(53)鎌倉の和賀江嶋

 まだ5月だというのに真夏のような日差しが突き刺さる暑い日、40周年を記念する和賀江嶋清掃活動にご招待をいただき、20人ほどの北上市民と共に参加させていただいた。この活動と北上市との関わりは和賀江嶋と和賀氏とのつながりによる。

 和賀江嶋は、鎌倉市材木座海岸にある日本に現存する最古の港湾遺跡である。1232年、鎌倉幕府の許可を得て築港された、主に木材の積み降ろしのための港であるが、今は崩れた石積みが湾に突き出て、干潮時にだけ見ることができる。和賀の名前の由来は、大正13年に、鎌倉町青年団によって建てられた碑によると、材木座になる前の地名が「和賀」だったことによるもののようだ。また、築港に協力した執権北條氏の家臣団の中に和賀氏につながる人物がいたとの言い伝えもある。鎌倉市の市章はご存知、笹竜胆。和賀氏の家紋も笹竜胆。国の重要無形文化財鬼剣舞が胸に付けている家紋も笹竜胆である。地名、家紋いずれも何らかのつながりがあるものと推量されることから、和賀氏に関わりの深い市民がこの活動に関わり始めたようである。

 近年はこのつながりを大切にしようという動きが広がり、昨年、今年と連続で鬼剣舞を鎌倉市民に披露し、大変好評を得ている。清掃活動には松尾鎌倉市長や国会議員、県議会議員なども参加して40周年の節目にふさわしいイベントであった。ちなみに、松尾市長は東日本大震災の直後、自らボランティアをするために当市経由で沿岸被災地に行っている。

 和賀氏のルーツや和賀という名称の起源という歴史推理の楽しみもさる事ながら、和賀江嶋を通して、また新たな市民交流に発展しそうな予兆を感じた今回の鎌倉訪問であった。

 北上市長 髙橋敏彦

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更新日:2019年02月28日