(3)石垣島マラソン2
まずは博物館へ。本土とは全く異なる歴史を持ちながら、台湾の影響は少なく、琉球王朝の影響が強い独特の文化が印象に残った。戦争マラリア記念館では、 第二次世界大戦での住民の苦しみを今に伝える展示を、真に迫る解説で体験させていただいた。このほか、特産のみんさー織や石垣牛の牧場、マラソンコースなど…大会前日の忙しい中、丁寧に案内してくれた石垣市役所の職員には、本当に頭が下がる思いである。
夜は岩手県選手団の激励会が開かれ、エントリーした健脚53人が抱負を述べた。美しい景色を眺めながら楽しんで走りたいといった言葉が多かったが、中には優勝を狙うと宣言した若者もいて、大盛り上 がりだった。宮古市から参加した女性で、北上マラソン代表の大久保和美さんは、マラソン出場3回目。優勝という言葉は出なかったものの、秘かに狙っていたのかもしれない。
当日のスターターは元プロボクサーの具志堅用高氏で、総数4千人を超える参加者のスタートは迫力があった。私たちはゴール手前 10キロメートル付近へ移動して応援。今までは岩手県代表がよく優勝していたそうだが、今年は10回目の記念大会とあって、多くの強豪が参加したそうだ。男子は残念 ながら上位で通過することはなかったが、女子は大久保さんが首位とわずかの差で2位通過。大いに期待しながら陸上競技場に引き返すと、なんとトップで競技場に帰ってきた。ゴール前で夢中でシャッターを押し、その瞬間をカメラに収めた。
その夜のかけはし交流会が大いに盛り上がったのは言うまでもない。今年のいわて北上マラソンにも多くの石垣市民が参加してくれるという。今から楽しみである。
北上市長 髙橋敏彦
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更新日:2019年02月28日