定例記者会見・平成26年5月

平成26年5月7日(水曜日)の定例記者会見

とき:午前11時~11時50分

ところ:市役所本庁舎2階庁議室

1 コンコード市との40周年記念事業について (説明:企画部政策企画課)

2 おでんせ多言語表記促進事業補助金について (説明:まちづくり部生涯学習文化課)

3 サトウハチロー記念おかあさんの詩全国コンクールについて (説明:まちづくり部生涯学習文化課)

4 北上市6次産業化支援事業費補助金の活用事業について (説明:農林部農林企画課)

5 鬼の館開館20周年記念事業特別芸能公演について (説明:鬼の館)

6 詩歌文学館賞について (説明:詩歌文学館)

7 その他
  展勝地さくらまつりの入れ込み状況について (商工部商業観光課)
  北上市の火災件  (消防防災部)

 

市長から

 はじめに、いつも北上市の情報等発信して頂き御礼申し上げます。今日は全部で6件の内容です。まずは昨日でさくらまつりが終わりました。50万人を目標に掲げたが最後の追い込みが足りず、50万人を切る入れ込みとなりました。タイミングよく桜が咲いたが長くもたなかったのが影響したと思っています。また、報告になるが連休中も多くの火災があり、これも注意喚起の意味で内容など申し上げるので伝えて頂きたい。今日の中身ですがコンコード市との40周年記念事業についてですが9月30日~10月7日の訪問の予定で募集をしているところです。40人定員のところをだいたい30人超えたところで残り10人程度です。日程等も決まりつつあるので内容などぜひ報道して頂けたらと思います。二番目のおでんせ多言語表記促進事業補助金、これは8月の日韓中スポーツジュニア交流会からはじまり9月のアジアマスターズ陸上、それから来年3月に仙台で開催される、国連世界防災会議などで多くの海外からのお客様が被災地をおとずれる。その際北上市も関わりがあるので訪れてくるものと考えており、それに向けて民間でも多言語表記を促進していこうと設けた補助金であります。これから広報を始めたいと思います。それからサトウハチロー記念のお母さんの詩、詩歌文学館賞それぞれ18回、29回ということで長く続いてきたことによって詩歌の街としての北上市のイメージを作っているイベントだと思っております。今年も開催する予定ですのでよろしくお願いします。詩歌文学館賞については来年が30周年ということで30回記念に向けた特別事業も考えているところでありますので、詳細がかたまり次第お知らせさせていただきます。4番目、北上市の6次産業化支援事業補助金ですが昨年度から実施させていただいており写真などもついていますがこの中から北上市を代表する農産物商品が産まれることを期待して実施しているものです。5番目、鬼の館の開館20周年記念の特別芸能でありますが、鬼の館20年経って、改めて北上市のイメージづくりに役立てていくにはどうしたらいいのか考えるきっかけにしたいと考えています。詳細については担当から。

 

コンコード市との40周年記念事業について (説明:企画部政策企画課)

 コンコード市姉妹都市提携40周年記念事業について説明します。コンコード市と当市は昭和49年10月姉妹都市提携をし、本年40年を迎えます。これまで、コンコード市、北上市民との交流は継続していますが、昨年の10月にコンコード市長から40周年記念事業への招待をいただきました。このことからこれまでの親善を一層深めることと、平成23年の震災の際にコンコード市民の皆さんが復興を祈り、激励のメッセージなどを多数いただいております。このことへの感謝の意を伝えたいということがあり訪問を事業として行います。

続きまして訪問の期間ですが9月30日に当市を出発し、10月7日に北上市に戻る予定です。時差がマイナス14時間ということで出発後シアトル市でコンパクトシティの街並みを視察したあと10月1日にコンコード市内に入る予定です。コンコード市では2日の歓迎式典3日の締結記念式典に参加する予定です。コンコード市の滞在期間中ですがホストファミリーの家にホームステイをすることになっております。コンコード市のほうでは只今アンバサダーさんがホストファミリーを募集しています。続きまして訪問団ですが、北上市の訪問団として市長、議長、姉妹都市友好都市の委員長さんと担当の職員約5名を予定しています。続いて市民訪問団として現在40名の編成で結成する予定でありますが市長からも話があったように現在30名ほどの応募が来ているようです。日程やスケジュールの詳細については国際交流ルームでとりまとめていますので詳しくはそちらへお問い合わせください。

 

おでんせ多言語表記促進事業補助金について (説明:まちづくり部生涯学習文化課)

 現在市ではアジアマスターズなどの国際大会にむけて多言語化に取り組むこととしていますが、民間サイドおきましても国際化に向けた取り組みを推進していこうというもので今回の補助金を創設したものです。北上市を訪れる外国人が、交通機関、食事などを円滑に進められるように民間でも観光事業者が行うパンフレットやメニュー、ホームページの作成、案内版の作成など多言語表記にかかる費用などを予算の範囲内で補助金を交付するものです。対象団体については市内で観光物産施設などを営業しているもの、団体としています。対象事業については目に触れるものです。補助金額に関しては対象経費に二分の一を乗じた額で限度額を10万円を考えています。補助金の交付については当該団体に一年につき一回限りとします。この補助金については当面2年間を予定しています。募集期間は6月2日月曜日から受け付けを開始します。5月28日に市民会議と協働で説明会を開催します。これは別途お知らせします。応募・問い合わせ先はまちづくり部生涯学習文化課となっています。

 

サトウハチロー記念おかあさんの詩全国コンクールについて (説明:まちづくり部生涯学習文化課)

 これはサトウハチローの業績を長く継承して詩を通じた心の教育を推進するためにお母さん、母へ思いをテーマに詩を全国から募集するものです。主催は北上市、教育委員会、サトウハチロー記念館はじめ5者となります。協賛の日本図書センターには全国の小中高及び高等専門学校へのダイレクトメールを送るときにおかあさんの詩のチラシ約3万7千枚を合わせて送付させていただくこととなっています。募集作品はコンクールのために創作された自作の作品とし、募集資格は二年前のコンクールから20歳以下の者としております。定時制高校、養護学校、特別支援学校、矯正施設から学校単位で応募いただく場合にはこの限りではありません。募集期間は6月から9月5日までとなっています。募集方法は要綱のとおりですが、郵送、ホームページから受け付けます。各賞は賞状の他に最優秀賞は1編、賞金3万円、優秀賞2編に賞金2万円、特別賞1編賞金1万円となっています。入賞は30編程度 としています。審査は詩人のこわせ・たまみさんなど5人の詩人が行うこととしております。審査期間は9月から10月を予定しております。決定次第臨時記者会見を開催し、公表し、ご本人にも別途通知します。入賞作品については入賞者作品集に掲載し、受賞者関係者などに配布します。昨年は3907編の応募がありました。特に上位4賞については市内から3賞。最優秀賞は南小学校3年生の髙橋琉政君、優秀賞にはいわさき小の5年生、特別賞にも黒北小の1年生などが入っております。全体で入賞は36編で市内から13編入っています。

 

北上市6次産業化支援事業費補助金の活用事業について (説明:農林部農林企画課)

 市では6次産業化の取り組みを推進するため地域の農産物を活用した加工品の開発・販売などに要する費用の一部を助成します。この事業の位置づけとして、農業関係者の6次産業化の立ち上げ支援、参入のきっかけ作り、ステップアップのための入り口支援、発展段階では国や県の補助金制度を利用していただきたいと考えています。

応募できる事業者は市内に住所を有する、農業を営む人や集落営農組織など農業関係者です。補助対象及び補助金の額ですが1の調査研究・施策開発では加工品の開発、販路開拓等に要する経費、いわゆるソフト事業と2の施設・設備整備では加工施設・機械設備整備、販売施設整備などハード事業が対象となります。補助率は二分の一で補助限度額は1と2を加えて50万円となっています。本年度の市の予算は150万円となっており、昨年度より50万円多くなっています。注意事項は国、県および市の他の補助金等の利用を計画している事業に、この補助金を利用することはできません。受け付け期間ですが本日5月7日から6月20日までとなっています。市のホームページには本日アップしました。市の広報には5月9日号に掲載予定です。応募方法及び審査方法ですがですが申請書を直接、農林企画課へ提出していただきます。郵送は不可で、応募者本人が書類を提出いただきます。公募要項及び応募申請書は市役所本庁舎3階の農林企画課で配布しますし市のホームページからもダウンロードできます。事業者の決定は審査会の審査により決定します。応募者のプレゼンを含む審査を予定しています。お問い合わせは農林部農林企画課産業連携推進係までお願いします。

 スケジュールは次のとおりとなっており、年度内に事業を完了していただくことになっております。参考まで平成25年度に補助金を活用した事例をつけました。

 

鬼の館開館20周年記念事業特別芸能公演について (説明:鬼の館)

 鬼の館は平成6年6月1日にオープンしまして今年20年を迎えます。それを記念して特別芸能公演を企画しております。6月に三回。1日と22日は剣舞の公演。8日には神楽の公演を予定しています。1日は午後1時~午後3時。1時からオープニングセレモニーを行ったあと1時30分からおこないます。出演は市内から滑田鬼剣舞さんと鬼柳鬼剣舞さん、市外から奥州市の南下幅念仏剣舞保存会を予定しております。南下幅念仏剣舞は市内の鬼剣舞の踊りの原型とされているところで、また市内の鬼剣舞にはふたつの流れがあり滑田系と岩崎系があります。鬼柳さんは岩崎系に当たりますのでここで剣舞の比較をしていただければと考えています。8日の大乗神楽ですが市内の協議会に加盟している8団体の他に石巻の雄勝法印神楽保存会をお呼びしています。雄勝さんは1回大会のときにきていただいています。大乗神楽と山伏神楽の違いを観ていただければと思っています。それから3回目の22日は、盛岡の永井の大念仏鬼剣舞保存会さんと大船渡の浦浜念仏剣舞保存会さんと岩崎鬼剣舞さんをお呼びしています。剣舞と言ってもいろいろな型がありますので、いろいろな型を比較鑑賞していただければと思っています。その他に記念事業として20周年の記念誌も発行する予定です。

 

詩歌文学館賞について (説明:日本現代詩歌文学館)

 賞の由来ですが現代詩歌文学の振興に寄与すべく設立された「日本現代詩歌文学館」を記念して、優れた詩歌作品集を各ジャンルから選んで顕彰するもので、井上靖初代名誉館長の創意によって設けられました。第一回の贈賞が昭和61年ということで、詩歌文学館については平成2年の5月からの開館ということで開館前の4年前から始まった賞です。対象については、詩、短歌、俳句の三部門、それぞれ前年中に刊行されたもっともすぐれた作品に贈ることになっています。故人は除くということ、一度受賞した方には二度贈らないことになっています。選考につきましては振興会役員・評議員をはじめとする詩歌人および詩歌専門詩や文学史の編集者などアンケートで推薦された候補作品を参考に選考委員が選出することになっています。選考委員は詩・短歌・俳句それぞれ3名づつ計9名の方が委員を行っています。3年ごとに委員を選考しており、今年は3月5日に東京で委員が選考されました。贈賞式は平成26年5月24日15時から日本現代詩歌文学館の講堂で行うこととしております。受賞者・受賞作品につきましては、詩は北川朱美さん「ラムネの瓶、錆びた炭酸ガスのばくはつ」、短歌は玉井清弘さん「屋嶋」、俳句については柿本多映さん「仮生」です。賞については正賞として国指定重要無形民俗文化財・鬼剣舞木彫り面。副賞としてそれぞれ賞金100万円を贈るものです。北川朱美さんは秋田県生まれですが現在は三重県の松坂市に在住です。玉井清弘さんは7月に発表になりました迢空賞を受賞しています。柿本多映さんは滋賀県の大津市に在住です。当日授賞式が終わってから俳人の高野ムツオさんによる「言葉の復権」という記念講演を予定しています。高野さんは今年の読売文学賞、4月に発表された蛇笏賞を受賞しており、俳句会の時の人になっています。昨日販売になっている昴の6月号に詩歌文学館賞受賞者の作品や受賞のことばなどが掲載されていますのでご覧いただければと思っています。

 

展勝地さくらまつりの入れ込み状況について (説明:商工部商業観光課)

 期間は4月15日~5月6日まで。22日間、昨年度と同じ。入れ込みについてですが49万4,000人です。昨年度に比較して1万4,000人、4%の増です。今回の目標50万人には少し届かなかったとういうことになります。目標値は震災前の平成20年~22年の3年間がほぼ50万人で推移していたので、その水準に戻そうと50万人という目標を掲げました。昨年に比べ増加した要因ですが、昨年度より桜の開花は早かったわけですが開花後、朝晩が涼しい日が続いたため満開が25日で、満開まで10日かかったというのが挙げられます。例年ですと満開まで一週間、早いと4~5日で、10日前後で散ってしまうこともあったのですが、花持ちに恵まれ、また大雨や強風もなかったことからさくらまつり期間中前半の入れ込みが好調だったということが挙げられます。来場等のバス数についてですがバスについては173台。昨年に比べ約1割の減となりましたが第1第駐車場の自家用車は9400台、昨年より3割の増加になりました。期間中記者クラブ各社には取材等にご協力いただいたことに感謝します。

 

北上市の火災件数 (説明:消防防災部)

 北上市の火災件数ですが、25年度と26年度の資料を配布しています。4月の件数を見ていただくと25年は3件、26年は12件と4倍になっています。原因ですがたき火ゴミ焼きの火からの出火が5件、火入れの不始末ですが、たき火ゴミ焼きの火が消えたと思いその場を離れてしまったのが2件、火遊びが1件、ブレーキの火花はJRさんのまくら木が燃えたもの。建物火災が2件、林野火災が2件、車両火災が1件、その他の火災が6件ですが、その他の火災は休耕田の枯草が燃えたものです。それから26年の5月の火災ですが、3日から6日までの4日間で4件の火災がありました。火遊び2件、

建物火災が2件、車両火災が1件、その他の火災が1件ございます。4月17日~30日まで消防組合、消防団が特別警戒態勢で毎日のように広報を行いましたが周知が徹底できず火災の件数は減っていません。引き続き消防団等が警戒を行っているが、記者クラブにも周知をお願いしたく、火災件数を掲載しました。よろしくお願いします。

 

質疑などその他

/コンコード市の市長の名は
→ティム・グレイソン

/最初にシアトルに寄るようだがコンコードまでの距離はだいぶある。シアトルでの目的はどういったものになるのか?
→コンパクトシティの先進市ということで町並みの見学、市の方とも意見交換しまして視察を兼ねて滞在する。また時差の調整もかねコンコードに向けて体調面等準備する。
公式な行事としては今、コンタクトを取っており、視察という形になる。

/市民の訪問団はいくらになるのか
→見積もりでは28万円で全て込みになっています。

/鬼剣舞についてですが、鬼剣舞すべてが国の重要無形文化財なのか岩崎と滑田のみが重要無形文化財なのか、どういう認識でどのようにPRしているのか
→鬼剣舞の中で指定を受けているのは北上市では岩崎と滑田の2つです。その他市外では奥州市の2団体が指定を受けているので鬼剣舞としては計4団体が指定を受けています。指定を受けている団体があるので鬼剣舞そのものが重要無形文化財ということにはならない。

/さくらまつりの入れ込みでバスが1割減ということだったが、バスの1割減というのはかなり大きいと思うがどのように受け止めているか
→バスは開花予測等も含め、旅行会社さんがリアルタイムで旅行商品を扱うようになっていることもあり、さくらの開花状況に合わせてツアーを組むようになってきたことがバスの減少につながったと考えている。連休が離れてしまったのでその影響もあるかなと考えています。

/野焼きは今は農業関係の人だけが行うことだと思うが、農林部で指導したりはしないのか。防災もあるが農業サイドからは何かする予定はないか
→注意喚起に努めたい

/消防団ではどのような対応を行ってきたか詳しく聞きたい
→4月17日に特別警戒態勢ということでいつもより回数を増やして広報活動を行いましたし、消防団の方々にも団長命令で広報の依頼をしました。それから婦人消防協力隊の皆さんにも広報をしていただいた。火災予防運動期間中は消防団が広報をして歩き、その他の時期は広報を行わないがその時期よりも重点的に広報活動を行いました

/広報の内容ですが具体的にどのようなことを市民に呼びかけていたのか
→現在乾燥注意報が出されているので、火の取り扱いには特に注意していただきたいというような内容の呼びかけを行いました。

/4月の12件の火災発生というのはどのレベルなのか
→月10件を超えるのは大変多いです。

/コンコード市40周年を機に今後はどんな展開を迎えていけたらいいと考えているか
→記念のときの往来が主だったが、観光やビジネスにつながるようにと考えている。

/さくらまつりの来年の目標は
→やはり、50万人ということになる。50万人というのが震災前の規模なので。

/さくらまつり実行委員会について、実行委員を組織してどのようなことを変えていきたいのか
→いろいろな団体の方々がまつりをどのような方向に持っていこうという会議を今まであまり開いていなかった、今年は実行委員とまではいかなかったが関係団体を集めて協議しながら進めてきたのでそれが発展して実行委員会となれば、全体としてのコーディネートをもっと全体としてできるのではないかと考えている。

/詩歌やサトウハチローは予算は北上市が負担しているのか
→詩歌の賞金については一橋総合財団が負担している。

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更新日:2019年02月28日