政策提言

北上市議会では、市政の課題解決のための政策提言に取り組んでいます。

この政策提言は、常任委員会ごとに行政視察、市民や関係団体との意見交換などの調査・研究を重ね、さらに議員全員で協議を行う場である議会全員協議会において意見交換を行い、議員全員の合意を得た後、市長に提出します。

これまでに提出した政策提言は、次のとおりです。

持続可能な地域コミュニティへの支援に関する提言

地域で顕在化している各種課題の解決を図り、主体的かつ活力ある地域づくりのため、DXを推進するべきであるなど、持続可能な地域コミュニティへの支援に関して提言を行いました。

政策提言の概要

常任委員会

総務常任委員会

提出日

令和6年3月8日

提言

【自治会の組織体制の整備】

  • 行政区や自治会の位置づけの明確化、及び、自治会同士の情報交換や地域の意見を市に伝えられる体制の整備について

【地域内の情報共有手段の検討】

  • 地域内の情報    共有を効率的に行うための情報共有ツールの活用について
  • 情報共有ツールの導入を希望する地域への導入支援及び継続的な運用支援について

成年後見制度が「最期まで自分らしく生きるための選択肢の一つ」として活用されるための提言

人生を最後まで自分らしく生きるための選択肢の一つとして成年後見制度が活用されるために、成年後見制度の周知および成年後見制度利用の需要に対応できるよう成年後見人の担い手となる市民後見人の育成・支援に関し提言を行いました。

政策提言の概要
常任委員会

教育民生常任委員会

提出日

令和6年1月11日

提言

【成年後見制度の活用】

  • 市民に対し成年後見制度のさらなる周知を図ること
  • 必要とする方が成年後見制度をスムーズに活用できるよう支援者の専門力・コーディネート力・サポート力の向上および充実を図ること
  • 成年後見制度の安定的な運用のため、法人後見拡充に向けて働きかけを行うこと

【市民後見人の育成・支援】

  • 市民後見人の育成および受講者が活躍できる仕組みを関係団体と検討すること
  • 市民後見人の受任体制について調査・研究すること

ウェルビーイングを労働者が体現できる中小企業の人材確保に向けた提言

ウェルビーイング(注釈)の視点も持ち、企業に企業に啓発していくとともに、さまざまな技術を持ち、北上市のものづくりを支えている中小企業が中長期的に人材を確保し、企業活動を続けるための提言を行いました。
(注釈)ウェルビーイング…「肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態」の幸福を意味するもの。「状態」としていることから持続的に良好であるとしていることが特徴。

政策提言の概要
常任委員会

産業建設常任委員会

提出日

令和5年11月2日

提言
  • さまざま年齢層から、北上市で働くことが選択されるよう「暮らしのPR」「企業のイメージアップ及び認知度向上の支援」を充実させること
  • 中小企業が効果的に検討できるよう、賃上げに係る各種支援施策の一体的周知を行うほか、働きやすい職場環境の整備への支援を実施すること
  • 市外から家族が安心して送り出せる住居確保等の生活基盤安定のための支援を研究すること
  • 上記提言を効果的に推進するためのしくみの構築及び支援を実施すること

いざというときに“機能する”コロナ禍の避難所運営についての提言

大規模災害発生時においても、地域に住む市民が速やかかつ安全に避難し、適切に避難所生活が送れるよう、持続可能な避難所運営のための提言を行いました。

政策提言の概要
常任委員会

総務常任委員会

提出日

令和4年3月25日

提言
  • 自助を促す防災研修等や防災訓練等の実施促進及び
    防災MYバックの設置等を勧奨すること
  • 共助を促す地域の防災リーダーの育成に向けて取り組むこと
  • コロナ禍でも持続可能な避難所の運営を実現する公助の仕組みを
    構築すること

 

子どもの権利を大切にするまちづくりを進めるための提言書

子どもを取り巻く環境が複雑化している中で、子どもの権利を守り、健やかな成長を実現するためには自治体の取り組みが重要と考え、当市においても子どもの権利を大切にするまちづくりを推進するべく提言を行いました。
 

政策提言の概要
常任委員会

教育民生常任委員会

提出日

令和4年3月25日

提言
  • (仮称)子どもの権利条例を制定すること
  • 子どもの権利にかかわる周知・意識啓発を推進すること

 

観光振興に関する提言

新型コロナウイルス感染症により観光業が大きな影響を受けている中、地域の伝統・文化・自然等の観光資源を生かし、住民が誇りと愛着を持てる持続可能な観光地域づくりを進めるための提言を行いました。
 

政策提言の概要
常任委員会

産業建設常任委員会

提出日

令和4年3月25日

提言
  • 各地区行事も含めた年間イベントカレンダーの設置
  • 観光コンベンション協会の機能強化とフィルムコミッションの創設
  • 夏油高原エリアを活用した観光、イベントの強化に努めること
  • 体験型イベントの拡充と地域資源の発掘

 

持続可能な地域の発展に必要な人材を確保していくための提言

市と地域づくり組織等との協働によるまちづくりを発展させ、地域に住む市民が地元に愛着を持って住み続けられるよう、持続可能な地域の発展に必要な人材を確保していくための提言を行いました。

政策提言の概要
常任委員会 総務常任委員会
提出日 令和2年2月19日
提言
  • 地域づくりの活動情報等を透明化すること
  • 若者や様々な人材が交流できる場作りの支援をすること
  • 地域に合わせた様々な人材確保のための体制を整えること
  • 地域の現状に応じたサポート体制を向上させること

兼業農家どうしの”つながり”構築への支援にかかる提言

当市産業において、兼業農家は工業分野への労働力の供給、農村コミュニティの形成等の重要な役割を担ってきました。市では、平成30年度より兼業農家の魅力創出と高収益化を目的とした次世代農業創出プロジェクトが行われているところですが、今回これを後押しする目的から本提言を提出しました。

政策提言の概要
常任委員会 産業建設常任委員会
提出日 令和元年9月30日
提言

市の施策を契機に新たに事業に取り組む兼業農家どうしの”つながり”構築の支援を行うこと。具体的には以下に取り組まれたい。

  • 定期的な意見交換会の開催
  • 農家間のマッチング支援
  • メール・SNS等を用いた各々の実践者の取り組み状況の共有

児童保護業務に関する提言

2018年に市内で発生した保護責任者遺棄致死事件に関し、市は被害児童の情報を把握しながら最悪の事態を防ぐことができなかったことから、児童保護業務の改善に取り組んでいます。しかし、二度と痛ましい事件が起きないようにするためには、更なる改善が必要であると考え、提言をまとめました。

政策提言の概要
常任委員会 教育民生常任委員会
提出日 平成31年3月22日
提言
  • 子ども・保護者(両者)への面会の徹底
  • 児童相談システムの導入による担当者の負担軽減と情報の確実な共有化
  • 小規模保育事業所の連絡協議会の設立支援と、認可外保育施設の実態把握

ごみ減量化・リサイクル推進についての提言

北上市ごみ処理基本計画に掲げるごみ排出量削減の目標を達成するためには、市民、事業者、行政が今後の北上市のごみ処理の方向性について、共通の考えの下に一体となり、より飛躍的な取り組みを進めていかなければならないと考え、提言をまとめました。

政策提言の概要
常任委員会 教育民生常任委員会
提出日 平成30年3月1日
提言
  • 事業系ごみの実態を正確に把握し、実態に合わせた取り組みを行うこと
  • 様々な世代・生活パターンを考慮した普及・啓発を行うこと
  • 市民が取り組みやすい目標を設定し、取り組みの成果を可視化すること
  • 市民・事業者と協働したごみの発生抑制の仕掛けづくりを行うこと

総合相談・支援体制についての提言

近年、様々な問題が複雑に絡み合い、生活が困難化している事例が急増しています。
困りごとの内容や年齢により相談窓口が分散していることは、分かりにくさなどから相談の機会を逸し、問題をさらに複雑化・困難化させる可能性があります。
現在は各支援機関がそれぞれの専門性とネットワークを生かして支援を行っていますが、困難化事例が近年急増していることから、さらなる相談・支援体制の強化が必要と考え、提言をまとめました。

政策提言の概要
常任委員会 教育民生常任委員会
提出日 平成29年12月7日
提言
  • 市民が様々な困りごとを相談しやすくするため、総合相談窓口を設置すること
  • 家族「まるごと」に対する継続した見守り体制を確立すること
  • 複合的な課題の検討にあたっては、市がトータルコーディネーターの役割を担うこと
  • 自ら相談に来られない人を必要な支援に結びつけるため、地域と協働した予防・支援体制を確立すること

インフラ資産マネジメントに係る市民参加についての提言

施設の統廃合などの最適化計画案の作成後に住民との合意形成を図ろうとすると「総論賛成・各論反対」となることが懸念されることから、計画案の作成前に住民との対話により問題意識を共有する過程を経ることが必要と考え、提言をまとめました。

政策提言の概要
常任委員会 総務常任委員会
提出日 平成29年9月29日
提言
  • 公共施設等の最適化計画の策定に当たっては計画案を作成する前段階から、住民参加による計画策定に取り組むこと

『北上市民の移動手段確保のための「(仮称)北上市地域公共交通再編実施計画」策定についての提言』

市民との意見交換では、既存公共交通サービスの利便性の向上を望む声が多く聞かれました。このことから、バス路線の見直しと、利用者ニーズに対応でき、かつ安定した運営ができるデマンド交通の仕組みづくりが急務と考え、提言をまとめました。

政策提言の概要
常任委員会 産業建設常任委員会
提出日 平成29年9月29日
提言
  • 既存乗合バスは、利用実態や住民ニーズを勘案し、経路の見直しを検討すること
  • コミュニティバスは、乗車時間の長時間化や自宅からバス停までの移動距離等の課題解消と利便性の向上を検討すること
  • デマンド交通は、利便性の高い乗合タクシーサービスの導入の可能性を検討すること 

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局 議事課


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1 本庁舎2階議事堂
電話番号:0197-72-8232
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更新日:2024年03月22日