(55)天皇陛下のお言葉

 先般、象徴天皇のあり方についての天皇陛下の10分余りに渡るビデオメッセージを拝聴した。平成の玉音放送とも言われた、このテレビ放送に多くの国民が注目した事は言うまでもない。陛下は10月の希望郷いわて国体にもお越しいただく予定になっており、私としても沿岸被災地訪問など、タイトになるであろうスケジュールが少々気になっていたところであった。

 お言葉の中で陛下は、象徴天皇としてのご自分の役割を、常に国民と共にある事とされていた。だから雲仙普賢岳の噴火災害や東日本大震災、熊本地震などの際にも出来るだけ早く被災地に赴き、被災者と同じ目線で寄り添う姿勢をお見せになっておられたのだろう。先の戦争についての反省もご自身の強い意志で述べ、沖縄を始め、多くの戦争遺構を訪れ、慰霊されるお姿も象徴天皇としての務めとの信念が感じられ、いつも深い感銘を受けた。

 改めて考えてみると、摂政などの代理では象徴天皇の務めを果たす事が難しい、と陛下は強く感じておられたのではないだろうか。だからこそ、ご高齢に加えて幾度かの手術を経たお身体にむち打ってご公務を続けておられたのだ。私たちは、これを機会に象徴天皇の意味を深く考え、陛下のお考えである、生前の皇位継承についてもしっかりと議論することが必要であろう。

 希望郷いわて国体まであと一カ月余りとなった。当市の炬火名は「桜咲く 鬼すむ誇り 希望の火」に決定した。あとはお元気なお姿の天皇皇后両陛下をお迎えできる事を心から願うばかりである。そして全国からお越しになる選手、役員など、多くの皆さんを10万市民と共に心から歓迎し、おもてなししたいものである。

 北上市長 髙橋敏彦

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更新日:2019年02月28日