(82)ダイバーシティ

 某テレビ局で週末に放送されている番組「チコちゃんに叱られる!」が面白い。日常の何気ない会話に含まれる言葉に、突然「なぜ?」と5歳のチコちゃんに問われ、答えられずに戸惑うゲストたちの表情がなんとも滑稽である。それにしても意味も分からずに何となく分かったつもりでいる言葉の多いことか。「ダイバーシティ」もその一つかも知れない。多様な人材の活用などでよく使われる「多様性」という意味の外来語なのだが、なかなか理解しにくいようである。チコちゃんはうまく答えられるのだろうか。
 本年度北上市はこの「ダイバーシティ」を基本にした男女共同参画推進に関する条例を制定しようとしている。当市はすでに男女共同参画推進計画を策定し、積極的な女性登用に取り組んではいるが、なかなか前進していないのが現状である。審議会などの女性の割合を見ると、市議会議員は26人中5人、農業委員会は18人中6人である。それでも他の自治体に比べれば多い方であるが、多くの審議会などでは女性委員の割合が30%に満たない状況である。つまり、政策形成の場への女性の参加率が極めて低いのである。
 市としても女性参加を強く働き掛けてはいるが、まだ何かがブレーキとなっているようだ。それは、人々の意識なのか、制度なのか。男女のみならず多様な立場からの社会参画を得ることが政策の精度向上につながることから、条例の制定がそのきっかけになることを願っている。本条例によって、市民、議会、行政がそれぞれ覚悟を持って取り組む姿勢を示すべく、現在、内部検討を進めている。来る12月6日には市民フォーラムを開催することとしている。ぜひ、多数のご参加をいただき、「ダイバーシティ」への理解を深め、より良い条例づくりにつなげたいものである。

 北上市長 髙橋敏彦

(平成30年11月22日発行広報きたかみ「珈琲ブレイク」より)

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更新日:2019年02月28日