(4) みちのく三大桜名所／北上市公式ホームページ

　今年の北上展勝地さくらまつりは、4月4日から始まり、29日まで開催中です。温暖化の影響からか年々開花が早まり、それにつれてまつりの開催期間も早めて対応しています。先人から連綿と受け継がれ、手入れを施してきた素晴らしい桜並木は、まさに北上の宝です。　

　この北上展勝地と秋田県仙北市角館の武家屋敷･桧木内川堤、青森県弘前市の弘前公園を「みちのく三大桜名所」としてアピールしていることを、皆さんはご存じでしょうか。ネットで検索すると、各旅行会社の桜ツアーメニューの中に「みちのく三大桜巡り」と出てきます。いまや日本全国に認知されていますが、この三つを組み合わせようと発案したのは当市でした。かれこれ四半世紀前になります。

　以前より、展勝地も弘前公園も角館武家屋敷なども、日本さくらの会の「さくら名所100選の地」に選定されていましたが、知名度では弘前や角館の方が圧倒的に高く、観光客の入込数も桁違いでした。当時の当市関係者は、この2カ所の名所とコラボすることで、展勝地をもっと有名にできると踏んだようです。4月中旬からゴールデンウィークにかけて桜が満開になる北東北の地の利を活かすべく、北上→角館→弘前の順に桜前線を追ってツアーを組む広域連携を両者に働きかけたのでした。

　そして、平成10(1998)年に、弘前市･角館町(現仙北市)･北上市の市町長と観光協会長らにより構成される「みちのく三大桜名所連絡会議」が発足し、以来、北上市長が議長を務めています。

　昨年度は7月に開催し、私は市長として初めて出席。会議では、ポスト桜シーズンも紅葉ツアーで連携する、などの意見が交わされました。この北東北3市の連携を、さらに深めていきたいと思います。

　北上市長　八重樫　浩文

(広報きたかみ令和6年4月号「お元気ですか市長です。」より)

広報きたかみ令和6年4月号

(4) みちのく三大桜名所

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