伝統をつなぐ幻想的な光|口内傘ライトアップ (2025年5月3日)
和傘の灯りが夜の古民家を彩る口内傘ライトアップ(口内町自治協議会主催)は5月3日から6日まで、みちのく民俗村で開催されました。
口内傘研究講座で製作された和傘のほか、市内の職人による竹灯籠やランプシェードなどの柔らかな光が、来場者を幻想的な世界へといざないました。3日は、口内町民俗芸能公演も行われました。
当時の口内傘を知る菅野征支朗さん(口内町・83歳)は「懐かしい気持ちになった。ライトアップは雰囲気があっていい」と感慨深げに話していました。
口内傘は約200年前に作られ始め、特産品として県外にも名をはせましたが、材料の入手難や職人の高齢化により途絶えました。
同自治協議会の菊池由美さん(34歳)は「とても貴重なもので、若い世代にも知ってもらいたい。伝える活動をこれからも続けていきたい」と思いを語っていました。



この記事に関するお問い合わせ先
- このページに関するアンケート
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。
更新日:2025年05月21日