北上市はセルビア共和国のホストタウンとなりました
北上市はセルビア共和国のホストタウンとなりました
ホストタウンとは?
ホストタウン
日本の自治体と、2021年に延期となった「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京大会)」に参加する国・地域の住民等がスポーツ、文化、経済などの多様な分野で交流することを通じて、地域の活性化等に活かし、東京大会を超えた末永い交流を実現することを目的とした取組です。
全国各地の「ホストタウン」では、スポーツの推進、共生社会の実現、グローバル化の推進など様々な活動が実施され、住民と大会参加者や大会参加国・地域の方々との交流、日本人オリンピアン・パラリンピアンとの交流が行われています。
大会前の事前合宿型の交流だけでなく、東京大会の競技終了後、選手がホストタウンを訪問し、地元の方と様々な交流を行う事後交流型の交流を行う「ただいま・おかえりホストタウン」も推進しています。
復興ありがとうホストタウン
東日本大震災から復興した姿を見せつつ、これまでの支援への感謝を伝えるために、支援をしてくださった相手国・地域の方々や大会関係者との交流を行う自治体です。
セルビア共和国とは?

位置 南東ヨーロッパ バルカン半島中西部の内陸に位置する
首都 ベオグラード
公用語 セルビア語
面積 88.361㎢
人口 8,944,939人
セルビア共和国のホストタウンになった経緯
2019年3月に日本と東欧地域の経済活動や文化交流の発展を目的とする「一般社団法人日本南東欧経済交流協会」に所属されている北上市内の企業の方が、セルビアオリンピック委員会から受け入れ自治体の紹介について協力を要請されたことをきっかけに、セルビア共和国のオリンピック委員会や陸上チームとの交流を行い、メダル候補者などを招致することについて、一定の方向性が整ったことより、ホストタウンの申請を行い、4月3日に、東日本大震災被災3県を対象とした「復興ありがとうホストタウン」として登録されました。
セルビア共和国が東日本大震災でしてくれたこと
セルビア共和国では、東日本大震災が起きた2011年3月11日(日本時間)の8日後、2011年3月19日には、ベオグラードでチャリティーイベントが開催されました。数千人が参加し、日本国旗を振りながら日本の被災者へのお見舞いや励ましのメッセージや君が代を初め、日本の歌が歌われるなど、多くの応援がありました。また、セルビア共和国はいち早く支援のための行動を起こし、7か月後の10月には義援金が世界第5位、ヨーロッパでは第1位の金額となりました。最終的には1億9100万円で世界19位でしたが、セルビア人の平均月収が300ユーロ=約4万円という状況での支援であります。
セルビア共和国は2014年5月16日に集中豪雨による洪水が発生し、大変な被害を受けました。日本は1997年から継続的に経済支援を行っていることから親日家の人が多く、世界でもいち早く、日本への支援をしてくれたそうです。
セルビア共和国のスポーツ
陸上競技
・イヴァナ・シュパノビッチ(走り幅跳び) (北上市での合宿交渉中)
リオデジャネイロオリンピック 銅メダリスト
・アーミン・シナンチェビッチ(砲丸投げ)(北上市での合宿交渉中)
2019ドーハ世界陸上予選1位(決勝はファウルで記録なし)
テニス
ノバク・ジョコビッチ
セルビア人初のグランドスラム優勝者。2011年に世界ランキング1位を達成。2012年、2013年に1位から陥落するも見事奪還。現在も世界で活躍しているセルビアで最も有名なスポーツ選手。
バスケットボール
アメリカ NBA にも選手を輩出しており、現役も活躍している。 オリンピックや世界選手権でも優勝経験がある強豪。2002年の世界選手権では、アメリカの NBA 陣が率いるドリームチームを破り、見事史上初優勝を果たしたヨーロッパのチームとなった。
バレーボール
日本でも大変人気のあるバレーボールだが、セルビアの女子バレーチームはオリンピックで準優勝、欧州杯でも常に上位を獲得する強豪国。東京で行われるワールドカップでも出場のたびに上位を獲得している。
水球
日本ではあまり馴染みのないスポーツだが、セルビアではサッカー、バスケットボール、バレーボールなどと並び、水球は大変高い人気を誇っている。セルビアのスポーツ史において格別の地位を持っており、非常に多くの成功を収めている。水球選手やコーチは世界的にも優れており、オリンピックや世界選手権でなど、国際的な大会において常に上位に入賞している。
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更新日:2021年06月17日