北上市の農業(2016年10月)

だいぶ寒くなってきました。

 

9月末から10月中に起こった出来事をまとめてみました。

 

まずは9月21日に行われた北上市認定農業者連絡協議会の市長と語る会の様子です。

市長と語る会の写真
市長と語る会の写真

今年はねぎの収穫体験と調整作業の様子の見学を行い、その後ねぎの一本焼きも振る舞われました

市長と語る会の写真
ねぎの一本焼きの写真

ただの一本焼きと侮るなかれ、ねぎは取れたて、炭は岩崎の炭焼き職人がこしらえた良い炭を使っております。

よくバーベキューなどで「炭に火がついて食材を焦がしちゃった」ということがありますが、今回使った岩崎の白炭はちょっとやそっとのことでは火が立つことはありません。

そのため食材を無駄に焦がすことがなく、じっくり火を通すことが可能です。

 

お肉も地元の豚肉を用い、オール北上の食材(資材)に舌鼓を打ちました。

 

その後は花巻農協みなみ支店の会議室で意見交換会を行いました。

意見交換会の写真

今回焦点となったのは「労働力の確保」でした。

大勢人が欲しい作業もあればあまり人のいらない作業もあるため、雇用は中々難しいようです。

他の生産者はどのような雇用をしているのか、色々と情報の交換が行われました。

 

北上市認定農業者連絡協議会とは?
北上市の認定を受けた農業経営者(認定農業者)の組織する団体です。
情報交換会や外部講師を呼んでの研修会等を通し、農業経営の改善を行います。

 

10月と言えば、そう、稲刈りの季節です。

田んぼの様子の写真
田んぼの様子の写真

黄金色に輝く大地に、コンバインのメスが入ります。

稲刈り後の写真

自脱型コンバインの普及や乾燥調製施設が整備されたことにより、今では写真のように自然乾燥させているところも減ってしまいましたが、意識してみると結構残っています。

ちなみにこれを「ほにょ」「ほんにょ」「はせがけ」などというらしいです。

 

いわて国体でも、10月7~10日の4日間、北上市の農業のPRブースを出しておりました。

PRブースの写真

農産物の展示品としては二子さといもとりんご、鉢花りんどうを飾っておりました。

二子さといもはさすがに人気で「初めて見た!」「こんなでかいさといも見たことない!」 と嬉しい声が聞こえてきました。

りんごも産直ブースで毎日売り切れるほど盛況でした。

 

そして鉢花りんどうですが、花巻農協鉢花生産部会の出品した新品種「花巻銀河ブルー」が何と花の国体ともいえる

「国際フラワーEXPO フラワー大賞2016鉢物部門」でグランプリに次ぐ優勝賞

そして「JFIトレードフェア2016秋 in FAJ」ではベストプランツ賞を受賞しました!

りんどうの写真

国際フラワーEXPOとJFIトレードフェアの同時受賞は非常に珍しいと言われ、それが銀河ブルーの一番いい時期に受賞できたのはとても嬉しいものです。

それと、コンテストに出品された花を栽培したのが北上市の方というのも見逃せないポイントです。

りんどうの花言葉は「勝利!」

 

 

国際フラワーEXPO 通称アイフェックス(IFEX) とは?
花に関するあらゆる商品が世界中から集まる国内最大の商談会です。フラワー大賞は花業界の著名人による公正な審査を経て、切花、鉢花、海外生産者の3部門のグランプリ及び優秀賞を決定します。受賞品種はその後1年間、有力生花店やフラワースクールで大々的に告知され、大きなPR効果が得られる事となります。

 

JFIトレードフェア ベストプランツ賞とは?
日本のフラワービジネスの流通拠点の核を担う東京都中央卸売市場大田市場内において、全国の買参人が来場する商談会「トレードフェア」内で来場した買参人の投票により決定されます。プロの買参人の厳しい目によりその日一番の輝きを放つ花を選ぶ、大変名誉ある賞です。

 

花巻銀河ブルーとは?
平成27年にデビューしたJAいわて花巻管内の生産者だけで生産されるオリジナル品種です。育成地は夏期の猛暑が全国的にも有名な埼玉県鴻巣市となっており、耐暑性に優れ光沢のある濃い青色がセールスポイントです。

開花した花弁の深い青と、雄しべ、雌しべの乳白色の群生が星空をイメージさせることから、岩手県の偉人宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」を連想させることが名前の由来です。

鉢花りんどうの需要期は「敬老の日」ですが、この品種の良さを最大限に引き出すため、出荷時期を気温が低下してくる「敬老の日」以降としていることも特徴の一つです。

 

これからさらに寒くなって外に出るのが億劫になるかと思いますが、シクラメン(写真左)やポインセチア(写真右)など寒い時期の花がこれから出て来ます。

シクラメンの写真
ポインセチアの写真

鑑賞用に花を飾るも良し、これからの時期ですとプレゼントとして贈るのも良し。

 

なお、シクラメンの花言葉は花がうつむいていることから「遠慮」「内気」、ポインセチアの花言葉はクリスマスフラワーとも言われることから「祝福」となっております。

 

写真撮影日

 

北上市長と語る会:9月21日

 

水田風景:9月30日

 

国体ブース:10月7日

 

鉢花りんどう:10月27日

 

シクラメン・ポインセチア:10月22日

この記事に関するお問い合わせ先

農業振興課 水田営農係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎3階
電話番号:0197-72-8239
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更新日:2019年02月28日