高校生がVR疑似体験で認知症への理解を深める(2021年9月28日)

VR(バーチャルリアリティ)認知症体験会は9月28日、専修大学北上高校で行われました。

若い世代の認知症に対する理解を深めるため、岩手県社会福祉士会中部ブロック、注文のやんべな料理店プロジェクト、認知症フレンドリープロジェクトが主催。株式会社シルバーウッド(本社:千葉県浦安市)が提供するVR技術を活用した体験プログラムを通じて、同校の生徒46人が認知症の症状を疑似体験しました。

はじめに同社の大野彩子氏が、脳機能の低下によって起こる中核症状、周囲の対応や心理状態によって起こる行動・心理症状など、認知症の症状をオンラインで説明しました。

その後VRゴーグルを装着した生徒たちが、距離感がつかめなくなる「視空間失認」の症状を疑似体験。車から降りる際の段差がまるでビルの屋上のような高さに感じるなど、当事者の視点を再現した映像が流れると、生徒たちからは「怖い!」「何をされるのだろう」と声が挙がりました。

ほかにも「レビー小体型認知症」の症状である幻視などを疑似体験し、当事者への適切な接し方について意見交換を行いました。

参加した大場隆也さん(2年)は「今後は当事者の気持ちに共感して声掛けができれば」と理解を深めていました。

VR(バーチャルリアリティ)認知症体験会は専修大学北上高校で行われました
大野彩子氏
当事者の気持ちに共感して声掛けができればと理解を深めていました

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更新日:2021年10月01日