北上市 市勢要覧
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・8歴史・民俗芸能北上の地で受け継がれる、宝上の地に人が住み始めた歴T 北史は古く、縄文時代早期まで遡ります。北上川の豊かな水源や、自然の恵みを享受できるこの地は生活に適した環境でした。市内の至る所に当時の史跡や文化財が残され、先人の暮らしを今に伝えています。平安時代中期、市の南東部にあった国見山廃寺が仏教文化の拠点として、平泉に先駆けて大いに栄えました。江戸時代半ばから明治にかけて、和賀川上流で鉱業開発が進展。終戦後、産業振興を目的に近隣町村で発足した工場誘致促進協議会が今の北上市の原型となりました。大正期詳細はp24へ▶対応するプロジェクトこちらのページは、北上市総合計画【PROJECT 3】地域をつくる文化芸術・スポーツプロジェクトに対応しています。北上の地から国見山廃寺・極楽寺国見山にあった大寺の跡です。千年前、塔をはじめとするさまざまなお堂が並び、平泉文化に先立ち北東北の仏教文化の中心として栄えました。今は山々に眠る礎石(柱の土台石)と極楽寺という小さなお寺だけ往時の栄華を偲ばせます。水沢鉱山水沢鉱山は、かつては南部領内で最も長く銅の産出を続けた銅山でした。最盛期には3,000人もの人がこの地に暮らしていました。みちのく民俗村北上川流域とその周辺の茅葺民家を移築復原しており、竪穴式住居から武家屋敷、商家、南部曲り家など丘陵全体が歴史的建造物の展示場になっています。鬼の館鬼剣舞発祥とされる岩崎地区にある鬼の館では、鬼剣舞はもちろん、全国や世界の鬼に関する資料や展示を鑑賞することができます。Potential

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