(49)アジア経済視察その二~ミャンマー編~

 ヤンゴンは1月でも気温30℃を超える。ジェトロヤンゴン支局長の山岡氏によると、ミャンマーはアジア一番の親日国で、森の国と呼ばれるほど未利用地が多く、ラストフロンティアとして各業種こぞって進出し始めているそうだ。産業は農業が主で、天然ガスや豆類などを輸出している。工業製品は主に輸入で、そのトップが中古車、うち9割が日本車で、トヨタが多い。

 直近の総選挙でアウン・サン・スーチー氏率いるNLD(国民民主連盟)が勝利し、民主化が進もうとしているが課題はまだまだ多い。特に通信、電力、物流インフラが脆弱である。投資は簡単ではなく、民間が参入できない分野や活動禁止分野もある。企業は一株でも外資があると外国企業になり、輸入が規制される。ただし、ティラワは特別で、免税や規制が緩やかな経済特区になっている。

 視察したティラワ経済開発特区は政府主導型の開発が急ピッチで進められている。しかし、高速道路などのインフラがまだ整備されておらず、市街地からは悪路の中、1時間余りかかる。日本企業グループによる整備で、計画面積は当市団地総面積の約4倍に当たる2400ヘクタールと広大である。現在54区画が予約済で4社が創業、17社が建設中で、中にはワコールやスズキなどの名前もある。

 ごく短い視察であったが、最後にシュエダゴン・パゴダ寺院を観ることができた。パゴダとは4層から成る仏塔のことであり、地獄、現世、来世、涅槃を可視化したもので、まばゆいばかりの黄金でできている。ミャンマーは戒律の厳しい仏教国で、そのためか、チャリティー世界一の文化が根付く心豊かな国である。今後、更に開発が進んでも、心の豊かさは失って欲しくないと強く感じた。合掌。

 北上市長 髙橋敏彦

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更新日:2019年02月28日