定例記者会見・平成26年1月

平成26年1月7日(火曜日)の定例記者会見

とき:午前11時~11時40分

ところ:市役所本庁舎2階庁議室

1 沖縄県石垣市との友好都市提携について (説明:政策企画課)

2 北上市震災復興支援シンポジウムについて (説明:政策企画課)

3 きたかみ地域教育力向上フォーラムの開催について (説明:生涯学習文化課)

4 第5回女性模擬議会について (説明:地域づくり課)

 

市長から

 あけましておめでとうございます。今日の案件について簡単に説明します。まずは、沖縄県石垣市との提携についてですが、1月25日に石垣市で調印式を予定しています。調印後は、石垣市長と今後の交流のあり方について意見交換会をする予定です。祝賀会については、岩手県と沖縄県のかけはし交流とあわせて、翌日の石垣マラソン終了後からということになっています。続きまして、震災復興支援シンポジウムにつきまして、2月1日(土曜日)に日本現代詩歌文学館で開催します。今までの、北上市や協力していただいた各団体の皆さん、また、大船渡市長や震災復興ステーションを使って行ってきた沿岸の支援を取りまとめをしていただいた北原先生がコーディネートし、今までの活動を検証して今後の支援のあり方を考えるシンポジウムです。それから、翌日の2月2日は、きたかみ地域教育力向上フォーラムを同じ詩歌文学館で開催します。子どもたちの学ぶ力を高めるためには、地域そして家庭の教育を高める必要があることを再確認するというフォーラムです。また、今回は、教育先進国であるフィンランドを視察してきた 薄衣さんが、事例を報告する予定です。最後の第5回女性模擬議会については、1月29日(水曜日)午前に開催します。平成12年から始まり、今回が5回目となります。各種女性団体協議会から議員が30人、市民もあわせて傍聴人が50人参加する予定です。女性の視点からの市政に対するさまざま意見がいただけるものと楽しみにしています。以上4件となります。

 

沖縄県石垣市との友好都市提携について (説明:企画部政策企画課)

 石垣市との友好都市の提携についてですが、12月の定例会で議決をいただいたところです。これまで、岩手の大冷害の際からかけはし交流が岩手県と石垣市で 行われていましたが、平成14年からは当市でもマラソン交流の相互交流が行われてきたところです。最近では、石垣市の黒糖と二子のさといもを使ったお菓子 が開発されるなど新たな交流が芽生えています。そこで今回は、友好都市を提携することによって、市民、各種団体において産業・スポーツ・教育・文化など幅広い分野で連携交流が促進されるとともに両市の繁栄と発展につなげるものです。訪問期間は1月24日(金曜日)から27日(月曜日)まで。北上市の訪問団は、北上市から8人、市議会から7人、北上市姉妹都市友好都市委員2人、芸能団体として岩崎鬼剣舞さんから12人、北上商工会議所・北上観光コンベンション協会・ 花巻農業協同組合から各1人の合計32人です。1月25日(土曜日)午後3時からは、石垣市民会館中ホールで「友好都市提携調印式」を行います。その後は、今後の交流のあり方について両市長の意見交換会を予定しています。翌日の26日(日曜日)午後6時からは、石垣市のホテルミヤヒラで「友好都市提携祝賀会」を予定しています。また、26日午前9時からは、石垣島マラソン大会が開催され、市長と職員が参加する予定です。

 

北上市震災復興支援シンポジウムについて (説明:企画部政策企画課)

  北上市震災復興支援シンポジウムについて説明します。日時は、2月1日(土曜日)午後1時30分から5時まで、場所は、日本現代詩歌文学館です。趣旨ですが、 北上市には、いまだ多くの避難者がいらっしゃいます。そしてその避難者の支援に取り組んできましたがその活動を振り返り検証を行うとともに今後の復興支援 のあり方を考えることを目的として開催するものです。プログラムですが、前段ではそれぞれの団体から活動の報告をいただき後半でパネルディスカッションをする予定です。

 

きたかみ地域教育力向上フォーラムの開催について (説明:まちづくり部生涯学習文化課)

 きたかみ地域教育力向上フォーラムを2月2日(日曜日)午前10時から日本現代詩歌文学館で開催します。現在、地域教育力向上基本方針の策定を進めているところですが、その内容にともない開催するものです。内容としては、子どもたちがのびのび育つ環境を作るために家庭・学校・地域および行政が子どもたちの学びにどのように関わっていくか、どのように地域の教育力を高めていくのかを、全体で情報を共有しながら考えていく機会とするものです。テーマは、「地域の力 を生かした教育」としています。オープニングでは子どもたちによる伝承芸能の披露ということで黒岩めでた舞を披露、事例発表は、3団体にお願いしています。講演会は、北上市国際交流ルームチーフアドバイザーの薄衣景子さんが、フィンランドに視察に行った際の高い教育力についてお話いただきます。対象は、 学校関係者や教育関係者ですが一般の市民でも参加することができます。

 

第5回女性模擬議会について (説明:まちづくり部地域づくり課)

 第5回女性模擬議会については、女性の社会参画と地位向上を図りながら、協働による住みよい社会環境づくりを進めることを目的として行うものです。1回目 を平成12年1月、2回目は平成17年1月、その後3年に1度開催しており今回で5回目になります。きたかみ市各種女性団体協議会が主催で、1月29日 (水曜日)午前10時から1、北上市議会議場で行います。議員は、きたかみ市各種女性団体協議会構成団体から30人、傍聴人は、同団体および市民から50人です。構成団体から1人づつ質問していただき、協議会の会長が議長を務め、市の議会と同様に市長をはじめ各部長が主席して答弁を行います。

 

質疑などその他

/友好都市ということですが、今は姉妹都市という言い方はしないのか。
→一般的には、海外と結ぶときに1都市だけを姉妹都市とし、あとは友好都市ということろが多い。また他の呼び方もあるようです。話し合いの結果、友好都市とすることになりました。

/調印式には、かけはし交流協会の方は参加しないのか。
→石垣市にあるかけはし交流協会は出席予定です。こちらの交流協会は、出席予定で調整中です。

/石垣市の友好都市としては、北上市は何例目か。
→石垣市では、親善都市として愛知県岡崎市、友好都市として北海道稚内市、姉妹都市として台湾とアメリカそれぞれ1都市づつ、ゆかりのまちとして徳島県上板町で合計5つの地方公共団体と提携しており、北上市は6か所目となります。

/友好都市を結んだ後は、どのような形で交流を深めていく予定か。
→今まで続けてきたマラソン交流は続けていきます。北と南とお互いに文化も違うので、産業のあり方も参考にできる部分があると思いますので勉強しながら生かしていければと思います。

/被災者支援のあり方について、今までは被災者をできるだけ被災地に帰すという方向だったと思うが、現状が変わってきている中でどのように考えているか。また、今まで北上の定住に関して、大きく支援をしてきてはいないが、今後は考えていくのか。
→3 年になり、大きなターニングポイントになると思っており被災地の首長とも相談しなくてはいけないと思っているが、一番大事なのは、北上にいらしている方々 がこれからどうしたいのかということ。もう一度考えを把握していきたい。それぞれの立場でどうしたいという考えは違うので、戻りたい人、残りたい人それぞれの立場に沿ってきめ細かく支援していきたいと思う。

/被災地の復興支援として、北上市としてできることなど考えはあるか。
→被災地では、建設関係が多く人が不足している。問題はその後の産業 の定着(復興)だろうと思う。これは、被災地だけでは完結しない問題であり、隣近所・内陸、あるいはもっと広く流通等考えていかないと産業は復興しないと 思う。これを考えるといくらでも協力できることはあると思う。また、まちづくりの面でも、まちづくりへの参加のタイミングを逸した人たちがいる。その方たちが、どう戻ってくるのかということも今回のシンポジウムでテーマになるかもしれません。今考えると参加しておきたかったなと考えている人たちがグループ を作り発言し出している。そのような人へのサポートの支援など、官民で支援のあり方を考えていきたい。

/新年も始まり任期も1年と少しとなりましたが、どのように今年高橋カラーを出していくのか教えていただきたい。
→今年ということではなく 今までになりますが、あじさい都市として、地域や市民セクターが活動しやすい環境を作りながら進めてきました。今年4月からは地域づくりの一括交付金に向 け、今は準備段階ですが進めています。また、まちづくりや政策づくりへの市民参画が次のステージへ進む段階にきています。あわせて、都市計画マスタープランが今年中に全体像ができあがります。来年は、地域の都市計画の地域計画を作ります。それができあがると来年度中には、新しい地方都市の姿が目に見えてくると思います。それがひとつの大きな仕事だと考えています。また、ほかにも、大きなイベントがありますので、それに向けてしっかりと準備を進めていくと同時に市民生活に生かせるような、産業等北上市に生かせるような準備をしていくことになります。

/あじさい都市として進めてきたが、市としての大きな方針はあるのか。
→企業誘致に関しては震災後心配していたが順調に進んでいます。ですが、まだ10カ所ある工業団地全て完売にはなっていないので企業誘致という大きな方針は変わっていません。それに加えて、あじさい都市というのは、地場の 産業という小さい地域産業おこし、雇用の創出をもう少し地域レベルで考えていきたいと思い、産業ビジョンを作っています。企業誘致にあわせ、起業家支援、6次産業支援というようなきめ細かい産業おこしを作っていくことが、産業面での大きな方向性だと思っています。
 また、観光面はもう少し力を入れていかなければいけないと考えている。特にも、北上川の東側の歴史・文化をしっかりと観光に生かせるようなことをやっていかなければならないと思っている。ターッゲットは展勝地開園100周年。これがひとつの目安になってくると思います。

/被災者の世帯と人数が減少しているが、戻っているということなのか死亡なのか。
→沿岸地域の介護施設が復旧したことにともない避難者が地元に戻っていることと、単身だった方が家族のもとへ戻っていることがあげられます。

/改めて避難者へアンケートをとるようなことは考えているか。また、住宅再建や土地探しなど、ニーズがあれば検討していく考えか。
→アンケートはとらなければならないと考えている。住宅再建などニーズがあれば検討していく。

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
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更新日:2019年02月28日