(71)私事ですが

 この秋、次男と長女の結婚式が立て続けにあった。どちらも教会での式で、新婦入場では父親がエスコートし、バージンロードで新郎に引き継ぐ。友人からは、娘の結婚式ではことさら感慨深いものがあると思うよ、との教示。先に行われた次男の式で、ミスをしないようによく見ておいたものの、一カ月後の娘の式にはすっかり忘れていた。

 左手を軽く握ってみぞおちに、右手には白い手袋。娘をゆっくり、ゆっくりエスコートする。腕を組まれると少し気恥ずかしいが、悪い気はしない。バージンロードで待つ新郎への引き継ぎでは足をバタつかせない。式場の係から言われた通り動くのが精一杯で「感慨」どころでは無かった、というのが正直なところである。さぞかしギコチナイ父親のエスコートだったのでは無いだろうか。

 披露宴はどちらも本人たちの企画で、さまざまなサプライズが用意されていた。ウエディングケーキ入刀後に行われる新郎新婦によるケーキの食べさせ合いを両親にさせる、というサプライズには驚かされた。自分たちの披露宴でもやった事の無いパフォーマンスをまんまとさせられてしまった。もちろん、断れる空気でも無かったが…。

 フィナーレは新婦が両親への手紙を読んで涙を誘うものと思っていたが突然、新郎と新婦そっくりの子役が登場し、それぞれの記憶の底にあったシーンを演じ始める。親たちはもちろん、会場全体が驚き、子役たちの名演技に涙と笑いで盛り上がる。本当に今時の企画にはビックリだ。

 次男も長女もそれぞれ伴侶と共に新しい人生のスタートを切った。親としてホッとしてはいるものの、寂しい思いは全く無い。逆にチャリダーと釣りキチの家族が増えたようなもので、ますます楽しくなりそうである。

  北上市長 髙橋 敏彦

関連記事

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2019年02月28日