定例記者会見・平成25年2月
平成25年2月5日(火曜日)の定例記者会見
とき:午前11時~11時30分
ところ:市役所本庁舎2階庁議室
1 平成24年度北上市参加型緑化の募集結果について (説明:建設部都市計画課)
2 きたかみ「地域の教育力向上・景観」まちづくりフォーラムの開催について (説明:教育委員会生涯学習文化課、建設部都市計画課)
市長から
皆さんご苦労さまです。今日の案件は2件です。最初の参加型緑化の募集結果についてですが、これは工業団地などの緑化の規制などについては今までもありましたが、実際に観光客の皆さん、市民の皆さんが歩く機会、目にする機会が多いまちなか、あるいは地区の商店街、そういったところでの景観を今より少しでも良くするためにお店の方々、あるいは診療所、そういったところも含めて緑化事業に実際に取り組んでいるところを表彰しようという事業です。今回応募していただいたところに参加証明書とステッカーを交付しようというもので、この事業によって自分のところもやってみようかなと思っていただける事業所が出てくれることを願ったものです。
2件目は、地域の教育力向上についてです。 今年度から地域の教育力向上に向けて教育委員会を中心として様々な団体間の議論が進んでいるところですが、その集大成としてのフォーラムを開催するものです。これも地域で行われている今までの景観まちづくり活動も関係していることから、それらを含めてフォーラムという形にしたもので、教育委員会と建設部のコラボレーションで今回は実施することになりました。
平成24年度北上市参加型緑化の募集結果について (説明:建設部都市計画課)
本市の緑化政策としては、緑のまちづくり条例により市民の協力を得ながら進めています。さらなる緑化政策として、市内の商業施設などの各事業所における都市景観形成に緑化の取り組みが十分ではない現状がありましたので、事業所緑化の誘発促進策として参加型緑化制度を設け、平成24年11月に新たに改正したものです。愛称は「街のみどり offices and shops」としました。
制度の概要は、小売業、飲食店、宿泊業、医療、その他の業種の事業所の駐車場やフロントヤードなどの外交部において樹木、植栽などを継続的に行う事業者を参加型の運動として募集し、その取り組みを市のホームページや広報紙などを活用して広く市民に情報発信するというものです。趣旨は、事業所緑化の取り組み事例を紹介することにより、手入れされた緑の美しさや個々の工夫による緑の魅せ方を知っていただき、結果として緑化に取り組む事業所を増加させることをねらいとしています。
ただ、この制度は緑の景観的効用という点に着目して、事業所設置の利用者のみならず歩行者、それから車両などに見える緑を提供していく事業所を対象とする点を特徴としています。これまでは比較的緑地の量を重視していましたが、緑地政策として質の面からもとらえていこうという意味も持っています。
募集結果については平成24年11月9日から12月28日まで募集期間とし、23件の応募をいただきました。内訳は飲食業が11件、宿泊業が2件、医療が5件、小売業が3件、その他2件となっています。応募いただいた事業所へは職員が伺って緑化の状況などを確認させていただいています。今年度は初年度ということもあり、個別に事業所に声掛けをして応募いただきました。平成25年度夏ごろを目途として、個々の事業所の取り組みを市のホームページや広報紙などで写真などを使って情報発信していく予定でいます。今の時期は葉が落ちていることから、葉のついた5月、6月ごろに写真を 撮って発信していきます。応募された事業所へは参加証明書及び参加証明ステッカーを交付します。ステッカーは店の窓に貼っていただいて、証明書は店の中に飾っていただければと思います。今後の予定は2月の緑のまちづくり審議会がありますので、その後にステッカーの交付を行います。なお、25年度についても状況などを見ながら6月、7月ごろまでには新たな参加事業所の募集を行いたいと思います。
きたかみ「地域の教育力向上・景観」まちづくりフォーラムの開催について (説明:教育委員会生涯学習文化課、建設部都市計画課)
開催目的ですが、地域の教育力向上については少子化、核家族化、地域においては人と人との繋がりが希薄化しているという中で将来を担う子どもたちを育てる環境が整っていない、なんとかしていかなくてはならないということで、市の今年度の重要課題の一つとして地域教育力の向上ガイドライン指針の策定を掲げていますが、この取り組みの一つとしてフォーラムを開催するものです。
開催日は3月2日(土曜日)午後1時00分~午後4時50分、会場は詩歌文学館の講堂です。主催は北上市、北上市教育委員会、共催としまして県教育委員会中部教育事務所となります。フォーラムの内容は、初めにきたかみ景観資産認定式を行います。次に、「景観の取り組み報告」と「地域の教育力向上検討会の目指すもの」と題して基調報告と、中部教育事務所による「学力を支える地域の取組事例」を報告します。続いて、事例発表として東陵中学校、わんぱく飛勢っ子学園、口内きらめき鬼剣舞、はばたき子ども広場、笠松小学校、北上アスレチック&ラグビー倶楽部の報告の後、参加者との意見交換を予定しています。その後、中部教育事務所教育振興地域活性化研修会ということで「家庭・学校・地域の役割が子 どもを育てる」と題し、野口晃男氏に講演をいただき、その後参加者との意見交換を行います。
景観フォーラムですが、今年度は同じ時期に教育委員会のフォーラムが開催されることから、地域のまちづくりに繋がるところがあるということで一緒に開催するものです。きたかみ景観資産認定式ですが、地域の 貴重な景観資源を次世代に残していくために地域の皆さんによる守り、創り、育てる活動に対して認定をするもので、平成23年度までに84カ所認定しています。今年度は7カ所を認定し、合計91カ所となります。
なお、当日はロビーにおいて各地域における景観活動などを紹介するコーナーを設け、今までなじみが薄かった地区関係者などへ景観活動をアピールをしていきたいと思います。
質疑などその他
/きたかみ景観資産というのは各地にプレートが立っているのか?一覧表はあるのか?
→プレートが立っています。きたかみ景観資産マップというパンフレットの中に地図と写真が載っています。
/これまで景観フォーラムは毎年行っていたが、どういった経緯で教育力向上と一つになったのか?
→これまで2月の末から3月の初めに景観フォーラムを開催していましたが、今回、地域の教育力ということで教育委員会のフォーラムが開催されるということがありました。時期が一緒になったということと対象者が地域づくりという形の中で一緒だったこと、また、地域の教育力と特化した部分で、地域づくり、まちづくりにおける景観行政のベースと共通する部分があることから、一緒にやらせていただきたいということでした。
分野が違うものですが地域にとってはまちづくりを進めるにあたって、これはこれ、こちらはこちらという考え方ではなくて、それぞれ関連があり、取り組む上でまちづくり一環との認識を持っていただくという意味合いもあります。
景観まちづくりフォーラムに、今年度から地域の教育力向上を一つのまちづくりの手段としてとらえ一緒に行うということです。
/景観フォーラムについて、時期的に3月開催というのは冬という感じがする。時期は春がいいのではないか?
→景観については様々な勉強会や研修会が行われていますが、その集大成としてのフォーラムとなるのでこの時期の開催としています。春に開催するとすれば問題提起のフォーラムになります。今回は年間の成果報告としてのフォーラムとなります。
/景観資産について、自治会などによる何か守るための動きというのはあるのか?
→いい景観があるだけでは景観資産にはなりません。景観を守り、創り、育てていくために、地域の人たちが一緒となった活動が加わって景観資産になるという考え方です。
/景観資産が始まった時は何地区で何件選ばれたのか?
→平成21年度に「きたかみ景観資産」認定制度を創設し、その時は12地区52件です。22年度が23件、23年度が9件です。
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更新日:2019年02月28日