(17)「ウソ」のお話し

 今年の北上展勝地さくらまつりは、寒さの影響でゴールデンウイーク連休後半まで満開が続き、多くの人を楽しませてくれた。ただ、少し残念だったのは「ウソ」の被害で花数が少なくなってしまったことだ。「ウソ」とは、普段は木の芽や昆虫などを餌としている鳥だが、サクラやウメの花芽を食べる場合もあるそうで、今年は大冷害だった平成5年以来、20年ぶりの全県的な被害だったようである。来年は、皆さんにサクラを楽しんでもらうため、しっかりと対策を取らなければならないだろう。

 「ウソ」と言えば、「社会調査のウソ」という大阪商業大学教授の論文を読んだことがある。社会調査といえば思い浮かべるのはアンケート調査であるが、このアンケート調査結果をうのみにする危険性を説いたものである。なぜなら、設問の順序や前提条件の付け方、対象者の設定でいくらでも結果を誘導出来るからだそうだ。しかも、アンケートを作る本人も誘導に気付かない場合もあるという。自分と同じような意見の人たちを対象に選択式のアンケート調査を行い、さも100パーセントに近い賛同を得られたかのように言いはやす人を見掛けるが、それこそ要注意である。私はこの論文を読んで以来、アンケート調査をうのみにしないことにしている。しかも無記名で選択式のものは、誘導された責任の無い回答の可能性があると思っている。職員にも基礎的なデータ収集以外はなるべく選択式のアンケート調査をしないように薦めている。政策などに対する意見はできるだけ記名でお願いしている。氏名を明らかにして意見を述べることは確かに勇気のいることであるが、より良い市政のために、それだけに、本気度を伺い知ることができるからである。鳥の「ウソ」と社会調査の「ウソ」。皆さんはどちらなら許せるだろうか。

 北上市長 髙橋敏彦

関連記事

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2019年02月28日