臨時記者会見・平成25年2月

平成25年2月26日(火曜日)の臨時記者会見

とき:午後1時~1時30分

ところ:市役所本庁舎2階庁議室

1 平成25年度予算(案)の概要について(説明:財務部財政課)

 

市長から

 ご苦労さまです。市議会に提案させていただく来年度の予算案を発表したいと思います。特徴は、同時期に提案させていただく補正予算と合わせて一般会計では364億6,800万円、平成24年度当初と比べると23億5,200万円の増で、国の緊急雇用、緊急経済対策と合わせた大型の予算になっています。その中での特徴としては、今年度から未来創造会議の評価や内部の評価などを合わせてこの一年間の施策、アンケート調査も行い、それらを踏まえた総合計画の6分野の中で、施策の優先順位を定めて作ったと考えていただきたいと思います。特に市民の皆さんが重点的にというものが防災、エネルギー、産業ということでありましたので、それを名付けて「地域の元気づくり予算」とさせていただきました。今、北上市を持続的に発展させるための形、あじさい都市と名前を付けて進めているわけですけども、北上市を構成する16のそれぞれの地域があじさい都市を形成するための産業基盤を作っていく年になると考えての予算立てということになります。それぞれの分野の重点項目については重点事業という形で載せています。合わせて補正予算で対応する部分として、3月補正の緊急経済対策事業、本庁舎耐震化事業、3年後の国体に向けての北上総合運動公園体育施設整備事業、橋梁など緊急に長寿命化対策を前倒しで実施しますので、そういったものを載せさせていただきました。

 

 平成25年度予算(案)の概要について(説明:財務部財政課)

 一般会計の予算総額は344億2,000万円です。前年度比較で3億400万円、0.9%の増となっています。切れ目のない財政出動を目指す国の緊急経済対策により15カ月予算で24年度の大型補正を編成しています。当初予算編成に建設事業の大きな部分が前年度の編成予算に20億円ほど盛り込まれています。今回の場合、前年とほぼ同じ微増の予算立てになっています。平成24年度補正予算に前倒しした緊急経済対策事業はおよそ20億円であり、一般会計との25年度当初予算額との合計では364億6,800万円、24年度当初予算と比較すると23億5,200万円、6.9%の増となります。

 続いて特別会計ですが、特別会計の予算総額が192億1,621万円で、前年度と比較をしますと22億6,694万円、13.4%増となっています。

国民健康保険特別会計では、高齢化の進展や医療の高度化に伴って療養給付費の増などで前年度比では4億4,099万円の増、後期高齢者医療特別会計では広域連合負担金の増により3,096万円の増、介護保険特別会計保険事業勘定では地域密着型介護サービス給付費の増大などで4億7,906万円の増です。また、工業団地事業では後藤野工業団地造成により起業費が大きくなったことから前年度比では2億9,425万円の増、農業集落排水事業では過年度発行企業債の償還が大きくなっており2,443万円の増、宅地造成事業でもさくら通り宅地分譲事業の追加などにより2,076万円の増となっています。

電気事業特別会計は、今回新設をしたものです。これはメガソーラーの建設費が主な事業費で9億9,500万円となっており、10億506万円の皆増となっています。

一般会計と特別会計を合わせた予算総額は536億3,622万円となり、前年度比較では25億7,094万円、5.0%の増となっています。

続いて予算の特徴について2点ほどご報告します。まず歳入ですが、市税では、市民税は税制改正に伴う法人税の税率改正により法人税の減収が見込まれていますし、固定資産税は地価の下落傾向や震災、景気低迷の影響により設備投資の抑制が続いており、税率改正による増収分を織り込んでも前年度比で減収が見込まれています。市税全体としては前年度比で1億円ほどの減収を見込んでいるところです。また、地方交付税については、地方交付税総額が前年度比で微減となっています。これを受けて地方交付税の振替措置である財政対策債でも前年度比で約2億円の減少を見込んでいます。

続いて歳出ですが、義務的経費については、人件費は職員人件費削減期間が終了しましたので若干の増が見込まれております。また、扶助費では、生活保護費、障がい者福祉費などで引き続き社会保障費用が非常に増えています。公債費については、対前年度比では減となったものの、やはり義務的経費全体で見ると高い水準を維持しており、前年度比では多少減となりましたが160億円に近い規模というのを維持しています。

投資的経費については、橋梁の老朽化に伴う長寿命化対策や平成28年度に予定されている国体開催に向けた総合運動公園の改修、再生可能エネルギー推進に伴う普及啓発関連事業、地域防災拠点整備など投資的事業が多くあり、前年度と比較をしますと投資事業がおよそ8億円となっているのが特徴的なところです。

「防災・エネルギー・産業~地域の元気づくり予算~」というのが平成 25年度予算のキャッチフレーズです。6項目の政策推進の重点分野と各々の施策の重点事業を掲げています。特徴的なことは、防災については「誰もが快適に暮らし続けられるまちづくり」という施策の中の九年橋と珊瑚橋の橋梁長寿命化修繕事業、情報格差の解消という施策の中のコミュニティFM局設備整備事業は、災害など緊急時に市内全域をカバーする新たな情報発信拠点の整備ということでFM局を開設するという事業です。今年度については放送調査業務、設備設計業務を予定しており新規の事業です。防災関係では、「美しい環境と心を守り育てるまちづくり」という施策の中の総合的な防災対策の推進ということで防災備蓄品整備事業、防災訓練事業を挙げています。防災訓練事業は新規事業です。

続いてエネルギーですが、「美しい環境と心を守り育てるまちづくり」 の施策の中にある地球温暖化対策の推進ということで3つの新規事業になります。ソーラーパーク整備運営事業は、北上陸上競技場に太陽光パネルを設置して運動競技場の電力を太陽光パネルで賄うという事業です。防災拠点強化運営事業については、スマートコミュニティ導入促進事業の認定を受けたことに伴い、交流センターにEV、EV専用の外部供給装置を設置する事業です。メガソーラー建設事業は電気事業特別会計ですが、メガソーラーの発電所を建設するものです。

産業ですが、「ひと・技・資源を組合せ活気うまれるまちづくり」がこの産業に当たります。新規事業を3点ほど紹介します。地域資源を生かした観光の振興ということで、観光資源商品化支援事業、これは緊急雇用対策事業です。内容は、市内観光資源の活用や商品化を支援するものになっています。ニューツーリズム情報発信事業、これも緊急雇用対策事業で迅速な観光情報を発信、パンフレットなどの作成、借地型観光企画などを計画する事業となっています。また、次世代につながる産業間連携の促進ということで、産業ビジョン策定事業です。現在、農業ビジョン、商業ビジョン、観光ビジョン、工業ビジョンと各分野でビジョンを策定していますが、産業間連携から各種のビジョンを取りまとめて、市産業全体の振興を図るため北上市産業ビジョンを策定するものです。

今回、25年度予算編成により新たに立ち上げた新規事業は46件で、5億2,144万円となっています。

 

質疑などその他

/市民一人当たりの市債残高見込みいくらか?
→25年度は45万6,000円となっています。

/一般会計の当初予算総額は、北上市では過去最大の予算か?
→規模としては、もっと大きな予算の年もありましたが、過去10年では最大です。

/電気事業特別会計を新設したが、一般会計と区別した理由は。
→電気事業の内容はメガソーラー発電所の建設と維持管理で、スマートコミュニティ推進事業の主な財源になります。売電をして建設の際は起債を発行しますが、利益が出るのでその部分を一般会計の方に繰り出して今期事業の財源にします。市税を投入するものではありません。

/以前からコミュニティFM開局という話はあったが、今回改めて予算化した理由は。
→災害FMの常時開局ができないということでしたが、コミュニティFMを設置してそれを緊急時災害FMに変えることができるということから、来年度調査と設計を行うものです。

/これまでも防災訓練を行っており、昨年も大規模に行ったが、今回、新たに防災訓練事業を設置した理由は。
→新たに事業化したということです。今年度は予算をつけて実施したものではなかったので、これを継続していこうということから予算化したものです。

/震災復興プロジェクト等推進事業は震災の記憶アーカイブを整備するとなっているが、具体的にはどういうものか。
→北上駅前の震災復興ステーションに2年分のデータがあり相当なボリュームですし、市の沿岸地域被災者支援室にもデータがありますので、それらを整理してアーカイブ化するというという作業です。

/重点事業の中で、市長が特に注目してほしいものは何か。
→地域ごとの観光支援ということで農業・商業・工業・観光の4つのビジョンを合わせて産業ビジョンというのを作ります。その産業ビジョンを策定するのは農林部ですが、すべての産業のエッセンスを農業振興に繋げようというもので、次世代につながる産業間連携の促進を農林部が中心となって進めていくことになります。

その中から、まだ予算化はしていませんが、農業者支援について TPPなどに対応した農業支援施策が国から出されると思うので、それらをうまく活用できるように前もって計画を作っていく体制をとっていきたいと思います。農協と連携していきますが、園芸のような小さい小回りの利く個別の農家にとっては、営農支援や販売流通支援を行い生産性の上がる中間的な組織の立ち上げを来年度に考えていましたので、そういったものに繋げていきたいと思っています。そういった意味で「地域の元気」という名前を付けさせてもらいました。  

子育て、医療に関しては、大通り保育園の大規模改修などを予定しているほか、教育環境の整備では、今まで統合問題などが話し合われてきた笠松小学校について、懸案となっていたトイレの洋式化など排水設備を改修しながら課題を話し合っていきます。また、国体のためのスポーツ環境の整備についても、 補正予算のほか市の予算でも備品整備を計上しています。美しい環境と心を守り育てるまちづくりの中の地球温暖化対策の推進ということから、スマートコミュニティ事業のスタート年ということで金額が大きくなっています。

/今年度の予算を通して国体や施設などに関連した課題が大きく進むと思うが、市長としてどう考えているか。
→国体関連に関しては、緊急経済対策が出るまでは非常に苦しいと思っていましたが、何とかこれで目途が立ってきたと感じています。中長期の財政見通しについても苦しいことには変わりはありませんが、目途は立っているという状況の中で総合計画を予定通り進めることができるのではないかと思っています。そうとはいえ、地域から上がってきている要望などについてはなかなか潤沢な予算がある訳ではないので待っていただいている状態が続いていることから、工夫をしていかなくてはいけないと思っています。

 あじさい型のまちづくりについては、公共交通体系についても地域の協力によりスタートしているという状況です。それぞれ16地区のこれから20年、30年後のあり方をじっくりと地域の皆さんと話し合いながら考え方を整理して進めていくとことになります。それが表れるのは都市計画マスタープランの地域版を作るということで、来年度はあじさい型の形が見えてくるような状況になればいいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


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電話番号:0197-72-8230
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更新日:2020年01月17日