(28)交流分析ノススメ

 交流分析とは1950年代後半に、精神科医エリック・バーンによって提唱された一つの心理学理論である。なぜ、今、交流分析か。北上市は本年度、行政マネジメントシステムを再構築し、より精度の高い施策の推進と業務の改善に努めようとしている。そのためには正確な市民ニーズの把握が欠かせない。市民からのクレームや各種会議での指摘には重要な意味を持つものが含まれており、私達はそれをしっかり分析し、施策に反映させる必要があるからだ。

 エリック・バーンは、精神が子どもの頃の経験によって形作られるP(Parent)、A(Adult)、C(Child)の3つの自我状態があると仮定し、どのような場面でも、人々はいずれかの自我状態にいる、としている。簡単に言うと、Pは親の自我状態を表し、場面によってCP(厳格な親)、NP(優しい親)に分かれる。Aは冷静な大人の自我状態。Cは子どもの自我状態で、場面によってFC(自由な子)、AC(服従の子)に分かれる。

 コミュニケーションの失敗は、相手の自我状態とは異なった自我状態への話し掛けによって引き起こされる。会議を紛糾させる当事者の自我状態はCPであることが多く、現実を自分の経験に即して曲解し、こちらの提案や意見の価値を低く見る(ディスカウント)、つまり、自分達に都合の悪い「裏」があると思い込んでしまう場合があるのだ。

 では、どうすればその状態から抜け出すことができるのか。一度相手と同じ自我状態を冷静に演じながら、互いにAの自我状態に移行していく技術などはその一例である。ピンチをチャンスに変え、会議を創造的な場にするのが交流分析である。詳しくは、エリック・バーンの著書に委ねるが、今年度も職員一同、訓練と経験を積み、良い仕事に結び付けたい。

 北上市長 髙橋敏彦

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更新日:2019年02月28日