(15)国際リニアコライダー

 今、東北市長会を挙げて北上高地への誘致活動をしている国際リニアコライダー。皆さんも耳にしたことがあると思うが、約100メートルの地下に全長30キロ以上 の直線トンネルを掘って建設される大型実験研究施設で、物質の根源や宇宙の謎の解明が期待されているものだ。世界中から研究者やその家族など6千人が集まるといわれている。研究施設が設置されている間、北上市はどんなまちづくりをして彼らを迎えるべきであろうか。ぜひ、ご自分が研究者またはその家族になったつもりで一緒に考えていただきたい。

 同様の施設であるスイス・ジュネーブのCERN(欧州原子核研究機構)周辺を見てみると、空港、鉄道の駅、高速道路のインターチェンジなどが揃っており、近くに市街地も広がっている。翻って岩手の場合、研究所は実験施設の都合によって位置が決まるにしても、住まいについては、空港や鉄道、高速道路などの交通の便や子どもたちの教育、休日の過ごし方が決め手になるのではないだろうか。決して地域から隔離された研究者だけの社会形成を望むものではないと思っている。しからば、北上市に足りないものはと考えてみると、子どもたちへの教育が少し心配である。必ずしも学力だけではない。人格を形成していくための地域の教育力であろう。

 そのためには他言語によるコミュニケーション力など、今から一つ一つ準備にかかる必要がある。その一つとして、地域を含めた国際化に対応するためのチームを立ち上げ、まずは第一歩を踏み出したいと考えている。ちょうど来年開催されるマスターズ陸上アジア大会は、腕試しの絶好のチャンスである。私たちの国際コミュニケーションのセンスがこれから問われることになるのかも知れない。

 北上市長 髙橋敏彦

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更新日:2019年02月28日