令和4年度の調査成果を報告|北上市発掘調査報告会・講演会(2023年3月4日)



北上市発掘調査報告会・講演会は3月4日、日本現代詩歌文学館で行われました。
埋蔵文化財センターでは、道路建設、宅地造成などの開発により消滅する文化財を記録・保存するための発掘調査を行っており、本年度は八天遺跡(更木)、蛭川遺跡(和賀町横川目)、下仙人館跡(和賀町岩沢)などの市内7カ所を調査。文化財課の職員がその成果を報告しました。その後、県文化振興事業団埋蔵文化財センターの村上拓氏による講演「清水遺跡の調査成果と八天遺跡」が行われ、参加者は地域の歴史に思いを巡らせました。
遺跡巡りが好きな菅原ケイ子さん(77歳・臥牛)は「北上川沿いの遺跡のほとんどが消滅している中、現在まで八天遺跡が残っていることに関心した」と残された遺跡の貴重さを再認識していました。
鬼の館企画展示室では、3月26日(日曜日)まで第30回北上市埋蔵文化財展「掘り出されたくらし」を開催しています。令和2・3年度に市内で調査した遺跡について、写真パネルや出土した遺物を展示していますので、この機会にぜひご覧ください。
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更新日:2023年03月10日