北上夜曲と歌碑
北上夜曲
「匂いやさしい白百合の~」と日本中で愛唱される「北上夜曲」。
甘くせつない青春の愛唱歌「北上夜曲」は、昭和16年2月、まさに軍歌行進曲全盛の中で生まれました。
口から口へと密かに歌い継がれて、昭和30年代の中頃には、全国の歌声喫茶で大いに唄われたといいます。
北上夜曲は、当時18歳の「菊地 規(きくち のりみ)」が作詞、当時17歳の「安藤 睦夫(あんどう むつお)」が作曲したものです。しかし、口伝いで広まったために、流行を続けながらも作者が分からず、作者不明という事実がますますこの歌を神秘的なものにしたのでした。
昭和36年になってから作者が名乗り出て、この歌が暗い時代に10代の手によって作られていたという話題はセンセーションを巻き起こしました。 レコード会社6社から22種類のレコードが発売され、映画も制作されています。 また2011年まで北上夜曲歌唱コンクール全国大会が開催され、この曲を愛するファンが全国各地から集まり、ソロ、コーラスの2部門で歌唱力を競い合いました。
北上夜曲碑
この歌碑は昭和49年に建立され、平成元年10月に現在の場所(展勝地レストハウス南側)へ移転しました。
全国でも珍しいと言われている作者直筆による歌詞と五線譜が刻まれています。
地図
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更新日:2023年09月07日