夏油温泉由来記

 夏油温泉は、栗駒国定公園の北端、ブナの原生林に囲まれた夏油渓谷に臨む古い温泉で、江戸時代の温泉番付では西の大関紀州の本宮温泉と並んで東の大関と記された名湯です。

  発見の由来については、経塚山に万徳寺を建立した慈覚大師が斉衡3年(856年)に発見したと記されており、夏油山中には慈覚大師にまつわる伝説が多く伝 えられています。しかし一方では、永和元年(1375年)平家の落人の末裔であるマタギの四郎左エ門が深傷を負わせた大白猿を追ったところ、湯浴している 白猿を見つけ「白猿の湯」と名づけたとも伝えられています。これら発見の由来の真偽は定かではありません。

 夏油温泉は駒ヶ岳の西麓にあることから、古くは「嶽(岳)の湯」とも言われていました。夏油とはアイヌ語の「グット・オ」(崖のある所の意)から来ているとか、冬の豪雪で利用できなくなるため夏の湯「夏湯」と言われ、お湯が夏の日差しでゆらゆらと油のように見えたので後に「湯」が「油」になって現在の「夏油」になったとか言われていますが、判然とはしません。  

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更新日:2019年02月28日