(31) 戦後80年の節目に北上平和記念展示館を市営化
戦後80年の節目に北上平和記念展示館を市営化
もうすぐ81回目となる8月15日の終戦の日を迎えます。全国的には戦没者追悼式を8月に開催する自治体が多いですが、今年の北上西和賀地区戦没者追悼式は4月30日に行われました。昨年8月に終戦80年の節目を迎えた後の最初の追悼式でもあり、私は実行委員会会長として、あらためて現在の平和の重みと命の尊さを深く胸に刻み、愛する故郷と家族から遠く離れた地で命を落とされた先人の皆さんに思いを致し、心を込めて式辞を述べました。
一方、私の地元飯豊町遺族会主催の追悼式は8月下旬に行われますが、こちらには遺族の一人として参列する予定です。私の大叔父はフィリピンにて25歳で戦死しましたが、遺骨は戻っておりません。
本市には、旧和賀町藤根の元教師 故高橋峯次郎氏が残された「七千通の軍事郵便」などを保存・展示すべく、藤根地区の皆さんからの要望により市が旧藤根生活センターを改装した「北上平和記念展示館」があります。昨年度まで約24年にわたり、藤根自治振興会で運営してきましたが、市で管理運営すべきとの要請を受け、戦後80年の節目に同館を市営化しました。長い間、市内外から多くの見学者を受け入れていただき、何より市内の多くの小中学生が訪れ、全市的に重要な平和教育の場となっていることなども勘案しました。以後は、軍事郵便はじめ貴重な資料が市の所有となり、市が責任をもって保存・管理・活用していくことになりますが、これまでどおり入館料を無料としており、多くの人々が訪れて下さることを願っています。
世界を見渡すと、残念ながら各地で紛争が起こっています。平和が決して当たり前のものではないと感じます。戦争の悲惨さと、絶対に起こしてはならないという強い思いを、後世に伝えていくことが大切であり、そのための貴重な伝承施設としてしっかり運営していきます。
北上市長 八重樫 浩文
(広報きたかみ令和8年7月号「お元気ですか 市長です。」より)
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更新日:2026年07月17日