展勝地の新たな100年がスタート 座談会でビジョンを共有(2021年5月21日)

展勝地開園からちょうど100年を迎え、同園を舞台に活躍する7人が展勝地レストハウスに集い、座談会が行われました
和賀匡彦(まさひこ)氏
北上青年会議所の本間大樹(だいき)理事長
参加者たちは陣ヶ丘に登り、100年前の開園式と同じ場所で祈念祭を行いました

展勝地開園からちょうど100年を迎えた5月21日、同園を舞台に活躍する7人が展勝地レストハウスに集い、座談会が行われました。

「展勝地のこれまでの100年とこれからの100年を考える」をテーマに、展勝地開園100周年記念実行委員会が主催。会長の髙橋市長が「今日で第1幕から第2幕へステージが変わる。先人たちが思い描いた展勝地にするために、私たちが何をすべきか皆さんと考えていければ」とあいさつしました。

その後、国見山廃寺の復元模型図面の作成に関わった有限会社加藤設計の加藤康久氏が自身の取り組みを紹介。講演では、北上市景観審議会会長で弘前大学大学院地域社会研究科研究科長の北原啓司氏が「我々は100年先を生きることはできないが、100年先の風景を作る関係人口にはなれる」と、展勝地の景観を次世代につなぐために必要な視点を語りました。

座談会には、株式会社展勝地の軽石倫史(ともひと)社長、ガイア展勝の会の和賀匡彦(まさひこ)氏、(公社)北上青年会議所の本間大樹(だいき)理事長、利根山光人記念美術館専任研究員でNPO法人立花展勝会の菊地仁美氏の4人が参加。

北原氏の講演を受けて軽石氏は「展勝地を大事な場所と思ってもらうことが重要。さまざまなアクションを起こして、関係人口を増やせれば」と話し、みちのく民俗村の運営に関わる和賀氏は「多くの人が訪れて遊び、学ぶ場になれば。そのためのメニューを作っていきたい」と展望を語りました。

まちづくり人材の育成事業を行う本間氏は「地元のことを思って活動する人を育て、子どもたちに文化を伝えていければ。人の心が集まる場として展勝地を残していきたい」と強調。菊地氏は「老若男女が共通のイメージを持って今後の展勝地を作ることが重要であり、若い人を引き込む戦略が必要」と話しました。

その後、参加者たちは陣ヶ丘に登り、100年前の開園式と同じ場所で祈念祭を行いました。神事を通じて、展勝地のこれまでの100年に感謝し、これからの100年の安全と繁栄を祈りました。

本行事を皮切りに、関係機関や地域づくり組織の若手メンバー、高校生らがフィールドワークやワークショップなどを行う「展勝地100年ビジョン創造事業」を実施します。これからの展勝地についてビジョンをとりまとめ、10月の記念式典での報告や、今後刊行する記念誌での掲載を予定しています。

この記事に関するお問い合わせ先

都市プロモーション課 広報コミュニケーション係


〒024-8501
岩手県北上市芳町1-1本庁舎2階
電話番号:0197-72-8230
メールでのお問い合わせはこちら
このページに関するアンケート

より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。

このページは探しやすかったですか



探しにくかった理由は何ですか(複数回答可)



このページの内容は分かりやすかったですか



分かりにくかった理由は何ですか(複数回答可)



更新日:2021年06月07日