北上市の農業(2016年4月1回目)
みんな知りたい!私も知りたい!そんな北上市の農業を季節ごとに紹介していきます。
今回は「二子さといも」の種芋出しです。
二子さといもと言えば北上市の秋を代表する食材ですが、春はどのようになっているのか見てみましょう。
二子さといもの栽培は食用と種芋用の2種類に分かれます。

種芋用として栽培された二子さといもは食用の後に収穫され、冬の間土蔵の中で貯蔵されます。土蔵の深さはなんと1~1.5メートルと、子どもがすっぽり入ってしまうほど。穴が浅すぎると冬の寒さに負けてしまい、また深すぎると土の重さや湿気、熱などで潰れたり腐ったりしてしまいます。

3月下旬から4月上旬にかけて、種芋は土蔵から出されます。深い穴の中から大量の種芋を出す作業はとても重労働です。

掘り起こされた種芋は親株から外されて、しばらく天日干しされます。さらにこの中から形の悪いものや小さいものを除いていきます。
種芋は畑に植える前に芽出しという作業を行います。
芽だしについては次回ご紹介します。
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更新日:2019年02月28日