(87)自転車とあじさい都市

 昨年11月、自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会が設立された。私も発起人として名を連ね、東北ブロックを担当する副会長として活動を始めたところである。これは2017年5月に施行された自転車活用推進法に基づいたまちづくりを自治体基点で全国展開しようとするもので、当市のあじさい都市推進とも深く関わっている。
 あじさい都市構想では、拠点間を公共交通によって有機的に結び、車が運転できない高齢者や子どもたちの移動手段を整備しようとしている。この交通システムを補強する有効な交通手段が自転車なのである。鉄道の駅や路線バスの停留所から家まで、あるいは目的の施設までの二次交通に自転車が活用できれば、公共交通の活用頻度が確実に増え、路線廃止や撤退を防ぐことができる。
 現在、この首長会議では超党派の国会議員連盟などと連携して自転車通勤の普及や自転車交通の安全対策、自転車ツーリズムやサイクルトレインなど、多岐にわたって議論を進め、必要があれば国に提言することとしている。東北ブロックは東日本大震災の復興を優先的に進めてきたため、自転車活用においては他のブロックに比べ少し遅れているが、今後はしっかりと取り組んでいくべく、働きかけていきたいと考えている。
 ご承知の通り、自転車は健康にも地球環境にも優しい交通手段である。あの東日本大震災直後に自転車屋から自転車が消えた事を思い出してもらいたい。将来の環境制約を考えても、車だけではない多様な交通手段の一つとして自転車活用を改めて考えることが必要ではないだろうか。

 北上市長 髙橋敏彦

(令和元年6月28日発行広報きたかみ「珈琲ブレイク」より)

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更新日:2019年06月28日