舟運とひらた舟

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   江戸時代、黒沢尻(今の北上市)には北上川最大の河港があり、北上川の上流と下流の中継地として、江戸に送る米などの積み替えが行われていました。その主役として行き交ったひらた舟が復元され、展勝地の入り江に係留されています。

ひらた舟

 ひらた舟は、かつて宮城県の石巻から黒沢尻まで北上川を上り下りした最大の川舟です。黒沢尻は南部藩の最南端で、北上川の上流と下流の中継地として栄えました。ここには多い時にはひらた舟が64艘と、南部藩と八戸藩の川舟がすべて 集まっていました。石巻までは下り3日、上り4日かかったと伝えられています。船荷は色々ありますが、最も大量に運ばれたのは米でした。北上川を遡るとき は、風があれば帆を使い、なければ竿で押し、それもだめな場合は綱で引いて上がったといわれます。水の少ないときは浅瀬で破船したり、増水するときは渦巻や暗礁で転覆することもあるという危険な仕事でした。

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更新日:2019年02月28日