(27)「3.11」忘れていませんか

 東日本大震災から丸3年がたった。振り返ると、沿岸被災地とは比較にならないものの、防災、減災、被災者支援、復興支援など、今まで経験のないことを行ってきたものだ。

 最近の特集報道では、沿岸被災地の復興はまだまだこれからという感じは否めない。2月1日に開催した北上市復興支援シンポジウムでも、これからの支援の重要性を改めて確認したところである。ところが、いざ周りを見渡すと内陸部の都市ということもあってだろうが、震災のことなどすっかり忘れてしまったかのような雰囲気である。防災関連予算などにも不要論さえ聞こえるようになってきた。

 私たちは、あの日あの時、何を感じ、どう動いたのか。改めて思い出す必要があるのではないだろうか。

 現在、北上市では新しい防災ハザードマップを作成している。これは、ゲリラ豪雨などを想定した浸水エリアや土砂災害危険区域を示したもので、9月には全世帯に配布できる予定だ。その中には農業ため池などの決壊も想定されており、配布後は各地区への周知を徹底したいと考えている。もし、ため池の決壊があれば、数十分で下流域の家が流されるなどの被害が想定されるので、迅速な避難命令が必要になってくる。しかし残念ながら現在の北上市は、電話や消防団の巡回以外の伝達手段は持っていない。市民の皆さんの生命や安全を守るためには今後、迅速な避難命令などの災害情報を伝達する手段を皆さんと共に考えていきたい。

 市民の皆さんには、自分たちの命は自分たちで守るために地域単位などでも防災をぜひ考え、備えていただきたい。災害はいつ、どこから襲ってくるか分からないから。  

 北上市長 髙橋敏彦

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更新日:2019年02月28日