臨時記者会見・令和7年2月
令和7年2月26日(水曜日)の臨時記者会見
とき:午後3時~4時10分
ところ:市役所本庁舎2階庁議室
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令和7年度北上市予算(案)の概要(説明:財務部財政課長)
市長から
- 令和7年度北上市予算案(案)は28日開会の市議会定例会に上程させていただく。キャッチフレーズとしては、「住みよい北上住みたい北上」シンカ(進化・深化)予算として、シンカは2つの意味があり、各種施策を進める「進化」と市民の理解を深める「深化」となる。
- 金額としては512億円であり、過去最大の当初予算となる。前年度比で10.1%増となるが、主にハード事業による増額であり、統合北上中学校建設、各学校、各公共施設の長寿命化工事への対応や指定管理事業などを含めて人件費の増額への対応となる。財政規律を保ちながら、必要な事業は進めていくとしたメリハリをつけた予算編成となる。詳しくは担当から説明する。
令和7年度北上市予算(案)の概要(説明:財務部財政課長)
令和7年度北上市予算(案)の概要 (PDFファイル: 1.8MB)
質疑
- 令和7年度北上市予算(案)の概要
Q(河北新報)
令和7年度は、不交付団体となる見込みはあるか。今後の見通しはどうか。
A(財政課長)
令和7年度の見込みはない。
(財務部長)
誘致企業の工場2棟目が完成し、そちらの投資が順調に進むという見通しの中では、不交付団体となる可能性はあるが、いつになるのかは状況によるため、明言できない。
Q(河北新報)
財政力指数はどれくらいか。
A(財政課長)
3カ年の平均で表すもので令和5年度決算ベースとなるが、0.91となる。かなり高い方となる。
Q(岩手日報)
説明では、大型事業が続く中で起債残高は増えており、今後、市立大学の設置が決まるとなった場合には、さらにハード整備に係る経費が増えることになる。市長は、今後の財政運営のあり方をどう考えているか。
A(市長)
統合北上中学校建設は、令和7年度で終える。長寿命化工事も公共施設の最適化計画に基づいて実施している。中期財政見通しは毎年見直している。仮に、大学設置と決定すれば最短で令和12年の開学となり、その場合、建設費を計上した上での財政見通しも立てていかなければならない。大学を設置する場合の総事業費は約117億円と算出しており、想定して進めていかなければならない。
Q(岩手日日)
統合北上中学校建設、ほかの学校長寿命化工事に要する費用は見立てており、大学設置が追加で決定しても、うまく財政運営はできるということか。
A(市長)
一年で100億円ほどが必要となるものではなく、複数年での支出が前提であり、基金や積立金を活用しながら、財政運営に係る指数も意識しながら進めていく。
(財務部長)
大学設置に約117億円と算出しているが、活用可能な補助金等を取り入れながら、それ以外の部分で借り入れとなる。それを複数年度で負担することにより、全体の道筋を見立てて進めていくことになる。
Q(読売新聞)
新年度予算に市立大学に関連する予算は計上していないのか。
A(市長)
お見込みのとおり。現在は基本構想を策定中であり、次の段階としては基本計画の策定となる。基本計画に進むか否かは6月市議会での決定となる。どうなるかは定かではないが、進めるとすれは補正予算での対応となる。
Q(岩手日日)
歳入予算について、市税で増収となったのは法人市民税と固定資産税が大きいということか。
A(財政課長)
お見込みのとおり。
Q(岩手日日)
固定資産税の増収額は。その主な課税対象は、企業の設備と個人の住宅か。
A(財政課長)
全体で7億4264万6千円の増額となる。企業であれば建屋、個人であれば家屋が主な要因となる。償却資産は伸びてはいない。
Q(読売新聞)
固定資産税の増収に関して、住宅の戸数が増えたということか。
A(財政課長)
戸数については資料を持ち合わせていないが、住宅の戸数は増える見込みで予算計上している。
Q(読売新聞)
住宅戸数の増に合わせ人口も増えているのか。
A(財政課長)
当市において人口は増えていない。世帯分離などにより世帯数が増えていることやアパート建築も多いことから、新築戸数として計上されることで全体戸数が増えている。
Q(岩手日報)
モバイルクリニックは利用実績が少ないと伺っており、よく選択と集中と言われ財政運営への姿勢が大事であると思われるが、今回はあえて「シンカ」として特徴をつけており、市長としては予算執行をどのようにかじ取りされていくのか。
A(市長)
ハード事業は工業団地周辺の道路整備、統合北上中学校整備と必要なもの、緊急なものは実施していく。ソフト事業についてはハード事業に比べて額は少ないものとなり、モバイルクリニックについては少なくない額の予算となるが、需要があり必要なものとして進めていく。新年度予算は、交流人口、関係人口を増やすような取り組みや、集落支援、重層的支援体制への取り組みなど、住みよい北上、住みたい北上への「シンカ」としてソフト事業で特徴を出したものとなる。
Q(岩手日報)
ポケモン関連では公園が整備されているが、「呪術廻戦」もアニメ化が続いており、こちらでのソフト事業は何かあるのか。
A(市長)
先日の関東学院大学の学生グループによる市への政策提言に関連したものがあったが、著作権に関わることであるため、参考としながら、シティプロモーション事業として予算の範囲の中で取り組むことになる。
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更新日:2025年03月10日