イノシシに遭遇した時の注意事項について
市内において、和賀町山口地域を中心にイノシシが出没しており、村崎野駅周辺においてもイノシシと思われる動物が目撃されています。
イノシシは本来、臆病でおとなしい動物であり、通常、人と出会ってもイノシシの方から逃げるので、あわてる必要はありません。しかし、イノシシが興奮していたり、発情期(晩秋~冬)や分娩後で攻撃的になっていたり、至近距離で突然出会った場合には注意が必要です。 事故を防ぐため、イノシシと遭遇した場合は次のことに注意してください。
イノシシに遭遇した時の対応について
- 落ち着いてゆっくり行動しましょう
イノシシに出会ったら、静かにその場を離れましょう。イノシシに背中を見せたり、走って逃げると向かってくることがあるので、ゆっくりと後ずさりしながら離れてください。また、近くに建物などがあれば、屋内に避難してください。
イノシシの威嚇行動として、背中の毛を逆立てる、音を発する(例:シュー、カッカッカッ、クチャクチャクチャ)場合があります。このような行動が見られた場合はくれぐれも注意してください。 - こちらから攻撃したり、威嚇したりしてはいけません。
棒を振り上げたり、石を投げたりしてイノシシを刺激すると、逆上したイノシシが襲ってくることがあるため、大変危険です。 - うり坊を見かけても、近づいてはいけません。
うり坊(イノシシの幼獣)を見かけても、近くに母イノシシがいる可能性が高いので、近づいたり追いかけたりしてはいけません。興味本位で写真を撮らず、すぐにその場を離れてください。また、食べ物を与えることはしないでください。人への警戒心を低下させ、人が食べ物の供給源だと学習してしまい、人の生活圏への出没を助長させてしまいます。 - どうしても接近を避けられない場合は
イノシシにとって、人がいる方向にしか逃げ道がない場合は、イノシシが向かってくることがあります。接近が避けられない場合は、イノシシに逃げ道を明け渡しつつ、安全な場所に避難してください。(安全な場所の例:イノシシから人間が見えない場所、イノシシが簡単に登れない場所や立木に登ることも有効)
イノシシの特徴
- 成獣の場合、雄の体長は110~170センチメートルcm、雌は100~150センチメートル、体重80~190キログラムとなる。雌の方が小さい
- 前身は茶褐色から黒褐色の剛毛で覆われる
- 雌雄とも下あごの犬歯が鋭く、特に雄は発達して長い
- 時速45キロメートルで走り、120センチメートルの高さをジャンプするなど、身体能力が高い
- 雑食性で、栗・稲等の植物質のものから、昆虫・甲殻類のような動物質のもの、残飯まで餌とする
- 4~5月ごろに子どもを4,5頭出産し、雌はグループを作ることがある
- 幼獣は瓜に似た縞模様があるが、模様は生後4か月ほどで消える
足跡の形
イノシシ
ニホンシカ
通報・情報提供先
イノシシを目撃したり、農作物被害があった場合は、北上市農林部農業振興課(電話72-8238(直通))まで御連絡願います。
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更新日:2019年02月28日