臨時記者会見・平成28年2月

平成28年2月16日(火曜日)の臨時記者会見

とき:午前11時~11時50分
ところ:市役所本庁舎2階庁議室

1 平成28年度予算(案)の概要について(説明:財務部財政課)

  

市長から

 平成28年度の一般会計当初予算案がまとまりましたので発表させていただきます。私からは大まかに特徴を申し上げます。今まで、市の予算は総合計画に則って六つの目標別に紹介していました。特に今年度「あじさい都市」実現に向け、国の総合戦略とリンクした市の総合戦略を作りましたので、その特徴を資料で説明しています。大きく2本立てで、一つは希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の成功と今後の市の発展に関する予算、もう一つは「あじさい都市」に向けた北上市版総合戦略の推進に関する予算です。国体については、14日(日曜日)に冬期のデモンストレーションスポーツであるスノーシューハイキングを行いました。メディアの皆さんでも参加された方がいらっしゃると思います。雨の中、大変ご苦労様でした。そのほかのデモンストレーションスポーツ・正式競技4競技を開催することに加え、北上駅西口を起点としたバリアフリー化について大会までに間に合わせたいと考えています。総合戦略については、四つのプロジェクトを掲げています。主な内容として、第3プロジェクトの「暮らしを支える地域公共交通体系の構築」があります。都市計画マスタープランの地域別構想が今年度仕上がることに合わせ、都市拠点と地域拠点の具体的な形づくりを28年度から進めていくため、それらをつなぐ公共交通のあり方を既存のあり方にとらわれず計画していきます。その肉付けとなるのが、第2プロジェクトの「地域産業の振興」になります。第2・第3プロジェクトを合わせて、市内外に発信していくのが、第4プロジェクトの「シティプロモーションの推進」です。第1プロジェクトの「結婚・出産・子育ての希望をかなえる環境づくり」については、今後各自治体の取り組みの中心となると思いますが、北上市としても一般財源を多くつぎ込んでいるのがこの分野です。予算の規模とすれば、資料の通り1.2%増加となっていますが、昨年は市長選挙がありましたので骨格予算でした。6月の補正予算と比べれば、ほぼ同じ規模となります。詳しくは担当から説明申し上げます。

 

平成28年度予算(案)について(説明:財務部財政課)

 はじめに当初予算の規模ですが、367億9,600万円ということで昨年度と比較して4億4,700万円、1.2%の増加です。先ほどの市長の説明のとおり、27年度は骨格予算でしたので、本格的な当初予算は6月補正後となります。ちなみに6月補正後の予算規模は368億7,000万円ということですので、前年比7,400万円、0.2%の減少となります。

 特徴は、市長からもありました通り、二つの柱を重点として編成している点です。一つ目の柱は、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の成功に向けてです。これについて、まず国体の成功に向けた実行委員会の運営負担金として5億1,000円ほど措置しています。運営費の内訳は、競技運営費、輸送警備費、総務企画費、宿泊衛生費となっています。競技運営費については、当市で行われます陸上、新体操、ソフトテニス、バドミントンの4競技とデモンストレーションスポーツのエアロビクス、ヒルクライム、フライングディスク、ペタンクの運営に充てられます。次に環境美化については花いっぱい運動などおもてなしのために600万円。施設整備は北上駅から諏訪町までのバリアフリー歩道整備事業に4,100万円。最後に周辺観光の推進については、博物館本館で展示替え及び改修を行い、和賀庁舎の1階を分館とする予定です。国体の開催に間に合うよう完成したいと考えており、6,500万円ほどの予算を充てています。

 二つ目の柱は、「あじさい都市」への北上市版総合戦略の推進です。第1プロジェクトとして「結婚・出産・子育ての希望をかなえる環境づくり」です。一つ目の内容である教育・保育環境の整備の内訳は、北上地域人材確保定着サポート事業に850万円ほど。これは若年層の就業支援を考えるものです。次に新飯豊保育園整備事業費関連経費に3億2,300万円ほどです。来年開園を予定している新飯豊保育園について、運営者は公募によって決定しており、その運営者に建築等に伴う費用の補助金として1億7,300万円、当市が造成等を行う経費として1億5,000万円となっています。次に学童保育所施設整備事業に2億6,000万円です。これは、黒沢尻北小学校区の学童保育所つくしクラブの移転・新築を考えているものです。第1プロジェクトの二つ目の内容は子育て家庭への経済的負担の軽減です。内訳は、児童医療費給付事業に3,200万円ほどです。これは小学1~6年生の医療費を給付しようとするものです。小児用インフルエンザ予防接種事業に350万円ほどです。これは生活保護世帯、住民税非課税世帯の小学6年生までの予防接種費用の一部を補助するものです。第2プロジェクトとして「地域産業の振興」です。内容の一つ目は、地域資源の掘り起こしと北上ブランド力の向上です。内訳は、ふるさと便推進事業に4,100万円ほどです。これは、ふるさと納税の受け付けや受発注、返礼品の開発等を北上観光コンベンション協会と共同で行うものです。内容の二つ目は、地域資源の再発掘です。内訳として、きたかみ観光まちづくり再生事業費補助金に800万円を充てています。地域おこし協力隊と北上観光コンベンション協会が共同で北上市観光まちづくりプロジェクトを推進するものです。また、国の補正予算で成立した地域創生加速化交付金に伴い、北上地域ブランド推進事業ほか6事業について、平成28年度の事業を前倒しで行うため、3月補正で提案してまいりたいと考えています。6,600万円ほどの事業費です。第3プロジェクトは「暮らしを支える地域公共交通体系の構築」です。内容の一つ目は都市・地域拠点と交通ネットワークで、あじさい都市きたかみ都市拠点形成事業に1,400万円ほどを考えています。こちらは都市機能を融合するための具体的な計画で、立地適正化計画を作成するものです。また、新公共交通システム計画策定事業費補助金として40万円を考えています。これは、交通弱者の生活機能を確保するため、新たに計画を策定するものです。内容の二つ目は、公共交通の利便性の向上と利用促進です。内訳は、高齢者公共交通利用促進事業で、110万円ほどを予定しています。これは、運転免許証を返納した高齢者にバス券やタクシー券を配布するものです。また、第3プロジェクトにも国の補正予算に伴い前倒しで取り組む事業があります。一つ目は北上駅東口駐車場複合化事業、二つ目は公共施設無線LAN整備事業で、併せて1,500万円ほどです。先ほど申しました地域創生加速化交付金に伴い取り組む事業としては、合計で8,100万円ほどです。第4プロジェクトはシティプロモーションの推進です。内容の一つ目は、市内外への情報発信力の強化で、シティプロモーション推進事業730万円ほどです。二つ目は、北上ブランドの確立です。内訳は、まず、ふるさと便PR事業に1億9500万円ほど。こちらは、今年寄付が5億円ほどあったふるさと納税に伴う返礼品等の経費です。次に、アスパラガスブランド強化事業費補助金に160万円、きたかみ牛ブランド強化事業費補助金に530万円です。これは、北上市のブランド力を強化しようとするものです。三つ目は国際化の推進です。内訳は、まず国際リニアコライダー推進事業に48万円ほどです。こちらは国際リニアコライダーの普及啓発に使用します。次に、インターナショナルスクール運営事業に240万円ほどです。また、外国人語学指導助手招致事業に2,400万円ほどです。特に、外国人語学指導助手招致事業については、小中学校において外国語に触れる機会を設け国際理解を深めるという目的で、現在市内にいる指導助手5人の経費に充てます。

 次に、総合計画の政策の基本目標別重点事業をご説明します。

 一つ目の分野は子育てと医療・福祉の充実した明るく健やかなまちづくりです。こちらは先ほど申し上げました通りですので、詳細は割愛いたします。

 次の分野は、生きる力を育み、文化が躍動するまちづくりです。教育環境の整備として、花巻清風支援学校北上分教室設置支援事業に5,600万円ほどを考えています。これは、花巻清風支援学校北上分教室を、29年4月に北上市に設置する経費です。次に競技力向上への支援としてラグビーワールドカップ、東京オリンピック事前合宿誘致事業に470万円ほどを予定しています。

 次の分野はひと・技・資源を組合せ活気うまれるまちづくりです。地域資源を活かした観光の振興として、古民家活用夏油高原誘客事業を行います。これは、地域おこし協力隊が古民家を再生して夏油高原の活性化を図るものです。

 次の分野は、美しい環境と心を守り育てるまちづくりです。特徴的なものは、防犯対策の推進で、街路灯設置事業費補助金として1,000万円ほどの予算です。街路灯のLED化を進めるため、設置費用の4分の3を補助するものです。

 次の分野は、誰もが快適に暮らし続けられるまちづくりです。快適な住環境の整備として、来年度から本格的に取り組む空き家対策事業に470万円ほどです。次に道路環境の整備について、国見橋ほか6橋の橋梁長寿命化修繕事業に2億9,000万円ほどとなっています。情報通信技術の活用として、地域情報システム事業について設計業務ですが、1,900万円ほどです。

 次の分野は、市民が主役となり企業や行政と協働するまちづくりです。財政健全化の推進としてインフラ資産マネジメント推進事業に1,800万円ほどを予定しています。公共施設の老朽化がこれから進むことから、施設の劣化調査を28年~30年の3年間行い、今後の公共施設のあり方を総合的に判断するために行います。

 次に歳入・歳出の状況です。はじめに歳入についてです。28年度は、市税は2億3,000万円ほどの増加、地方交付税も2億1,000万円ほどの増加を見込んでいます。強い農業づくり交付金の増加は、カントリーエレベーターの建設に伴い、国からの補助金を見込んだものです。自主財源率としては、昨年より1%ほどの増加、額としては171億8,700万円ほどを見込んでいます。次に歳出についてです。扶助費が年々増加しており、28年度においても3億1,900万円ほどの増加を見込んでいます。補助費等は3億3,000万円ほど増えています。これは、先ほど申しました、国体の北上市実行委員会の負担金の増加に伴うものです。27年度は1億円の負担でしたが、28年度は5億円の負担となります。以上となります。

 

質疑などその他

/歳入で市税の税収が増加すると見込んだ根拠は。また、2億3,200万円の増加を見込んでいるが、例年これくらい見込んでいるのか。
→景気の回復に伴い、個人市民税、法人税の税収が伸びると見込んでいます。12月補正の段階で今回の見込みから数千万円少ない額で補正をかけており、実態としても今年度税収が伸びていることを踏まえ、来年度の額を見込みました。

/歳出について、扶助費の増加の要因は。
→小規模保育施設事業者に対する地域型給付費等負担金の増加に伴い、児童福祉費が増加するためです。

/地域情報システム整備事業について、「コミュニティFM整備事業」という事業名にはしないのか。
→具体的な方法はコミュニティFMの整備ですが、大きな考え方を表すものとして「地域情報システム整備事業」としています。

/先日、地域情報システムについてのフォーラムも開催したが、市長としては議員・市民の理解は得られたと考えているか。
→議員の皆さんへは、これから予算説明の中で説明していきたいです。また、フォーラムのアンケートをみると、来られた市民の皆さんについては理解を得られたと思います。

/コミュニティFMについて、来年度は設計ということでよろしいか。
→設計です。電波調査と設計を行います。

/放送局は庁舎内に設置するのか。
→どこに設置するかは未定です。来年度は前半に市内の電波調査を行い、後半に設備内容を検討していきますのでそれまでに場所等を決定したいと考えています。

/予算案が可決されれば、実際の放送は再来年度以降となるのか。
→29年度に施設の整備や免許の取得を行い、開局は30年度を考えています。

/以前から公債費の関係で市の財政は厳しいと伺っているが、いつごろまで続くのか。
→29年度がピークと考えています。

/前年度と比べて予算が伸びたと言ってよいか。
→27年6月と比べれば、前年度並みと言えるのではないでしょうか。

/今年度、ふるさと納税で約5億3000万円の寄付があったが、その割に28年度の歳入見込みが少ないのでは。
→今年度の5億3000万円はでき過ぎと考えており、来年度は4億円ほどを見込んでいます。

/予算の伸び率について、国体関連費を除くと減少となるのか。
→はい。国体関連費を引くと減少となります。

/今回の予算案は、市長としては満足のいく内容か。
→なかなか満足するまでにはいきません。

/予算規模について、過去10年間で昨年度が最大だったが、今回のものが最大になるのか。
→はい。平成15年以降で最大です。年々伸びてきています。

/地域型給付費等負担金とは何か。
→小規模保育施設事業者等に、国の定めた公定価格から利用者負担額を差し引いた額を給付するものです。

/義務的経費の伸び率は。
→0.1%の伸びです。

/市債の残高は減少しているのか。
→繰り上げ償還、発行の抑制をしながら、減らしてきています。

/現在金利が低い状況で起債しやすいタイミングだと思うが、新たな予算措置を講じて設備投資などを考えているか。
→これまで起債はなるべく抑えていますし、起債できる事業も限られています。ルールに則って予算を考えます。先ほども申し上げましたが、29年度まで起債しにくい状況が続きますので、計画をしっかり立ててから、30年度以降に予算措置を講じる考えです。生活道路など、これまで相当我慢していただいたので、30年以降はそれらの整備の速度を上げていきたいです。

/あじさい都市きたかみ都市拠点形成事業の立地適正化計画の作成とは。
→国土交通省の制度利用に伴うものです。立地適正化計画を作成すると、そのエリア内は融資、国の財政支援が受けやすくなります。エリア内に公共施設や民間施設が立地しやすくなるというものです。

/対象地域は中心街となるのか。
→都市拠点を考えています。どこをどうするかなどは未定です。

/駅前のバリアフリー整備について、信号機の設置は歩道の整備に含まれるのか。
→視野には入っています。現在も交渉中です。補正での対応ができるように交渉しています。

/信号機が設置された場合、歩道の整備に影響は。
→信号機が設置された場合は、歩道の段差解消の距離は若干短くなります。

/地域おこし協力隊は何人いるのか。
→28年度は、きたかみ観光まちづくり再生事業に2人、古民家活用夏油高原誘客事業に3人の計5人です。

/児童医療費給付事業は現在も実施しているのか。
→現在は小学1年~3年生を対象にしています。来年度は対象を6年生まで広げます。

/小児用インフルエンザ予防接種事業は新規事業か。
→そうです。

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更新日:2019年02月28日