史跡八天遺跡の発掘調査現地説明会を開催しました!
去る令和7年11月1日(土曜日)、北上市更木34地割地内の八天遺跡にて第12次調査の現地説明会を開催しました。前日からの雨が残り、ときおり強風の吹くあいにくの天気となりましたが、40名もの方々にお越しいただきました。
今回の説明会では、調査で見つかった縄文時代の大型柱穴を伴う掘立柱建物跡や平安時代の竪穴住居跡、江戸時代以降の墓地などについて調査員が解説し、出土した遺物も展示して、来場者の皆さんの注目を集めました。また6年間継続してきた八天遺跡の「令和の調査」について、現状での総括も行いました。
写真1:江戸時代以降の墓地を説明している様子です。調査では、方形の墓穴から骨片が見つかったほか、付近で寛永通宝が5枚重なって出土しました。
写真2:平安時代の竪穴住居跡を説明している様子です。この住居跡では、地下にトンネル状に掘られたカマドの煙出しが良好に残っていました。
写真3:縄文時代後期中葉の大型柱穴を説明している様子です。4基の柱穴が正方形に配置され、掘立柱建物跡を構成していることが明らかになりました。

写真4:八天遺跡から出土した遺物について説明している様子です。今年の調査で見つかった遺物のほか、これまでの調査の出土遺物(土器・石器・土偶など)も展示しました。
当日配布した資料は下記よりご覧になれます。
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更新日:2025年11月05日