(21) 地元の夏祭りは元気の源
地元の夏祭りは元気の源
先月11日、口内町の第19回浮牛城まつりに参加しました。おととしは市長就任直後で殿様役としてパレードに加わりましたが、昨年と今年は、メイン会場で大名行列を出迎えする側で、来賓あいさつや鏡開きの一役を務めました。
浮牛城は、かつて伊達領最北の城として明治維新まで南部領境の警備に当たっていたとされ、口内大名行列は、慶応2年に仙台詰めの領主が領内視察のために口内入りした際の様子を再現したもので、地域住民主体で平成19年から開催されています。当日は、朝の準備から夜の花火大会まで、消防団や交通指導員など、地元住民総出でお祭りを盛り上げていましたが、駐車場には、県外ナンバーの車も多くあり、祭りに合わせて帰省している人も多いと聞きました。「関係人口」と称せられる第二市民とも言うべき皆さんも祭りを支えています。
同日開催の口内町民俗芸能発表会は42回目を数え、口内鬼剣舞、行山流口内鹿踊、八谷崎太神楽のほか、仙台鬼剣舞同好会や招待芸能の中野七頭舞などで観客を大いににぎわせました。市内でも、同地区内で鬼剣舞と鹿踊と神楽の三つを伝承して守っている事例は極めて珍しいと思います。
口内地区に限らず、市内各地の夏祭りも多彩でおのおの魅力的ですし、より地域に根差した盆踊り大会は8月中旬に集中しています。普段は県外で暮らしていても、墓参りで帰省する親族、学生さんも多いでしょう。この機会に地元のエネルギーをしっかり充電するとともに、「心のふるさと」の良さを再認識し、県外でも地元および北上市を発信していただければと思います。
北上市長 八重樫 浩文
(広報きたかみ令和7年9月号「お元気ですか 市長です。」より)
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更新日:2025年09月19日