(37)風が吹けば桶屋が儲かる?

  2015年が始まった。今年は市の総合計画後期計画を策定する年である。すでに各地区では地域計画の策定に取り掛かり、地域の将来についてじっくりと考えていただいている。

 地域計画づくりは15年前から始まり、当時、NPOの立場で関わらせていただいたが、内容のほとんどが市当局への要望だったような気がする。ところが今では、自治組織自らの行動計画として策定している地域が多く、その進化には隔世の感を覚える。

 次なる地域計画は、ぜひ「戦略的地域計画」であってほしいと考えている。「風が吹けば桶屋が儲かる」という江戸時代の諺があるが、一見関係性の無い二つの事柄が実はしっかりと繋がっているというお話である。簡単に言えば、風が吹けば埃が舞い散り、目を患う人が増える。目を患っている人には三味線弾きが多い。三味線には当時、猫の皮が使われたので、猫の数が減る。猫が減るとネズミが増える。ネズミは桶をかじって穴を空けてしまうので、最後には桶屋が儲かるというお話である。

 一関市千厩町清田・13区自治会は日本一の花壇づくりで国、県、市を動かし、産地直売所の機能を持った「花の駅」の建設を目指しているほか、徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」は有名な話で、高齢者の収入確保だけでなく、結果として老人福祉施設が要らなくなったという話も聞く。花壇づくりが産業政策になり、葉っぱビジネスが福祉政策になっているのだ。

 それぞれの地域では、道路、下水道などの生活インフラや産業、福祉施設など、さまざまな願いがあるものと思われる。どの様な戦略を立てれば「桶屋が儲かる」のか、この機会にさらにひと工夫してみてはいかがだろうか。

 北上市長 髙橋敏彦

関連記事

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2019年02月28日