の給付、日赤からの生活家電の配布などを行いました。
市の独自支援策については、北上市見舞金の交付、雇用促進住宅網戸の支給、避難者向け夏物用品購入費の支給、被災者を芸能まつりに招待、沿岸被災地高校生をインターハイ陸上競技に招待、市内7か所での放射線量の測定を行います。
国・県の支援策等では、地方税の軽減措置、介護保険料減免、国民年金保険料免除、り災証明書・被災証明書の発行、災害弔慰金当の支給・災害援護資金の貸付、義援金の交付、被災者生活再建支援金、住宅の応急処理があります。
その他実施検討している事項として、県やいわて連携復興センターと協働し、沿岸地域自治体に設置している仮設住宅生活・運営支援を行う事業と、新しい公共づくりのためのモデル事業を活用した事業があります。
インターハイ招待事業については、沿岸高校生をインターハイ陸上競技大会に招待し、1泊2日で2日間競技を観戦してもらいます。対象校は10校を予定。陸上部員の1、2年生およそ170人を招待します。参加料は無料です。
質疑などその他
第50回北上みちのく芸能まつりについて
/大通り会場の時間を1時間早める理由は?
→発電機が沿岸に集中し、確保できない状態というのが一つ。節電もあります。早めにまつりが終わることで人がまちなかに流れ、にぎわいにつながればということからです。
/大通り会場の公演時間が圧縮されるのか?
→市内各会場で30分ほど短くなる場所があります。
/昨年のようにまちなか鬼剣舞はあるのか?
→今年も検討しており、出演団体と調整中。今月下旬から開催したいと考えています。
/花火は何発、トロッコの数は?
→例年通り1万発と1万個のトロッコ。例年並みの規模です。
/午後7時半のかがり火では、まだ明るくないか?
→これから暗くなる時間が早まるので、大丈夫です。
/震災がらみのニュアンスは出さなかったのか?
→被災者に対する鎮魂などトロッコ流しや鬼剣舞に含まれています。
/被災地からの招待者数は?
→花火大会への招待として200人を予定しています。
北上夜曲歌唱コンクール全国大会ファイナルについて
/コンクール形式が最後となる理由は?
→一定の成果が出たのではということと、コンクールだと正調のため、自由に歌いたいという声もあり、自由に表現できる形も良いのではないかということからです。
/来年はどのようなイベントになるか?
→これから検討。例えば歌声喫茶など、北上夜曲は残していきたいと考えています。
沿岸地域被災者支援プロジェクトチームについて
/被災証明書の発行数について市長の考えは?
→予想としては3万件ですが、まだ落ち着かないのでは。あまり望ましいとは思っていないがやむを得ないでしょう。
その他
/芸能まつり、インターハイと、北上への来場者数が増えるが、企画はあるか?
→北上は陸上が主ですが、もう少し盛り上げたいのでご協力をいただきたい。
/平泉文化の登録遺産を組み合わせた売り込みについては?
→みちのく民俗村まつりや秋に開催する展勝地開園90周年は関連があるのでPRしたいですし、西和賀・横手と一緒になって平泉に来られたお客さんを呼び込みたいと考えています。
/市役所の節電対策について
→本庁舎のエアコンが壊れている為、使えない状況です。耐震調査もやっていて、結果が出るのは年内までかかるようです。江釣子・和賀庁舎も節電に取り組んでいます。
/放射能の検査で高い数値は出たことはあるか?
→今はまだありません。秋に性能の高い機器を導入します。小さいお子さんを持つ保護者からも問い合わせがあります。
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更新日:2019年02月28日