多聞院伊澤家住宅

久那斗神社の別当(僧職の一つ)家。多聞院伊澤家はもともと里に住み着いた羽黒派の修験者で、悪霊や人に降りかかる災いを除き、人々の安穏を守る修験者として、里人らも期待される存在でした。
建物は間口10間半奥行き5間の木造平屋建てで、寄棟造りの茅葺屋根です。内部は座敷・道場・中間・常居・寝室・庭・台所・厩などからなります。母屋の後方にある久那斗神社里宮には、十一面観音が祀ってあります。平成2年に国の重要文化財に指定されました。

見学者の皆様へ
重要文化財「多聞院伊澤家住宅」保存修理工事について
国指定重要文化財「多聞院伊澤家住宅」では、建物を将来にわたって保存・継承するため、令和8年度から保存修理工事を実施しています。
工事の概要
多聞院伊澤家住宅は、長年の風雨等の影響により、柱の傾斜や不同沈下による建物のゆがみ、雨漏りによる腐朽、キクイムシによる虫害などが確認されています。
また、茅葺屋根を保護するために設置されたトタン屋根についても経年劣化が進み、再び雨漏りが発生している状況です。
こうした状況を受け、建物の保存と適切な後世への継承を目的として、保存修理工事を実施しています。
修理の内容
今回の工事では、建物の歴史的価値を守りながら健全な状態に回復するため、「半解体修理」により根本修理を行います。
修理に当たっては、部材を一つひとつ丁寧に解体・記録し、再利用できるものは可能な限り再利用します。破損が著しい部材については、元の材質や寸法、工法に合わせて補修または交換を行います。
工事に伴う公開の休止について
保存修理工事に伴い、安全確保のため、多聞院伊澤家住宅は工事期間中公開を休止しています。
工事期間(予定)
令和8年9月から令和11年秋ごろまで
見学者の皆様にはご不便をおかけしますが、貴重な文化財を次世代へ継承するため、ご理解とご協力をお願いいたします。
今後の情報発信
保存修理工事の進捗状況については、市ホームページ等で随時お知らせします。
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更新日:2026年10月27日