(107)あれから30年

 今年4月1日で旧北上市、和賀町、江釣子村が合併し、新北上市が誕生してちょうど30年となる。当時、私は北上青年会議所のメンバーとして3市町村の農工商各青年団体で企画した、合併前夜祭に関わった。合併前夜祭の発案は、合併まであと数カ月に迫った頃だった。それから実行委員会を組織し、ゼロから企画を進めて実行したのだから、良くできたものだと今さらながら感心させられる。和賀川堤防に沿って住民1万人が手をつなぐハンド・イン・ハンドや聖火リレーなど、住民同士の心と心をしっかりつなごうと「ワッカはひとつ」を合言葉に行われた数々の事業が懐かしく思い出される。


 あれから30年、果たして人々の心はしっかりとつながったのだろうか。区切りの年度を迎え、合併からこれまでの30年間の市制をしっかり評価し、北上市の未来に資する事が最も大事だと考えている。評価結果は、北上市近未来政策研究所の研究活動として、然るべき時期に公表する予定である。ここでは合併に関する市民意識調査から興味深い結果が得られたのでその一部を紹介したい。


 現在の北上市が平成3年4月1日に3市町村が合併して誕生したことを知っている市民が68.3%、知らない市民が31.3%。北上、和賀、江釣子などの旧自治体の枠組みをまったく意識しない、あまり意識しないと答えた市民が76.3%、ある程度意識する、強く意識すると答えた市民が22.6%だった。合併30年でようやくここまで来られたのかな、というのが率直な感想である。合併を先導し、新北上市の初代市長となった髙橋盛吉氏が著書で「人それぞれ 地域もそれぞれ それぞれに咲く あじさいの花の如くに」と新北上市への思いを表していたことを思い起こす。奇しくも今、あじさい都市を標榜している北上市であるが、4月1日から新しい総合計画を携えて新たなスタートを切ろうとしている。

 北上市長 髙橋敏彦

(令和3年2月26日発行広報きたかみ「珈琲ブレイク」より)

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更新日:2021年02月26日