(65)北上市が先駆モデルに

 市の産業振興アドバイザーであり、明星大学経済学部教授、そして一橋大学名誉教授の関満博先生が、この度、全416ページで全編市の産業政策を記した著書を出版された。タイトルは「地方創生時代の中小都市の挑戦〜産業集積の先駆モデル・岩手県北上市の現場から」である。関先生は1948年に富山県に生まれ、成城大学大学院で経済学博士を取得し、東京都職員として勤務、同時に地方の工業都市の産業集積について研究を始められた。初めて当市を訪れたのは1990年。同書の中で当時の印象について、独自で巨大な北上工業団地を整備している当市を「全く異質」と表現している。

 市は、伊達藩と南部藩それぞれの辺境にあったため、宿場町としての機能と農業が主たる産業であり、極めて貧しい地域であった。その貧しさをバネに昭和初期から当時の黒沢尻町を中心に企業誘致の動きを始めている。そのために、黒沢尻工業高校を町の2年分の予算をかけて誘致したほどだ。企業誘致が本格的に動き出したのは1954年の町村合併による北上市誕生以降であるが、歴代市長を始め、市を挙げて必死に企業誘致を展開した結果が、都市の住み良さランキング岩手県7年連続第1位である現在の市をつくり上げている。

 今般の出版は市にとってはこの上ない喜びである。本書を読んだ市民は改めて「まち」を育てた先人への尊崇の念を抱くとともに大きな誇りを感じることと思う。また、市が今、進めているシティプロモーションの最強のツールを得たことにもなり、関先生には感謝しきれない。もうすぐ70歳を迎えようとしておられるが、まだまだ元気に全国を飛び歩き、地域や企業を元気付けておられる。いつまでもお元気で、これからもご指導いただきたいと願っている。

 北上市長 髙橋 敏彦

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更新日:2019年02月28日