【終了】季節を感じるテーマ展3種 「避暑」「秋草の刀装具」「大正時代のすごろく」
令和4年度のテーマ展は「季節を感じるコレクション」とし、館蔵資料の中から季節感あふれるものを選び、3期にわたって展示しました。
6月18日~8月31日 避暑
展示風景
野良作業のときに強い日光から頭を守る「ひがさ」や背中を守る「はだごも(ハダッコ)」、夏らしいかきごおりやところてんを作る道具、陶製のまくらや蚊帳などを展示しました。
この夏はいつにも増して節電が呼びかけられたことから、博物館では展示を通じ、エアコンがなかった時代の暑さをしのぐ暮らしの知恵を紹介しました。
かんなをひっくり返したような形状の氷削りやところてん付きなどが人気でした。
9月10日~11月30日 秋草の刀装具

鏡を置いて、裏も見られるようにしました。
当館の古美術資料の大半を占める、故・會田喜一氏の収集した「會田コレクション」。刀剣や刀装小道具もかなりの数がありますが、その中で「秋」に関係するモチーフのものが他と比べて目立っています。
會田コレクションの小道具類から、コオロギやキリギリスといった秋に鳴く虫や、ススキ、菊などの秋の草花が描かれているものを8点展示しました。
ちなみに、本展で使用した資料解説パネルは夏に行った博物館実習のときに学生さんに切ってもらったものです。
12月17日~1月15日 大正時代のすごろく

大正10年『小学男生』新年号ふろく・初夢すごろく
皆さんはお正月にすごろくで遊びますか。昔は子ども向け雑誌の新年号のふろくにはたいていすごろくが付いてきたものでした。
冬のテーマ展では、大正時代の子ども向け雑誌についてきたレトロなすごろくを8点展示。
夢あふれる華やかでかわいらしい絵柄が人気を集めました。

大正9年『小学男生』新年号ふろく・おとぎの国旅行すごろく
更新日:2023年02月14日