定例記者会見・平成25年11月

平成25年11月5日(火曜日)の定例記者会見

 

 とき:午前11時~11時40分

 ところ:本庁舎2階庁議室

 

1 平成25年度北上市技能功労者表彰について

 

2 平成25年度北上市景観賞の決定について(説明:都市整備部都市計画課)

3 第23回生涯学習市民のつどい「遊・YOU学園祭」について(説明:まちづくり部生涯学習文化課)

 

市長から

 

 今日の案件は3件です。北上市技能功労者表彰については、平成15年から今回で 11回目。10月23日に審査委員会が行われて、表彰式は11月25日に開催されます。北上市景観賞の決定については、北上市が景観条例を作り、計画を作り、景観政策について力を入れてやってきましたが、今回初めて景観賞を創設しました。今まで景観審議会などで景観賞などのあり方を議論してきて、いよいよ 本年度から景観賞を決めて発表するに至りました。生涯学習市民のつどい「遊・YOU学園祭」については、第23回となっていますが、駅前ビルでの遊・ YOU学園祭の形になってからは13回目です。今回の特徴は今まで博物館で行われていた国見山廃寺跡展の移動展、北上の昔の町並み展、教育部からまちづくり部に変わったということで交通安全教室なども開催されます。全館ビルまるごとがおでんせフェスティバルと称して開催されます。

 

平成25年度北上市技能功労者表彰について(説明:商工部工業振興課)

  優れた技能をもって市の産業の発展に功労のあった技能者を表彰することにより、技術尊重の機運を高め、技能者の地位の向上を図ること目的にしています。平成15年度から行いまして、今回で11回目となっています。表彰区分について、卓越技能功労賞は45歳以上の者で15年以上の実務経験者、青年卓越技能功労賞は25歳以上45歳未満で3年以上の実務経験者という区分になっています。表彰の基準、手続きですが、平成25年10月23日(水曜日)に審査委員会を開 いています。8人の委員に審査していただき候補者を選出、その意見を踏まえて市長が決定という手続きを踏まえています。次の着眼点で審査、被表彰候補者を 選出し、市長が表彰者を決定しました。卓越技能功労賞の基準ですが、特にも技能が優秀で他の技能者の模範となる者です。青年卓越技能功労賞は技能に関する 工夫、改善などにより生産性の向上に努め、産業の発展に寄与した者、特にも将来を嘱望されている者です。表彰式は11月25日(月曜日)午後2時30分~ホテルシティプラザ北上で行います。表彰式終了後、北上ネットワークフォーラム産学民官連携交流特別講演会を併せて実施します。

 北上市技能功労者表彰被表彰者についてです。卓越技能功労賞は伊藤正登様、年齢は73歳、職種は建築大工です。卓越技能の概要は、日本建築における伝統的技法の習得を図っており、入母屋造りの家屋の新築など、和風仕上げの技法は高い評価を受けています。2人目は佐藤治様、年齢は58歳、職種は内装業・表具師です。卓越技能の 概要は、関係各種の技能士資格を取得し、岩手県技能競技会などでも優秀な成績を収めています。さまざまな修復や表装を請け負い、その技術・技能力は高く評価されています。3人目は千田正様、年齢は55歳、職種は配管工です。卓越技能の概要は、地中埋設鉛管撤去に対して開削せずに行う新工法を考案し、釜石市 の仮設住宅の給排水給湯工事ではリーダーとして早期完成に寄与しました。新入社員の技術向上に貢献し、模範となっています。青年卓越技能功労賞について、 1人目は高橋洋介様、年齢は35歳、職種は電気配線工事作業者です。卓越技能の概要は、電気設備工事の現場で中核となって数々の創意工夫・改善などを凝らし、生産性・品質の向上に努めています。また、後進教育にも尽力しています。2人目は大和久元太郎様、年齢は29歳、職種は機械組立仕上げです。卓越技能 の概要は、技能検定の高度な精度を要求される「機械組立仕上げ1級」「機械系保全2級」を取得しており、社内外から非常に高い評価を得ています。特に“きさげ加工”については強いこだわりを持って日々精進しています。以上5人が表彰されることになっています。

 

平成25年度北上市景観賞の決定について(説明:都市整備部都市計画課)

  10月25日に開催されました平成25年度第1回北上市景観資産審議会で平成25年度北上市景観賞が決定しましたのでご報告します。市は市民一人一人が愛着と誇りを持てる郷土をつくるため、良好な景観づくりを進めています。その一つとして市民の景観に対する関心を高め、地域の特性を生かした景観形成を進めていくために、良好な景観づくりに貢献している完成後おおむね5年以内の建築物、工作物などを募集し、特に優れていると認められるものを北上市景観賞として表彰するものです。選ばれたのは周辺と調和し、魅力あるまちなみや景観をつくり出している建築物で、6月3日から8月30日までの期間に応募いただいたものです。本年度の北上市景観賞は応募いただいた16件の中から、石田邸、北日本銀行北上支店、サイトウデンタルクリニック、田郷医院、松浦歯科医院、余白の杜の計6軒が選ばれました。また、応募の中から景観に対する一つの提案として、鬼剣舞モニュメントが審査員特別賞となっています。

 

第23回生涯学習市民のつどい「遊・YOU学園祭」について(説明:まちづくり部生涯学習文化課)

  「遊・YOU学園祭」は23回目になりますが、駅前のおでんせプラザに移り、今の形になってから13回目です。生涯学習を市民の皆さんに身近に感じていただき、興味を持ってもらうことを目的に開催します。日にちは11月10日、午前10時~午後3時までおでんせプラザ1階と3階を会場に行います。メーンとして3階の生涯学習センターでは、センター内の団体活動室を利用している団体全てと北上コンピュータ・アカデミーの生徒にも協力していただいて、フロア全体で生涯学習の発表や物販など、いろいろなことを行います。チラシに細かいことは書いています。特徴として、4階のスペースに博物館で昨日まで展示していた国見山廃寺のパネル展、北上市の30年代40年代の町並みの写真と現在の状況を対比できるような写真を展示したいと考えています。読書のつどいは3階の和室で行いますが今回初めての開催です。2階のフロアは地域づくり課が交通安全教室を行います。今回は横断歩道を設置したいと考えています。3年前からビルテナントを含めてビル全体で盛り上げを図るため「おでんせフェスティバル」ということで地下から4階まで全部のスペースのテナントにご協力をいただいて 盛り上げてきます。市内各地で文化祭や学校でも学園祭を行っていますが、私たちも同じようにあのビル全体で学園祭、あるいはフェスティバルという形をとることにしています。一覧表に各テナントにご協力いただく内容が記載されています。例えば伊藤内科クリニックは日曜日休みとなっていますが出ていただき、血圧測定、血糖値のチェックをしていただきます。困ったことがありましたら、2階のきたかみイーハトーブ法律事務所の安部弁護士が無料法律相談を行います。 この1日を文化祭ととらえていますので、PR、取材をお願いします。

 

 質疑などその他

/技能功労者表彰は推薦団体から推薦が挙がってきて、それを基に審査するのか。

→関係団体から推薦いただいた人を審査委員会で審査します。応募になった人が表彰となりました。 /被表彰者は勤務先が北上市で在住はどこでもいいのか。

→そうです。

/北上市景観賞は表彰式を行いますか。

→3月2日に予定している「景観まちづくりフォーラム」で表彰する予定です。

/受賞したのは設計した事業所ですか。

→表彰者としては所有者、設計者、施工者の3者です。

/市長から見てどうか。

→建物を建てて終わりではなくて、道路との間、そういったところにも気配りしているところが評価されたのではないかと思います。

/「鬼剣舞モニュメント」では陸前高田市で加工された材料を使ったとあるが、それは何ですか。

→陸前高田市のリアスの工場から出荷された砂、砂利などが北上市のホームセンターであったのでそれを利用して作ったそうです。

/北上の昔の町並み展の写真はどうやって準備しましたか。どの年代の写真が多いですか。

→広報係で保存している写真を利用します。年代については昭和30年代始めが多いです。 /何点くらい展示しますか。

→30数点くらいです。

/市長の公約の進捗状況について

 大きく分けて2つの柱でマニフェストを作りました。1つは震災がありましたので、震災対応、力強い地方都市への緊急提言、もう1つは力強い地方都市の将来像ということで力強い地方都市の形を作っていくんだということで2本柱にしました。2年7カ月目になりましたが、震災対応については8項目を取り上げて、今施策に盛り込んで進めているところですが、1番の迅速で正確な情報伝達体制については、さまざまな防災計画などで体制を見直していますが、臨時災害FMということで、今進めているのはコミュニティーFMです。進捗などについては全員協議会などで話した通りです。2番の機敏で柔軟な復興支援体制の構築については、復興支援でありますし、3番の沿岸部と連携した経済復興体制の構築について、長期的に見た経済復興体制の構築ということで、23年度にプロジェクトチームを立ち上げて、現在は震災復興支援係で進めています。支援と避難された人のケアということで進めています。詳細についてはすでに話している通りです。4番の迅速な地域防災体制の構築について、これは地域防災計画の作り直しということで、地震に関しての防災計画はすでにできて発行していますが、水害に対しては今現在、作っている最中ということで、新たなマップを地域と一緒に作って、次の災害に備えようということで今動いています。5番のライフライン・公的施設の耐震化促進について、市役所の建物を見ていただくと分かるように、主なものに関しては着手、 今年度中には終わる予定です。6番の食糧確保のための農作物被災防止対策について、これはなかなか一気に解決というところまではいっていませんが、対策を講じている最中です。風評被害がなかなか全く消えるというところまでいっていないです。7番の非常時を考慮したエネルギー政策の構築について、これはエネルギーの関係で、昨年度から取り組んでいるあじさい型スマートコミュニティの取り組みで、今現在メガソーラーを江釣子の庁舎建設予定地に作っているところです。さらに16地区交流センターに太陽光の発電と蓄電池を設置して、それぞれの地区ごとで避難などの対応を独立してできる体制にしています。8番の災害に強いライフスタイルの構築については、長期的な視点ということで、新しい地方都市の形についてです。2つ目の柱に進めます。力強い地方都市の将来像に名前を付けました。「あじさい都市」という名前で、初年度、2年度目くらいはそのイメージを市内16地区の市民の皆さんと方向性を共有するということで、いろいろなところでお話しをさせていただきました。総合計画の中でも次の1~6の項目に力を入れることで、新たな形の地方都市の姿が見えてくるだろうということで進めてきました。1番目の[子育て・医療・福祉]老若男女、命の尊さを共有し、支え合い、安心して暮らせる共生のまちについて、特にも待機児童の解消、子育て環境で保育園に入る家庭への財政的援助を第1弾は昨年やりましたが、第2弾を来年度予定しています。特にも子育て環境に力を入れてやっています。2番目の[教育・芸術文化]教育力は地域力、地域を担う人財が育ち、多様な自己実現が可能なまちについては、地域の教育力ガイドラインを昨年度作り、 いよいよ来年度くらいから実験的な取り組みを始める時期になります。3番目の[産業・雇用]農・工・商、力強い産業に支えられた雇用と安定した生活が望めるまちについて、今までそれぞれの計画で進んでいたものを1本化するということで、本庁舎3階に商工部と農林部を配置し、連携をさらに強化する体制を作りました。本年度中にそれぞれのビジョンを合わせて産業ビジョンを作って進めていきたいです。それぞれのビジョンには具体的な推進計画を盛り込んでますので、今後進めることによって強化されるものと思います。5番目の[インフラ・居住環境]計画的土地利用とインフラ活用で、格差の無い公共サービスが受けられるまちについて、あじさい都市を具体的に進めていくための計画を作っていくことになります。都市計画マスタープランが本年度中に出来上がります。さらにはそれを反映した地域計画を来年度、それぞれの地域と一緒になって作っていく段階に入ります。特にもこの部分について、あじさい都市という名前は国土交通省でも日本全国の地方都市のこれからの形ということで特別な委員会を設置して、研究しています。本年度中におそらく将来像ということで発表されます。今は中間報告の段階で7月に出されましたが、その中にこのあじさい型の都市というふうに北上市版というのが紹介されています。北上市と国土交通省の政策と少し融合させながら前に進めていくことがこれからの仕事になります。6番目の[まちづくりの推進体制]迅速な情報公開と市民参加型評価で、費用対効果の高い政策が実現するまちについて、情報公開などについては本年度、広聴広報課を作り、できるだけ情報を早く発信するのに加えて、さまざまな情報を政策に生かしていくためにいろいろな機会をとらえて、市民からの情報発信を捉えていくという体制を作りました。市民参加型評価についてはすでに取り掛かっていますが、総合計画のPDCAをしっかり回していくということで、きたかみ未来創造会議と基本構想等審議会の2本柱で市民参加型の評価を今進めています。24年度までの評価を26年度から3年間の実施計画の見直し、ローリングと呼んでいるのですが、実際に生かしていく体制ができました。今その作業を行って26年度から 28年度までの実施計画に市民参加型の評価の結果を反映させたいと思っています。26年度予算でそれが出てくる形になります。市民参加型の評価に専門家による第三者評価ということで、23年度から政策評価委員会を作っています。市民の評価と第三者の評価を議会で共有するということで、課題や将来に向かっての方向性を議会と我々とで共有することができているのではないかと思っています。

/全体的に見て、進捗率はどうか。

→後援会で通信簿があり、これを見ると真ん中ぐらいになっています。進んでいるのが半分、遅れているのが半分といったところです。道路など予算がまわりきらないところ、公共交通がまだ心配だと言われています。これは昨年度に評価をしていただき、遅れている部分に関しては今年度予算から反映しています。

/実施するときはここがモデルケースみたいな形として先駆的にやると思いますが、他の市町村でありますか。

→モデルは3カ所あります。北上、富山県、島根県の市町村となります。名前はそれぞれ違います。

/水害に対しての地域防災計画は本年度中に完成しますか。

→最後の調整をしており、年度を超すかもしれません。各地域から今までに浸水したエリアを調査して、それをまとめて地図に落とし込んでいる段階です。

/最近、全国的に土砂災害が多いですが、それは入っていますか。

→入っています。

/教育力について、来年度の実験的な取り組みとはどのようなものですか。

→地域の教育力ガイドラインの中に地域と行政と学校とが協働して取り組むべきことや今年もフォーラムが開催されると思いますが、フォーラムなどで先進地の事例が出されるので、そういったものをモデル地区として指定するような形で協働して取り組む段階になってくると思います。

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
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更新日:2019年02月28日