定例記者会見・令和7年10月
令和7年10月7日(火曜日)の定例記者会見
とき:午前11時~11時25分
ところ:市役所本庁舎2階庁議室
市長から
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本日の発表事項は二件。一件目はツキノワグマ建物侵入被害発生に伴う危機対策本部の設置について。詳細は担当から説明するが、岩崎地区で人を恐れていないと思われる熊が、建物に複数回侵入しており、本日、対策本部を設置した。今は物的な被害のみであるが、人的被害に広がらないよう具体的な対策をとっていく。
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二件目は、日曜日に開催される2025ランフェスきたかみについて。今年のランフェスでは、専修大学北上高等学校の生徒と打合せを重ね、新たな企画を用意している。学校施設も借りて、ファンランの部の会場とする。ランフェス全体の実施概要が決まったので、担当から説明する。
ツキノワグマ建物侵入被害発生に伴う危機対策本部の設置(説明:農林部農業振興課)
岩崎地区ツキノワグマ侵入被害に伴う危機対応経過等 (PDFファイル: 125.8KB)
質疑
Q(テレビ岩手)
情報のあった熊の大きさについて、どれ位であったか。
A(農林部長)
目撃情報によると、成獣であったとみられる。
Q(テレビ岩手)
建物の損壊が何回かあったとのことだが、それぞれどのような被害であったか。
A(農林部長)
10月3日の建物損壊は、小屋の引き戸と窓のガラスが壊されていた。10月5日6時45分頃の建物損壊は、小屋の中に熊が侵入しないように入り口となりそうな箇所をコンパネで塞いでいたが、それが引き剝がされ、中に侵入した形跡があった。同日18時頃にも、再度打ち付けて塞いでいたコンパネを再び引き剥がし侵入した熊を追い払った。
Q(テレビ岩手)
今回の被害を受け、監視カメラを設置したのか。
A(農林部長)
監視カメラは設置していない。
Q(テレビ岩手)
10月3日、4日、5日と被害が続いたが、対策本部の設置が本日になった理由は何か。
A(農林部長)
10月4日16時にワナを設置し、それにより捕獲されることを望んだが、結果的には捕獲に至らなかったため、本日の危機対策本部設置となった。
(市長)
今回の熊の被害は、小屋に打ち付けたコンパネを剥がして侵入するなど、狂暴な部分も見せており、人を恐れない熊として危機感を持って対応するため、対策本部設置の取り扱いとなった。
Q(岩手日報)
今回の被害は、民家の敷地内にある小屋についてか。また、建物損壊とは小屋の損壊のことのみか。
A(農林部長)
それぞれ、お見込みのとおり。
Q(岩手日報)
これまでの被害状況で建物侵入の6回というのは、具体的にいつのことか。
A(農林部長)
経過を基に説明すると、10月2日の朝が1回目、3日の朝が2回目、同日夕刻が3回目、4日7時頃が4回目、5日6時45分頃が5回目、同日18時頃が6回目となる。
Q(岩手日報)
クマ対応として鳥獣被害対策実施隊が対応中とあるが、現地で対応しているのか。
A(農林部長)
ワナを設置していることから、状況確認のため見回りを行っており、猟銃による捕獲も想定ながら現地で対応している。
Q(NHK)
対象の熊は1頭か。また、成獣とのことであるが、大きさは1メートル位とか具体的な情報はどうか。
A(農林部長)
1頭であり、大きさについて具体的な情報は無いが成獣であると判断している。
Q(NHK)
フレコンバック損壊とあるが、中には何が入っていたのか。
A(農林部長)
玄米である。
Q(NHK)
玄米は食べられていたのか。
A(農林部長)
フレコンバック及びコメ袋について、爪で引っ搔いた跡はあったが、食べた形跡は無かった。
Q(NHK)
今回の一連の被害について、車への傷の被害も含め同一の被害者のものであるのか。
A(農林部長)
お見込みのとおり。
Q(NHK)
被害者の方の年齢や世帯構成は。
A(農林部長)
ご家族で住んでいる民家の敷地内であるが、具体的な世帯構成は把握していない。なお、取材は控えて欲しいとのことであり、記者クラブの皆さんへお伝えする。
Q(NHK)
母屋から被害のあった小屋までの距離は。
A(農林部長)
具体的な距離は把握していないが、それ程離れていない同一敷地内となる。
Q(読売新聞)
経過の中で10月4日に記載のある勝手口というのは、小屋のものか。
A(農林部長)
母屋の勝手口のことであり、足跡が付いていたことから中に入ろうとしたものと推測している。
Q(読売新聞)
母屋にも形跡があったとすれば、ご家族で不安も大きいかと思うが、夜間だけでもどこかに避難されたとかはなかったか。
A(農林部長)
被害者からは避難したいとの希望を示されていないため、そのまま日常生活を続けられている。
Q(読売新聞)
今回の被害箇所の周辺には、学校など人が集まる施設はないか。
A(農林部長)
遠く離れたところに市立「鬼の館」があるが、被害箇所周辺には何も無い。
Q(岩手朝日テレビ)
今後、熊が現れた場合には駆除ということになるのか。また、その判断基準はあるのか。
A(農林部長)
既にワナを設置しており、つまりは駆除の方針となる。
Q(岩手めんこいテレビ)
北上市では緊急銃猟への対応はどうされているのか。
A(農林部長)
9月市議会通常会議において、緊急銃猟に関係する補正予算を可決いただいたので、安全対策など必要な準備を進めている。また、緊急銃猟に関しては、国主催、県主催の実地訓練にそれぞれ参加し、当市としての課題を整理している。
(市長)
少なくとも今回の被害箇所は、緊急銃猟の対象エリアではないので、通常の駆除対応となる。
Q(岩手日日)
今回のワナ設置2箇所は、小屋の近くであるのか。
A(農林部長)
当該民地の敷地内に設置している。
2025ランフェスきたかみの開催(説明:まちづくり部スポーツ推進課)
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更新日:2025年11月05日