も~っと!「きたかみ牛」

最近、皆さんは牛肉を食べていますか?北上で育てられた「きたかみ牛」は、東京の食肉市場で高い評価を得ている良質な牛です。「きたかみ牛」の魅力を探ってみましょう。

 

きたかみ牛とは ?

 

 平成5年10月の東京食肉市場で行われた「平成5年度全国肉用牛枝肉共励会」で「きたかみ牛」が最優秀賞を受賞。これをきっかけとして市内の畜産農家の皆 さんがたゆまぬ研さんを積み重ね、優れた素牛(子牛のこと)を導入し、管理技術の向上をはかった結果、現在の「きたかみ牛」の銘柄が確立されたのです。

 平成7年8月からは東京食肉市場へ出す枝肉に商標である「きたかみ牛」の押印を開始。その後さらなる銘柄の確立に向けた関係者の一丸となった努力もあり、 毎年のように県や全国の大会で優秀な成績を収め続けています。平成22年には「きたかみ牛」から「第12回全農肉牛枝肉共励会」において名誉賞受賞牛も出 ております。

 「きたかみ牛」の9割は首都圏へ出荷されています。肉の色が淡くてサシが多く、甘みがあることから大変好評を博しています。

 

安全・美味な「きたかみ牛」を丹精込めて育てています

 

牛とのふれあいを大切にしています 

 

 

高田耕造さん(JA北上地域肉牛部会)

 

 牛は昭和44年から飼い始めました。最初はたい肥をとるのが目的でしたから、10頭くらいでした。一番多いときで250頭ほどになり、平成4年の牛肉輸入自由化を機に、平成6年から黒毛和種の肥育に取り組んでいます。現在は繁殖を導入して、一貫経営を行っており、常時200頭前後がいます。

 麦やとうもろこしが配合された飼料をもとにした自分なりのえさをどのように与えるかでだいぶ試行錯誤しました。稲ワラがポイントでした。輸入品はいっさい使わず、地元の二子のものしか使ってません。

 最初は前沢に追いつけ追い越せだったんです。これで生活していますから儲けたいという気持ちも全く無いわけではないんですが、むしろ産地形成のためにみんなで取り組んで、北上の肉牛生産の底上げをしたかったんです。おかげで現在、東京で共励会や共進会などと呼ばれる牛肉の品評会が行われると、きたかみ牛は 平均して高い評価を得ています。一部の牛はすごくいいけどあとは全然だめと言うような感じではなく、落ちこぼれが少ないんです。平均単価からすると、決して国内の有名ブランド牛に負けていません。

 気を付けているのは、出荷直前にストレスを与えないようにすることです。そこで普段からスキンシップを心がけ、呼べば喜んで寄ってくるような関係を作ることに心を砕いています。

 

 

んめがらすぅ食ってけで 

 

「ビーフレディースきたかみ」

 

 平成13年12月、市内の肉牛生産者の奥様方がメンバーになって、「ビーフレディースきたかみ」が設立されました。代表は、「全国肉用牛経営発表会」の経営技術部門で農林水産大臣賞を受賞した千葉洋子さん(藤根)です。

 自分たちが普段育てている牛が実際に扱われている所へ出かけていって、PR活動の販売促進はもちろんですが、消費者が何を求めているかを把握し、今後の農家経営に役立てようというものです。

 また今後は、牛肉を利用した料理を研究し、講習会などを開いて牛肉のおいしさをもっと知ってもらうという活動も行うことにしています。女性ならではの視点での活躍が期待されます。

この記事に関するお問い合わせ先

農業振興課 園芸畜産係


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岩手県北上市芳町1-1本庁舎3階
電話番号:0197-72-8238
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更新日:2019年02月28日