臨時記者会見・平成30年2月

平成30年2月27日(火曜日)の臨時記者会見

とき:午前11時~午後0時10分

ところ:市役所本庁舎2階庁議室

1  平成30年度予算(案)について (説明:財務部財政課)

 

市長から

 平成30年度北上市の予算案の概要を報告させていただきます。来年度の予算案について、北上市版あじさい都市の推進ということで、「北上市版総合戦略の推進」「総合計画の推進」「健全な財政運営」の3つの視点により編成しました。予算規模は過去最大となっています。主な理由として、東芝メモリ株式会社という大規模企業の立地を見越しインフラ整備、ふるさと応援寄付金を活用した社会環境整備が挙げられると考えています。一般会計の総額が30年度は399億1,000万円です。特徴は、総合戦略本格推進予算になっています。サブタイトルに「1人でも多くの市民が戦略の効果を実感するために」というタイトルを付けさせていただきました。総合戦略について大きな特徴は、子育て世代に重点を置き、今年度も実施した「子育て応援1億円プロジェクト」を発展的に拡大しました。これは医療費の助成、あるいは子育て支援の住宅支援に合わせて「新子育て応援1億円プロジェクト」と称して実施するものです。それから「地域産業の振興」として、特に東芝メモリ株式会社の立地、それ以外にも昨今の人手不足の状況に絡んで人材確保が最大の狙いです。さらには、企業誘致だけではなく、地場の産業農業、あるいは中小企業の地場産業の発展の意味もあり、小さい企業の応援に特に重点的に配分していきます。新規については兼業農家に対する支援で次世代農業創出プロジェクト事業を挙げさせていただきました。「くらしを支える地域公共交通体系の構築」では、あじさい型公共交通アクションプランの着手が挙げられます。稲瀬地区の地域間交通と地域外交通のコラボレーションの公共交通をスタートさせるということになります。4番目は「シティプロモーションの推進」ということでラグビーワールドカップ、東京オリンピックパラリンピックを見据え、さらにはその後の展勝地公園開園100周年をうまく展開し、シティプロモーションを本格的に活用していこうと考えています。総合計画で特に特徴的な動きでは、済生会病院の新設の支援で、総額15億の支援を予定しています。これを3年間で実施する予定です。その初年度の補助金の金額を載せています。32年度の時期、総合計画体制づくりの体制づくり、判断のための情報をしっかりと集めるため「北上市近未来政策研究所運営事業」にこの予算を付けて本格的に特定課題の研究に着手しようとしています。そのほかに、先ほど申し上げました、ふるさと応援寄付金を活用した社会環境整備ということで、1つ2つあげるならば、江釣子の学童保育所施設建設事業に着手するということ、さらに懸案事項だった学校トイレの洋式化の加速などを重点に配分をしているところが特徴になっています。

 

平成30年度予算(案)について(説明:財務部財政課)

 予算の概要について説明をします。北上市の30年度当初予算は「北上市版総合戦略の推進」「総合計画の推進」「健全な財政運営」の3つの視点により予算編成をしています。一般会計当初予算の規模は30年度が399億1,000万円、29年度が370億2,000万円となっています。前年度と比較をしますと28億9,000万円、およそ30億円の増です。伸び率は7.8%。非常に積極的な予算ということが言えると思います。過去最大という話をしましたが、北上市の過去の予算では14年度に383億6,000万円という予算を編成したことがありました。この時はさくらホールの建設が最終年度ということで、さくらホールだけで49億円の予算を計上していた時がありました。これが2番目です。3番目は29年度の370億円という予算です。東芝メモリ株式会社等の立地を見越したインフラ整備が一番大きな要点です。東芝メモリ株式会社以外でも投資経費が非常に大きくなっています。これが今回の予算の特徴ではないかと思います。今まで北上市は投資経費をずっと抑えてきました。なぜかというと公債費が非常に高止まりしていた部分があり、公債費負担の見通しでようやく先が見えてきたので、投資について大きく舵を取った形になっています。当初予算の特徴として、あじさい都市への第2ステージの総仕上げ「総合戦略本格推進予算」~1人でも多くの市民が戦略の効果を実感するために~を目標に予算編成をしています。北上市版総合戦略の視点、総合計画の推進の視点、健全な財政運営の視点です。健全な財政運営の視点の中の「前例踏襲して見積もられている経費の徹底的な精査」では、決算額をベースにした予算編成というものを今年度から実施しています。予算編成をする場合、伸びるであろう、こうなるであろうという予想から、ある程度余裕を持って予算編成をするのですが、北上市はここ何年かの決算で不用額を非常に多く出しています。決算で出した不要額は翌年度に繰越され財源になりますが、結局当初予算で他の事業に使えないというジレンマがありました。今までと大きく考え方を変え、当初予算から詰めて新しい事業に使おうという取り組みです。この考え方で精査された一般財源で3億円ほどを生み出し、新たな政策経費にまわしたということです。次に、「目的を達成した事業・施策への貢献度が低い事業の休廃止」では、新しい事業をやる為には古い事業を見直さなければならないということで、廃止事業が9事業、縮小事業が8事業ということです。額では1,200万円ですが、これについてもきちんと事業を評価しながら、休廃止の実施をしたところが特徴的な点と思います。

今回予算編成で計上した特徴的な事業、主に新規拡充事業を説明します。北上市版総合戦略推進事業の第1プロジェクト「結婚・出産・子育ての希望をかなえる環境づくり」は一番目玉にしている事業です。この中の「子ども・妊産婦医療費給付事業」を拡充します。予算額は1億8,878万8,000円です。今まで北上市は小学6年生まで医療費助成をしてきましたが、これを高校生まで拡大する予算を組みました。自己負担は現在の半額となります。次に「子育て世代住宅取得支援事業費補助金」についても予算を拡充しました。29年度は5,000万円の事業でスタートしましたが、30年度は内容を拡充しました。予算計上額は4,000万円と下がりますが、中身を拡充させていただきました。子育て世帯の住宅取得費の費用に対して補助金を交付します。新築の場合は30万円補助することは今までと同じですが、新築の場合は30万円、Uターンをして30万加算、なおかつ親と同居する場合には10万円の加算ということで、Uターン加算というものを新たに導入しました。条件を満たすと最高で70万円まで補助します。リフォームについて、今までは新たに親と同居する場合を条件としていましたが、現在親と同居していれば、リフォームの補助を受けることができるよう補助要件を拡充しました。次の「学童保育所施設建設事業」は新規の事業で1,547万4,000円です。これは、ふるさと寄付金を活用した事業です。ふるさと寄付金はおかげさまで昨年の12月にはひと月で4億5,000万円の寄付をいただき、平成29年度はおよそ10億円の寄付をいただきました。例年7億円ほどでしたので、非常にふるさと寄付金が大きくなりました。全国からいただいた寄付を積極的に事業に活用しようと、江釣子学童保育所、おひさまクラブの移転新築に係る実施設計業務等を予算に計上しました。また、新たな子育て1億円プロジェクトとして「子ども・妊産婦医療費給付事業」「子育て世帯住宅支援事業」「産後健康診査・産後ケア事業」「新生児聴覚検査費助成事業」の4つです。新規の産後健康診査・産後ケア事業の事業費は848万1,000円です。産後健康診査および産後ケア事業を助産婦による訪問型で、産後うつなどを防ぐというものです。「新生児聴覚検査費助成事業」ということで新規で160万円の事業です。新生児聴覚検査費用を一部助成します。昨年度は保険料の軽減が5,000万円、また子育て世帯住宅取得事業が5,000万円の二つで1億円プロジェクトとしていました。

第2プロジェクトの地域産業の振興の中の、「北上市次世代農業創出プロジェクト事業・事業費補助金」を新規で計上しています。事業費は500万円です。事業の内容ですが、北上市は特徴的に兼業農家が非常に多く、兼業農家の支援事業ができないかということで新たに展開をする事業です。収益向上に繋がるアイディアを募集して、そのアイディアの実施をし、有機農業に取り組む場合に補助金を交付します。

第3プロジェクト、くらしを支える地域公共交通体系の構築の中の新規事業「拠点間交通運行補助金」は1,474万8,000円を計上しています。これは、都市拠点及び地域拠点を結ぶ拠点間交通への運行補助金ということで、対象路線は飯豊立花黒岩線、二子更木線、稲瀬線の3路線です。また拠点間交通車両購入事業では1,000万円を計上しています。拠点間交通で使用する車両の購入を予定しています。10人乗りのワゴンタイプを2台ほど予定しています。また、新規の「地域内交通運行補助金」ということで670万円ほど予算を計上しています。地域内交通乗り合いタクシーへの運行経費に対する補助金ということで和賀地区、藤根地区、岩崎地区、相去地区、稲瀬地区、口内地区を想定しています。乗り合いタクシーの補助金、コミュニティーバス路線等の補助金について従来から補助をしていましたが、今回は公共交通の部署で一括して予算計上することとしました。

続いて「総合計画推進事業」です。「子育て医療・福祉の充実した明るく健やかなまちづくり」の中の「地域医療の充実」についてです。新規事業の北上済生会病院新病院建設支援総合補助金ですが、済生会病院に対する寄付金3億7,372万円を予算計上しています。北上済生会病院は、30年度、31年度、32年度と3カ年継続して補助をして全体で15億円を補助します。

2つ目の「生きる力を育み、文化が躍動するまちづくり」では、知・徳・体を育む教育環境の整備というところで、小学校・中学校トイレ便器洋式化推進事業を拡充しました。ふるさと納税の寄付金を充当する事業です。事業費が1億5566万4,000円となっています。当初43器洋式化するということで計画を進めていましたが、ふるさと寄付金により、152器増やし、全体で195器洋式化しようとする事業です。小学校では黒沢尻東小学校、黒沢尻西小学校、黒沢尻北小学校、二子小学校及び飯豊小学校を予定し、9,900万円ほどの事業費になっています。中学校では北上中学校、北上北中学校、上野中学校を予定し約5,500万円の事業費、合わせて1億5,500万円と非常に大きな事業になっています。また「国際化に対応したまちづくりの推進」ということで「外国人語学指導助手招致事業」を拡充しました。3,662万7,000円の事業費です。今まで4人いたALTを2人増員して6人にします。ALTの拡充ということで、予算計上しました。

「美しい環境と心を守り育てるまちづくり」について、地球温暖化防止対策推進では「住宅用おひさまパワー活用設備設置補助金」が拡充事業になっています。このおひさまパワー活用設備設置補助金は昨年から事業化していましたが、条件を拡充し、太陽光発電に対して補助をするという中身です。29年までは、新規を除く既築の住宅に対して、太陽光を設置する際に補助をするという条件になっていましたが、30年度からは、新築の場合も補助をすると補助要件の拡充をしました。

続いて「誰もが快適に暮らし続けられるまちづくり」についてです。情報通信技術の活用ということで「地域情報システム防災ラジオ等整備事業」を新規事業として計上させていただきました。金額は1,290万円です。この事業はコミュニティFMの整備と併せて避難行動要支援者、また避難行動要支援者を支える地域支援者の家庭に何かあった場合、自動起動するラジオを配布する事業です。これについてはラジオ約1,000台の予定をしていて合わせて屋外拡声器を設置して、ラジオと一緒にスピーカーで地域にも流すということをモデル的に実施する事業費を計上しています。

続いて「市民が主役となり、企業や行政と協働するまちづくり」についてです。効率的かつ効率的な行政経営の推進の部分では新規事業として「北上市近未来政策研究所運営事業」で、165万2,000円です。これは庁内シンクタンクを設置するという事業です。

続いて、当初予算総括表の中の、一般会計について、約30億円増になっています。また特別会計について、大きな変更はありませんが、国民健康保険特別会計だけは若干予算が下がっていますので、説明を加えさせていただきます。30年度については73億円の予算です。29年度は91億円の予算です。29年度と比較をしますと17億円ほど少なくなっています。国民健康保険については、30年度から運営主体が市町村から都道府県に移るということで、市町村が今まで予算計上していた業務の一部が県に移管になるということで、予算規模が縮小したということです。これは特徴的な部分となります。

一般会計の歳入は特徴的な部分だけ説明します。国庫支出金ですが、30年度の予算額が63億円になっています。29年度は50億円となっていますので、13億円増となっています。国庫支出金の増について、東芝メモリ株式会社の道路整備に係る増分に対する国庫補助金の増です。30年度は非常に道路整備の投資事業の予算が多く、その部分に対する国庫補助金の増です。具体的には社会資本総合整備交付金の増が大きいです。29年度と比較をして12億円ほど増になっています。この要因はほとんど社会資本総合整備交付金の増加です。特徴的なのは歳入の中の市債について、30年度の予算が50億円、29年度の予算が31億円となっていて、19億円ほどの増になっています。この地方債について、北上済生会病院の支援に対する部分、これも地方債が約2億円にあたります。また東芝メモリ株式会社に係る道路整備についても、地方債が12億円ほど、東芝メモリ株式会社以外の道路整備について、10億円ほど起債を想定しています。また、河川の整備に2億円、教育費の総合体育館の整備についても2億円ほど起債を予定しています。全体的に投資的経費が非常に大きくなっているところを受け、地方債の割合が大きくなっています。

次に歳出の目的別についてです。衛生費は、前年度比較で4億4,000万円増になっています。一番の大きな要因は、北上済生会病院の資金補助金の3億7,300万円です。また商工費も前年度と比較すると15億円増になっています。東芝メモリ株式会社関連の道路整備事業費が、ここに計上されています。

土木費は、前年度比較で15億円増となっています。これは生活道路、また飯豊北線の整備、橋梁の長寿命化、牡丹橋の整備、北上工業団地雨水排水施設の整備などが大きな要因になっています。やはり30年度は橋梁の整備を多く行うということで、事業費が非常に大きくなっています。飯豊北線について、今回蓬田橋の整備で、29年度と比較すると2億円多い4億円の事業になっています。また、橋梁の長寿命化について、引き続き国見橋と合わせて行うこと、また、中央橋についても長寿命化を図るため、29年度よりも2億5,000万円ほど多い事業になっています。また北上中学校の牡丹橋について、30年度から橋梁整備に取り掛かるということで、事業費は2億6,000万円と2億3,000万円ほど多くなっています。

また教育費ですが、4億8,000万円ほど増となっています。要因は小中学校のトイレの様式化の事業費が1億5,500万円ほどと、また、新規で行う北上総合体育館の空調、照明をLED化にするという事業費が要因となっています。

続いて、性質別の部分の投資的経費についてです。30年度は70億円、29年度は34億円、70億円ほどの投資的経費を計上しています。比較すると36億円増となっています。平成15年に投資的経費86億円ということがありましたが、これはさくらホール建設が大きな経費になっていました。15年以降はずっと30億円ほど、平成21年度には20億円を下回るということで、投資的経費を抑えてきた経緯がありました。30年度については70億円という大きな投資的経費です。

義務的経費について、29年度と比較しますと7億円ほど減となっています。義務的経費が落ちるということはあまりないのですが、この中の公債費7億円ほど減になっている部分が大きな要因となっています。公債費は、北上市が今まで経費を抑えてきたということ、さくらホールの償還が終わり、これが公債費7億円ほど減になっている特徴だと思います。

一般会計主要指標の推移についてです。公債費と起債残高の推移について、30年度は前年度と比較すると7億円ほど公債費が落ちています。人口一人当たりの公債費について、3万9,000円となっています。29年度より下回っています。ただし、起債の残高について、30年度の起債発行が多くなっていますので、29年度よりも若干起債発行が上向きとなっている傾向になっています。

基金残高の推移についてです。30年度の基金の取り崩しについてでは、予算編成の目標として、基金についてなるべく崩さないようにということを目標にしながら予算編成を行い、30年度は3億円ほどの基金の取り崩しということで、前年度は10億円ほどの基金の取り崩しでしたので、比較してある程度基金は温存ができたと思います。

 

質疑などその他

/東芝の関係ですが、立地を見越したインフラ整備をかなり拡大したということだが、東芝メモリ株式会社関係の立地で、道路とインフラ整備の予算がどれくらい増えているのか、具体的な中身を教えていただきたい。
→30年度予算に計上している部分について、道路については15億円です。下水道は3億3,000万円ほどになります。工業団地会計では、30年度当初予算で3億2,000万円ほどを計上していますが、これは東芝絡みではありません。当初予算で東芝関係は予算計上していません。なぜかというと29年度に9億円ほどの補正予算を計上させていただきました。これを30年度に繰り越すということです。

/東芝メモリ株式会社だけではなく、工業団地周辺に係る道路の15億円、下水道の3億3,000万円と、東芝だけではない考えか。
→工業団地の造成について、関連企業も含めて全体のエリアを拡張するということで予算事業化しようという考えです。

/東側に拡張した14.8ヘクタールについても平成29年度の補正予算に含まれているのか。
→29年度の補正予算9億円の中に入っています。

/単純に言えないかもしれないが、29年度比較で28億9,000万円増えて、そのうちの半分以上が東芝関連の道路整備についてか。
→そうです。

/当初予算は平成3年の合併以後過去最大ということか。
→そうです。その前はもっと少なかったです。

/400億円超えたことはあるか。
→ありません。他の自治体が軒並み500億円近いので、そんなに大きい額には見えないと思います。

/ふるさと納税の寄付金の活用で約10億円と言っていたが、今回全額使うのか、一部なのか。
→ふるさと納税については、考え方として半分は返礼品・経費に充当させていただいて、半分は新たな特徴ある事業に充当するということで考えています。

/そうなると今回、新年度予算だと約5億円を事業に充てたということか。
→当初は12月に4億5,000万円入るということを想定していませんでしたので、例年の分で予算を組んでいました。10億円ほど入ることを受けまして、トイレの洋式化や学童保育施設の移転を前倒しして事業を実施することになりました。

/予算規模としては大きな額だが、さくらホール建設に関しての借金は終わったのか
→29年度にほぼ終了しており、平成30年度に最後の支払いがあります。

/今回新たな借金を作ったことで、今年度の負担がかなりあると思うが、この辺は財政を見越してのことだと思うのだが、今年度の影響についてはどうか
→起債が増えますので、当然のごとく我々は計算をしながら今年度の公債費率、将来負担比率を計算しながら、起債額の上限を決めています。それがそのまま財政危機に陥る状況ではありません。今回起債を増やすことにあたり、なるべく交付税措置のある起債を賢く使っていこうと、制度的に使えるものは良質な起債を使うというような格好で辺地債の見直しを、大きくやっています。今まで辺地債というのは除雪機にしか充てていなかったものを、道路整備に回っているということで、工夫をしながら公債費について対策をしました。

/指標推移では、平成30年見込みまでで、その先の将来負担までデータがあれば、分かりやすいのだが。
→中期財政見通しというのも立てていますが、今回の50億円の起債発行の影響が32年度から4億円ペースで出てきます。そんなに大きくなるものではありません。

/歳入で、市税がいくらか増えていますが、要因として、どのようなことがあげられるのか。
→市税について、今回の要因は個人市民税でおよそ1億円、法人市民税で2億5,000万円増を見ています。固定資産税については、平成30年の評価替えの年になりますので、3,000万円減です。たばこ税が5,000万円ほど減とみています。個人・法人の市民税について、北上地域は雇用が非常に増えていますので、雇用が増えれば個人の所得が増えますので、仕事に就く人が多いということで、個人住民税が1億円ということです。法人については景気が良い状況だということで2億5,000万円ほどではないかということです。

/法人市民税について、これから東芝メモリ株式会社関連で関連企業が建つと思うのですが、そこからの増が見込めると見ているのですか。
→はい。人が増えますので試算しています。まだ操業していませんので、増加があるとしたら32年度以降ぐらいからです。

/交付税はその分減るということか。
→税が増えれば交付税が減ります。

/第1プロジェクトについて、「新子育て応援1億円プロジェクト」とあるが、30年度は第2弾ということか。
→「子ども・妊産婦医療費給付金事業」と「子育て世帯住宅取得支援給付事業費補助金」「産後健康診査・産後ケア事業」「新生児聴覚検査費助成事業」これを「新子育て応援1億円プロジェクト」とします。29年度の「子育て応援1億円プロジェクト」を少し模様替えし拡充しています。

/昨年は保育料を下げるということだったが、今度は医療費を安く負担を抑え、住宅取得などの要件を拡充したということか。
→そうです。

/今年の成果をどの程度捉えているのか、新子育て応援1億円プロジェクトを4つにしぼった理由をお聞かせいただきたい。

→今年度の分の保育料や、30年度の医療費の助成に関しても、近隣自治体並みにしましょうと。これは人材確保の上でも欠かせない条件です。住宅に関しては、今年度の反省も踏まえて、もっと使いやすくしていこうということと、もっとUIターンにインパクトを持ってもらえるようにしようということです。

/昨年のプロジェクトで保育料の第3子以降は無料としていましたが、それは継続するのか。
→継続します。

/その先ほど4つの事業だが、子ども・妊産婦医療費給付事業が1億8,000万円の中の一部分と4つを足すと、約1億円になっているということか。
→そうです。

/子どもの医療費は市町村ごとで自己負担額は随分違うのではないか。
→一部幼児に限って県内でも負担があるところがあるそうです。これは国の制度として、一律同じくするべきだと政府に対して提案はしています。それで市町村間の争いになっています。隣がやるならうちもというのは不毛な争いなので、国がしっかり支えるべきだと思います。

/学校トイレの話だが、ふるさと寄付金で洋式にしていこうということか。
→そうです。

/今の北上市では洋式化率はどのくらいか。
→40%ぐらいです。それが65%ぐらいになります。予定している3倍です。

/なぜそんなにふるさと寄付金が集まったのか。
→品ぞろえをしてくださっている事業者の努力です。北上市の物が全国にウケたのだと思います。

/12月までで10億円になるか。
→12月で4億5,000万円、4月から3月までで10億円超える見込みです。現在、調定額では10億円を超えています。申し込みは10億円を超えていて、まだ入ってきていないということです。 /和式トイレも残すのか。

→一つぐらいは各施設とも残しておきたいというのもあるかと思います。基本的には海外に行けば和式は無いですから、ゆくゆくは洋式になるのではないでしょうか。

/残りの35%はふるさと寄付金を使って洋式化にするのか。
→もし今後も寄付金をいただければ進めていきたいと思っています。

/プラス予算というのは、9年連続ということか。
→そうですね。平成20年・21年度はどん底でした。そこからは少しずつ上がっています。300億円を切った時からでしたので、平成21年度が280億円まで落ち込み、そこから毎年度増えていきました。平成21年度は財政健全化計画がスタートした年で、投資を抑えたり財政規模を縮小した年です。リーマンショックのあった辺りです。投資は17億円ほどでした。

/なかなか難しいと思うのですが、一般会計だけで390億円の予算規模、隣の花巻市で480億円ほど。実際に適正な規模というのは。
→北上市は合併から30年経とうとしていますので、合併の恩恵は無い状況です。これ以上出せないと思います。合併したところは、沿岸でも復興関係もあって580億円ほどの予算になっていますが、合併の恩恵が受けられなくなった時に各自治体の等身大の予算が見えてくるのかなと思います。花巻市は北上市の倍の面積です。花巻市も奥州市も一関市も面積が広いです。北上市も合併でバブルな時期がありました。平成16年以降、特例が無くなったことと、小泉改革の三位一体が二重にきて、健全経営ができなくなり、300億円の予算が難しくなり、280億円に落としました。

/その苦しい時期から、今の北上市はこのくらいの規模が精いっぱいか。
→かなり背伸びをしています。

/今年度は基金を3億円くらい取り崩したということか。
→資料では3億3,600万円市債管理基金を取り崩したということです。一般会計当初予算比較表のうち市債管理基金繰越入金で昨年度との比較をしますと7億円ほど少なくなっています。

/財政規模は増したが、基金を取り崩さずにできたということか。
→そうです。起債の額が増えましたが、国の補助金など有利な起債を導入しました。

/1人当たりの借金が40万円、37万円と一旦底をついてまた上がったが、これももう少し今回の投資で来年度以降も上がってくるということか。
→そうです。30年度末に3万9,000円。今回借金したことで38万円から40万円、この辺で推移し、今後極端なものが無ければ、このような状況で何とかなるのではないかと思います。ただ、他の自治体に比べて北上市の1人当たりの残高は少ないです。一人当たりの予算は都市の規模が大きくなれば少なくなります。県内では盛岡市の次くらいだと思います。

/決算額をベースにした予算にしたということで3億円捻出したということか。
→はい、一般財源を捻出できたということです。

/廃止事業が9事業で休止事業が8事業で、これで1,200万円を捻出したということか。
→そうです。

/議会で聞いた限りでも不要額はかなり多かった印象があるが。
→ここ何年かは10億円近い不要額でした。その額が無駄になるので、逆に言うと、予備費を多くさせていただいて、何かあったら予備費で対応するということで理解していただいたということです。

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2019年02月28日