定例記者会見・平成25年1月

平成25年1月8日(火曜日)の定例記者会見

とき:午前11時~11時30分

ところ:市役所本庁舎2階庁議室

1 任期付職員の採用について (説明:企画部総務課)

 

市長から

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 年が改まって雪の多い年末年始でした。行政サイドから見れば今期も除雪費用など財政的な心配をしなければならないという状況での、年の始まりになりました。

  1月1日から自治基本条例が施行され、例年にも増して我々は、しっかりとした情報を市民の皆さんに提供をしながら、課題を小さいうちに共有して解決に向けていく年と思っています。ぜひ皆さんにもご協力をいただきながら情報を発信していきたいと思っています。今年一年間、どうぞよろしくお願いします。

 今日は1件、任期付職員の採用についてですが、昨年条例で制定を頂き今回初めての取り組みとなります。

 

任期付職員の採用について (説明:企画部総務課)

 昨年9月の定例会で議案が可決成立し、北上市一般職の任期付職員の採用等条例を制定していますが、それに基づく募集です。一般の職員と比べて待遇や給与面は同じですが、定年制ではなく、任期を定めて採用するという制度です。今回は3年での採用を予定しています。

  今回任期付職員を採用するのは、沿岸被災自治体に復興支援で派遣している職員を来年度も派遣する予定なので、その代替の職員として北上市で採用するもの、 平成28年度に開催される国体の準備事務、来年度にまちづくり部に国体推進室を設ける予定ですので、そこに配置する職員を採用するものです。

 試験職種及び採用予定人数については、国体運営に係る準備事務が2名、一般行政事務は、復興支援のために沿岸自治体に派遣する職員の代替で採用するもので3名です。

  受験資格については、平成24年4月1日の年齢が22歳以上45歳以下の者、新卒ではなく就業経験を有し、ワード及びエクセルを使用できる者、地方公務員法第16条の規定、これは成年被後見人の欠格条項ですが、これに該当しない者、この3つの条件をいずれも満たす者です。

 任期は3年で、平成25年4月1日から平成28年3月31日までです。ただし国体は平成28年度開催ということですので、場合によっては任期の延長をする場合があります。

 試験は2月16日(土曜日)、市役所本庁舎で行う予定でいます。試験方法は教養試験、適性試験、個別の面接の人物試験、健康審査、書類審査を1日で行う予定です。応募の人数により1日で終わらない場合は、翌日まで2日間に渡って行います。

 合否の決定につきましては3月1日に発表する予定です。

 受験の申し込みについては、募集案内を総務課、江釣子民生係、和賀民生係に備えて配布することにしているほか、市のホームページからもダウンロードできるようにする予定にしています。

 申し込みの方法につきましては、郵送または総務課へ持参いただくことにしています。受付期間は1月11日(金曜日)から2月1日(金曜日)までとします。

 募集要項の配布ですが、1月11日(金曜日)に広報誌が発行されますので受付開始の日から配布になります。

  給与、勤務条件等は一般職と同じになっており、給料、休暇、健康保険関係は正規の職員と同じとなります。ただし給料につきましては上限があり、採用になった段階で前歴を換算して初任給を決定します。その後の昇給もありますが、正規の職員の大卒5年経験のところまでを上限とし、それ以上の経験あるいは年齢が 高くてもそこまでとして取り扱います。

 

質疑などその他

/受験資格について地域を限定するというのはあるか?
→地域の限定はしません。

/年頭の記者会見ということで、今年一年間の抱負、重点施策などを含めて教えていただきたい。
→1月1日から始まった自治基本条例を基に、 今までも十数年間地域の自主的な活動が活発に行われてきましたけど、いよいよ新しい体制での協働をスタートさせるということ。それから総合計画が3年目に 入るということで、平成25年4月から総合計画に合わせた組織編成をするということで、総合計画を前に進めていきたいと思っていました。
 特にも 総合計画は6つのカテゴリーに分かれており、部の組織体制と総合計画の組織体制が若干違っていますので、それをうまく連携をとって計画を進めるための役割 というものを、新しい組織の中に求めていくということになると思います。この体制を作って今進めているところで詳細はまだ詰めてはいませんが、決定次第発表させていただきたいと思います。
 その中で、去年から手掛けていましたスマートコミュニティですが、あじさい型スマートコミュニティという名前 でスタートさせるわけでありますけども、できるだけメガソーラーの中でしっかりと運営費を確保しながら、計画している各地域の防災機能拠点へのエネルギー 供給や効率の良いエネルギーの管理などの他に、できれば市民の皆さん方が再生可能エネルギーに取り組む費用までそこから出せるような仕組みにできればということで、今詰めの作業に入っているところであり、それを軌道に乗せていきたいということがあります。
 それからマスターズ陸上のアジア大会が当市で開かれます。それに向けて急がなければならないのは、海外のお客様が3千人程みえられると聞いていますので、そういう方々が北上市を訪れてよかったと思っていただけるように、市民の皆さんと一緒におもてなしの体制を作っていきたいと思っています。今からハード面を整備するというのは時間的に無理ですので、特に言葉の面で少しでも道案内などのコミュニケーションができるようなことができないものかと、来年度の体制の中で詰めていきたいと思っています。北上市には500人近くの外国人の方がいらっしゃいますが、すでに1つか2つの地域の中で外国人の方々と一緒になって語学の勉強会を開いたりしてるところも ありますので、そういった活動を全地域に紹介しながら少しでも多くの方々が訪れる人たちと、しっかりコミュニケーションを取れるような体制を執っていきたいなと思っています。
 加えて3年後にいわて国体が開催されます。国体そのものは、インターハイを2回経験してるということでどのように進めればいいのかという経験はありますが、同時に開催される全国身障者スポーツ大会については未経験ということもありますので、これはハード面、ソフト面両方の体制で整えていかなければならないだろうと思ってました。

/外国人へのガイドは養成塾のような形を作っていくのか?
→塾になるか、グループやサークルといったものをそれぞれの地域で立ち上げてもらうか、またはそれを組み合わせて行うかはこれから検討していきたいと思います。

/ハード面について、懸案になっていた陸上競技場の大型スクリーンの更新目途は?
→今、いろいろ方法を検討しているところで、ぜひ実現したいと思っています。財源に余裕がある訳ではないので、工夫していきたいと思っています。

/今年の復興支援に関してはどのような考えか?
→今まで2年間、復旧復興の支援をさせて頂きましたが、3年目、4年目になると今度はよりメンタルな面での課題が出てくると阪神淡路大震災を経験された方々から聞いていますので、そういった部分についてのきめ細かい対応が必要になってくるだろう と思っています。合わせて復興の進み具合に合わせて雇用や作業の支援などが出てくるのではないかと思っています。いずれ被災自治体、あるいは被災者側のニーズを注意深く聞きながら応対をしていかなければならないと思っています。拠点は今までと変わらずにきたかみ震災復興ステーションになってくると思っています。

/沿岸地域で北上市が実施している事業で、メンタルのケアはその後順調に進んでいるか?
→沿岸の方々のこれからが心配だということがありまして、今までは仮設住宅の運営支援を行ってきましたが、来年からはメンタルなサポートを考えています。沿岸地域ではマンパワーが足りないようです。こちらから何らかの手立てをして応援できないかと要請がありましたので、今そこの仕組みを実施に向けて検討しているところです。できれば4月から新しい仕組みでのサポート体制を北上市として掲げていきたいと思っています。
 仮設住宅の支援と同様に、専門家を現地雇用しながら運営をお手伝いできるような仕組みを考えています。1年間、あるいはフルタイムで勤務はできないけども何らかのお手伝いをしたいという、例えば保健師や看護師が現地にいるようなので、その方々の雇用をうまく活用できれば支援ができるかなということで、その仕組みを検討しているところです。
 被災地では保健師、看護師が絶対的に足りていません。それを行政で募集をかけても、フルタイムの募集となるとなかなか集まりませんが、例えば3時間だけならいいですよという方が結構いるようです。そのへんを上手く組み合わせできないのかと、ということで今考えています。

/北上市で雇用している支援員のメンタルケアをチェックするということだが、その後はどうなっているか?
→報告がまだきていませんが、少し疲れが出始めたという話は聞いています。

/雪が例年よりも早く降った。今回新しくインターネットを通して除雪状況が分かるようになったが、去年と比べて苦情の状況はどうなっているか?
→まだ始まったばかりなので整理はしていないですが、個別に聞く限りは早くなったという話は聞きます。一方では、お金がかからないか心配です。轍もそれほどできていないようなので効果はあると思います。

/都市計画マスタープランの策定を予定しているが、あじさい型集約都市をマスタープランにどのように反映するのか?また、市民に見える形でどのように周知するのか?
→ これから16地区それぞれの、今あるインフラ、都市施設、そういったものを中心にして、10年では町は変わらないと思いますので、20年、30年、50年後にどういう地域でありたいかというようなことを地域と市が共有する作業に入ります。それが始まったからといってすぐマスタープランが完成ということにはならないと思ってまして、作業を進める中で課題が共有できて、地域の中でこれからどのような地域づくりを進めていけばいいのかということを、地域の人たちと市が共有するという作業になります。それが目的といえば目的です。その中でイメージとしてはあじさい型の町というのはどんなものかということを、地域の 方々に少しずつ分かっていただければと思います。
 おそらく1周、2周する中でこんな形というのが報告書で出てくると思います。分かりやすいようにして市民の皆さんに紹介できるようにしたいと思っています。通常のマスタープラン、地域版が入らない部分についてもそろそろ完成する状況になってきましたので、それと合わせて地域版が見えてくればどんな風になるのかが見えてくると思います。

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
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更新日:2019年02月28日