(76)兼業農家にエールを

 北上市の企業誘致は全国でも注目を頂くほどの成果を上げているが、その原動力が兼業農家であることを知る人は少ないであろう。都市の住み良さランキングで8期連続岩手県第一位の当市であるが、全国上位の福井県、富山県、石川県などの都市とよく似た産業構造を持っていると言われている。当市の産業アドバイザーである関満博氏によると、その特徴は多くの兼業農家が、ものづくり人材を地域の企業に輩出している所にあるという。従って持ち家率も高く、同居または近居のライフスタイルであり、豊かな農村景観が保たれている。改めて北上市を見ると、産業や地域コミュニティ、豊かな農村景観は正に兼業農家によって支えられていると言っても過言ではない。

 しかしながら、これまでの兼業農家は比較的手間のかからない稲作で支えられてきたのだが、米価の下落によって採算割れを余儀なくされている。このままでは農業を続ける事ができない状況まで至っているのだ。ではどうすればよいのだろうか。比較的高収入が得られる園芸作物への転換は考えられるが、多くの場合稲作に比べて手間暇がかかり、兼業ではできないとの意見が多い。

 当市が本年度から3年計画で取り組もうとしている施策がある。それは兼業農家の魅力創出と高収益を目的とした次世代農業創出プロジェクトである。手間暇を掛けずにできる園芸などのノウハウやアイデアを広く募り、優秀なものを顕彰し、拡散させるというものである。高校生以上であればどなたでも応募できるのでぜひ多くの皆さまに関わっていただきたい。

 改めて、私たち北上市民の生活は兼業農家に支えられているのだということをぜひ思い起こし、共にエールを送りたいものである。

 北上市長 髙橋 敏彦

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更新日:2019年02月28日