防災マップをつくろう

白地図や地域地図でも避難所までの道のりはわかりますが、それで本当にたどりつけるかはわかりません。大地震は、堅固な建物まで押しつぶし、倒壊させてしまう力を持っているからです。町の中には危ないものがたくさんあります。自分の目で見て、自分の足で歩いて、避難所までの道のりを確認しましょう。

 

防災意識を持って、自宅周辺を散歩しよう
自宅周辺の様子を思い浮かべてみてください。避難所や近くの公園(一時避難場所等)までの道のりは思い出せると思います。しかし、そこに・・・

  • ガラス張りのビルはありましたか?
  • 電柱はありましたか? 電柱には街灯がついていましたか?
  • 倒れてきそうな自動販売機は・・・

すべてを正確に思い出すことができる人はまずいません。でも、頭に浮かんだ道のりを歩いて避難するとき、

  • ブロック塀が倒れていたら
  • 自動販売機が横倒しになっていたら
  • 電柱が倒れて、電線がたれ下がっていたら・・・

危険で、そのような場所は通ることができません。そこで、自宅周辺をピクニック感覚でもよいのでスケッチブックを持って、家族全員で避難所まで歩き、危険度をチェックしてみましょう。もとになる地図は白地図を拡大コピーしても、簡単な手書きの地図を描いてもかのいません。

  • どこの道が広くて
  • 電柱は道のどちら側にあるのか
  • 道に面した建物のガラスはどの程度の大きさなのか・・

安全に避難するうえで気になった点は、すべて書き込んでいきましょう。また、デジタルカメラ等で撮影し記録しておくのもいいでしょう。

 

自宅周辺のマップをつくろう
自宅周辺の危険情報の洗い出しが終わったら、次にマップをつくります。まず、自宅と避難所の配置を確認し、そこまでの道のりを、距離などは正確でなくてもいいので、とにかく書き込んでいきます。
そして、チェックしてきた危険箇所を、例えば、ブロック塀、電柱、ガラス張りの建物などを色分けします。また、マップから線を引き出して、そこに撮って きた写真をはるのもいいでしょう。できあがったら、避難経路を複数(2~3)書き込みます。万が一、橋が落下していたらその道は通ることができない、ということがあるからです。

[家族全員で自宅周辺の防災マップを作成しましょう]
新しいビルが建設されたり、まちは姿を変えます。そこで、まちの情報を常に入手しましょう。そして、一度つくった地図は定期的に見直すことも大切です。

 

防災マップの使い方
大地震では、多くの場合、家族が離ればなれで被災する可能性が高いのが現状です。家族が再開する場所は、日常から頭に入れておきたいものです。そこで、防災マップの使い方です。普段から、カバンなどに入れて持ち歩くことはもちろんのこと、いつも目に付くところに置いておきましょう。
例えば、洗面所の壁はどうでしょう。朝晩、歯を磨くたびに無意識に見ることになります。また、トイレのドアなどもいいでしょう。いつも何となく目に入るところ、というのがポイントです。そうすれば、いざというとき、頭に浮かぶものです。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理課 危機管理係

〒024-0083
岩手県北上市柳原町2-3-6
電話番号:0197-72-8306
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2019年02月28日