優れた詩歌作品集を顕彰|詩歌文学館賞贈賞式(2023年5月27日)


第38回詩歌文学館賞贈賞式は5月27日、日本現代詩歌文学館で開催されました。
同館の設立を記念して設けた賞で、前年に刊行された詩、短歌、俳句の三部門から1人1作品に贈られます。今回は、詩部門は齋藤恵美子さんの「雪塚」(思潮社)、短歌部門は小池光さんの「サーベルと燕」(砂子屋書房)、俳句部門は星野高士さんの「渾沌」(深夜叢書社)が受賞しました。
齋藤さんは「自分の内側にとことん向き合い、孤独の中で楽しみながら書いた」、小池さんは「自分の生活で見聞きし考え感じることを、これからも淡々と歌にしていきたい」、星野さんは「これからがスタートラインだと背中を押してもらったようだ」とあいさつしました。
また、式典後は詩人・歌人・俳人の高橋睦郎(むつお)氏が「老いること 書き続けること」と題して記念講演を行い、ユーモアを交えながら自身の老いと詩歌との向き合い方を発表。約150人が参加した会場では時々笑いが沸き起こっていました。
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更新日:2023年05月30日