定例記者会見・平成25年5月
平成25年5月8日(水曜日)の定例記者会見
とき:午前11時~11時40分
ところ:市役所本庁舎2階庁議室
1 第28回詩歌文学館賞贈賞式について(説明:日本現代詩歌文学館)
2 サトウハチロー記念 第17回「おかあさんの詩」全国コンクール作品募集について(説明:まちづくり部生涯学習文化課)
3 外国人住民にやさしいまちづくり事業Ver.1、国際都市を目指したまちづくりの推進について(説明:まちづくり部生涯学習文化課)
4 不燃系災害廃棄物由来の再生資材受け入れについて(説明:生活環境部クリーン推進課)
市長から
第28回詩歌文学館賞贈賞式についてですが、受賞者のコメント、選評、作品の一部については集英社すばる6月号に記載されています。
サトウハチロー記念おかあさんの詩コンクールは17回目になります。次世代の子どもを対象に行っていますが17回という回数、長く続いているものは全国的に珍しいと言われています。20回、30回に向けて開催していきたいと思っています。
外国人住民にやさしいまちづくり事業Ver.1は公募した事業で今回採択されて紹介するものです。来年に迫ったアジアマスターズ陸上の開催に向けて早急に 北上市も国際都市化を図らなければならないということで、本年度の重要課題にも挙げて取り組もうとしています。その動きについてもご紹介します。その動きが国際リニアコライダーに対応する都市づくりにもつながると考えます。
昨日、大船渡市で新たに健康見守り事業をスタートさせたところですが、一昨年の7月から大船渡市の可燃系ごみの焼却を引き受けていますが、今回は不燃系のごみを引き受けとなります。
第28回詩歌文学館賞贈賞式について(説明:日本現代詩歌文学館)
3月7日に選考委員会を開催し、受賞者、受賞作品が決定しています。詩部門では中上哲夫さん「ジャズ・エイジ」、短歌部門では雨宮雅子さん「水の花」、俳句部門は有馬朗人さん「流轉(るてん)」の3人の作品に決定しています。贈賞式は、5月25日午後3時から日本現代詩歌文学館講堂で行われます。受賞者には賞状、正賞の鬼剣舞の木彫りの面、副賞としてそれぞれ賞金100万円が贈られます。
サトウハチロー記念 第17回「おかあさんの詩」全国コンクール作品募集について(説明:まちづくり部生涯学習文化課)
サトウハチロー記念「おかあさんの詩」全国コンクールはサトウハチローの業績を永く顕彰し、詩を通じた心の教育を推進するために、母への思いをテーマに詩 を全国から募集するものです。募集作品はコンクールのために創作された自作の作品とします。応募資格は青少年の育成に重点を置くこととするため、前回から 20歳以下にしています。しかし、定時制高校、特別支援学校、養護学校、矯正施設などの学校単位で応募いただく場合はこの限りではないです。募集期間は6 月1日から9月6日まで。応募方法は郵送、ホームページからの応募を受け付けます。各賞は最優秀賞1編、賞金3万円、優秀賞2編、賞金2万円、特別賞1 編、賞金1万円、入賞30編程度、記念品を贈ります。表彰式は11月23日(土曜日)、さくらホールで開催します。入賞作品は公表とともに受賞作品詩集へ掲載 し、受賞者、関係者、応募校、図書館などに広く配布し、多くの人に青少年の素直な思いに触れていただくとともに、学校での詩作指導に活用していただき、コンクールの充実をさせたいと思います。
外国人住民にやさしいまちづくり事業Ver.1、国際都市を目指したまちづくりの推進について(説明:まちづくり部生涯学習文化課)
昨年の12月に地域国際化推進助成事業に申請し、4月1日採択が決まり、150万円の助成金をいただいて行う事業です。事業主体は国際交流ルームを運営している団体のオフィス・キララ。この事業は北上市内に住む外国人約400人が、北上市は住みやすいまちか、分かりやすいまちかということを調査します。事業期間は12月までを予定。事業内容は現地調査として市内に住む外国人と一緒に市内を歩いて病院に行く場合、公共施設を利用する場合などを外国人の人とともに確認をします。実態調査を元にワークショップを開催し、北上は分かりやすいまちかを検討し、講演会、報告書作成をします。報告書作成後、行政、企業などに多言語化をするように働きかけをする予定です。
国際都市を目指したまちづくりの推進について、ODENSE運動と銘打って進めようと考えています。先ほどの外国人住民にやさしいまちづくり事業は市内に住んでいる外国人を対象としていますが、国際都市を目指したまちづくりの推進は北上市を訪れる外国人を対象と考えています。今月中に実施団体を設立し、事業を推進していきます。協議会は5月に設立して、どのような形でおもてなしをしていくか検討 していきます。将来的には多言語、多文化共生プランのようなものを作成し、北上市を国際都市として推進していければいいと思っています。当面の運動としては来年のアジアマスターズ陸上に向けた取り組みを考えています。
不燃系災害廃棄物由来の再生資材の受け入れについて(説明:生活環境部クリーン推進課)
平成23年7月から大船渡市の可燃系の廃棄物を受け入れて、処理をしています。新たに復興資材を市の一般廃棄物最終処理場の中間覆土に利用します。受け入 れ期間は5月10日~11月30まで。復興資材の種類は分別土B種、第3種建設発生土相当。搬出場所は大船渡市永浜山口地区災害廃棄物二次選別所。受け入 れ場所は臥牛地区にある一般廃棄物最終処分場で、覆土材に利用することになっています。受け入れ量は7,000?、8,400トン。搬入方法は曜日によって 違いますが、10トンダンプ、1日に8台から12台分です。4月25日に岩手県から使っていいものかどうかの復興資材の品質判定書が発行されました。同日、 仮に運んだ場合にどんな問題があるかを検証するために、復興資材の試験搬入を実施しました。それを基に大船渡などと打ち合わせをし、5月10日からの搬入 となります。
質疑などその他
/再生資材の受け入れについて、普通の残土のような気がするが、残土であれば沿岸でかさ上げなど使いようがあるかと思うが、廃棄物処理場に持ってこなければいけない理由は何かあるか?
→ 不燃系災害廃棄物で復興資材として使われているのが津波堆積土です。大船渡市の津波堆積土は比較的処理が進んでいるようですが、復興資材は使途が限定され、有機物が少し入っており、高速道路の資材として使えないと理由もあって受け入れ場所がないので、北上市で活用できないかと話があり、検討をしてきました。
/復興資材を無料で受け入れるということだが、北上市として助かることか?
→一般廃棄物最終処分場の中間覆土をする年で、土を買って覆土をしなければならないが、その分の850万円くらい節減となる。
/受け入れの8,400トンは大船渡市の復興資材の大部分にあたるか?
→分別土B種は15,000?くらいあると聞いているので、それの半分弱を受け入れとなります。
/今回のような受け入れは他市でもあるか?
→県内で不燃系の災害廃棄物を受け入れているところは、宮古地区広域行政組合、大槌町の最終処分場、こちらは石膏ボードが中心のようです。盛岡、雫石、滝沢環境組合が今、受け入れの方向で住民説明会など準備を進めているそうです。
/北上市でも住民説明会を行ったようだが、住民からどういった声が聞かれたか?
→沿岸被災地の復興を支援するという意味でも好意的な意見がたくさん出されました。
/今回、放射線に関する検査はするか?
→証明書の項目の中に含まれており、通常の埋め立て地に持ってくるものと同じ範囲内なので心配はありません。
/受け入れの依頼から時間が経っているが、何かあったのか?
→検査をしたり、最終処分場の覆土材として使用していいかなど、県との協議や検討してもらうのに時間がかかりました。
/可燃系の災害廃棄物はこれまで受け入れていたが、今後も受け入れるか?
→大船渡市の可燃系の災害廃棄物は県内でも処理が進んでおり、10月頃に可燃系の廃棄物の処理は終わると聞いています。
/横軸で処理をしているのか?
→北上市は大船渡を中心に処理をしています。釜石市は花巻市で、陸前高田は一関市で処理をしています。県の清掃協議会という市町村の組織があり、一昨年の6月、7月に気温が上がり、水産加工関係から出る廃棄物が臭いやハエの発生で沿岸被災地の人が困っているということで受けいれできるところはありませんかということで、7月に手を挙げさせていただきました。
/外国人住民にやさしいまちづくり事業Ver.1について、外国人住民の住みよいまちづくり、まちのあり方を考える事業は市として初めてか?
→ 細かく調べるのは初めてです。3年前に同じくオフィス・キララさんが中心となってクレアという団体から200万円の助成金をいただき、英語、中国語、韓国語の簡単な観光パンフレットを作っています。観光協会がタクシードライバーの人たち用の英語のあいさつのものを作っていましたが、まだまだ不十分だという 認識で、これからやっていくことになりました。
/市としてハード面でやらなければならないことはあるか?
→窓口ができていないので、まずそこからやっていきます。4月に利根山光人記念美術館の看板に英語と中国語の標記をしました。
/Ver.1ということはVer.2も考えているのか?
→Ver.2は実際に動き出すということで、看板などハード的なものをやっていきます。ただ、今できることは本年度中から始めていきます。
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更新日:2019年02月28日